MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

赤字続きで株価ラジオ中継終了…届かぬ存続望む声

 株価をリアルタイムで中継していた短波ラジオ番組が3月末で終了し、目の不自由な人や高齢者らリスナーから放送局に存続の要望が殺到している。問い合わせは約2週間で1000件を超えた。「ラジオだけが投資の窓口なのに」と、投資の機会が失われることを危惧する声が多いが、復活は難しい情勢だ。

 中継が終了したのは日経ラジオ社(東京)が短波放送で伝えていた「株価実況」。東証1部上場の全1700強の銘柄の株価を午前9時から午後3時までの取引時間中と終了後に読み上げるという内容。目の不自由な人やパソコンを扱えない高齢者、農作業や工場勤務で日中手が離せない投資家の間では根強い人気があった。いまなお40万人近くのファンがいるとされる。

 日経ラジオ社によると、システムの維持管理費に加え、東証へ納める株価情報提供料が収益を圧迫し、事業の継続断念を余儀なくされた。今後はパソコンなどを利用する投資家向けに、株価の分析や値動きの背景解説に力を置いた番組づくりを進めるという。

 株価中継はかつて、証券会社の協力金にも支えられていたが、経営難を理由に出資の打ち切りが相次いだ。その影響で2002年3月末にいったん放送中止に追い込まれたが、リスナーの強い要望で06年4月に復活した経緯がある。日経ラジオ社の担当者は「復活後も証券会社の協力は得られず、この3年間はほぼ持ち出しで赤字幅が拡大していた」と苦渋の決断だったと明かした。

ZAKZAK 2009/04/21

短波ラジオ

芸能ニュース

もっと見る