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くそう、泣いたよ。泣いたとも。
あ、ディープなコノハラーで
「私、先生の作品にとやかく言われるのにガマンなら無いんです！」ってひとは
さ、お帰り下さい。とっとと。
かえった？
大人しか読んじゃだめよ？
他人の感想に激昂するようなお子様は
ここは参加不可能です。
さようなら。
ちなみに、ワタシは木原作品はほとんど持ってる。
ファンですから。
ので、作品についてというよりも
この恋愛についての感想です。
相手の寛末にムカツクと皆が言うが、
言いたかないが、これ自業自得だろう？
このどうしようもない、しょうもない男に
惚れちゃうおまえがしょうもないって！松岡！（主人）
散々泣いた私が（だって、せつないんだもんよー）言うのもなんだけど
この松岡、変だって。みんな冷静になれよー
優しいとか、気を使うとか、
いいように取れるけど要は自己保身の塊だよこいつ。
客観的に見てみなよ。最低だよこいつ。
全部しかけてるじゃん！散々、たのしんでるじゃん！
ちゃんと断れよドライブ。悪者になったって、人として仁義として
やらなきゃいけないことあるでしょうが。
場当たり的にいい人しようとして、結局自分のためだけに。
やなヤツだよ？充分。主人公。
もちろん、寛末はいわずもがななんだけど。
あるいみお似合いだよ。
恋愛だってさー。
これ、女友達の話だったらどうよ？
いるよね、こういう執着系の女。よくいるよ？
愛してくれた記憶がすべてで、その後どんな状況になっても
「あんなに愛してくれた。あの優しい時間がわすれられない」
だってよ？はあ。「忘れられない」さいですか。
忘れられないのは、「愛されてた自分」じゃねえの？
うざーい。
こいつらの恋愛、全体的にうざーい。
絶対ありえない。私の美意識として、この恋愛はありえない。
まさに
「美しくないこと」だよ。この恋。
皮肉なんだろうなあ、このタイトル。もの凄い皮肉。
で、つまり。
よくもまあこんな醜悪な恋愛を白日の下に晒して
読者を嫌悪感でいっぱいにしておきながら
最後まで読ませてなおかつボロボロ泣かせるとは。
木原先生、天才だよ。
なんでこれが文学じゃないのか、そこに一番憤りを感じるね。
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そうだよねー。そうなんだよ。松岡、女装してたときとかものすごく寛末を翻弄してて、酷いやつなんだよね。で、その後自分も酷い目に合う（笑）。自業自得なの。でも寛末もひどい（笑）。
木原先生の話には、完璧にいい人とかかっこいい人は出てこない。酷いやつとか嫌な奴が恋愛でメロメロになっちゃう話だよね。で、その中のどこかに自分を見つけて、あるいはあまりに切なくて哀れで、皆泣くんだよね。
ホント、天才。文学のくくりに入れてもいいと、思うんだけどなあ。
2008/3/2(日) 午後 0:49
BLが隠れてる事が、ときどきすごっく違う！といいたくなる時があるよ。作品によっては。いや、だからといって晒し者にされる勇気はありませんけどね？ちょっと優越感も感じるなー。BL読んでないやつにはこの楽しみはないんだもんね。私たち、世界を多分3倍くらい楽しんで生きてるよね？いや、もっとかも。
2008/3/2(日) 午後 4:06
あははは。いるいるこういう奴。みたいな感じでアタシもこのタイトルは皮肉なんだろうか。それとも逆説的なんだろうかと思いましたよ。
振り回されてる奴って、振り回されてるんじゃないのね。自分で振りまわってんの。そんな男の何処がいいって周りは思うんだけどね。完璧に共依存状態。これも、一歩手前だと思うんだよ。
でも、読みながら泣いちまうのは何故？？？
2008/3/2(日) 午後 4:53
ああ、うんうん、いるよねああいう女。でもさ、寛末にむかつくってことは、一応「オンナ」の側に感情移入して呼んでるんだなと思ったよ。
この作品こそ、マジで直木賞狙ってもいいんじゃね？と思ったな。最近は賞とってもつまんないの多いからさー、木原さんなら実績もあるしねぇ。
2008/3/2(日) 午後 10:45