期待しすぎ!?赤旗記者ら、映画「蟹工船」に空回り
松田龍平「(原作は)読んでないですね」
今年夏に映画となって公開される小林多喜二の小説「蟹工船」。今月半ばに都内でお披露目会見が行われたが、完成を待ちわびていたのはキャスト、スタッフだけではなかったようだ。
「赤旗の記者が複数で相次いで質問していた。監督や俳優たちに『原作本を読んだの』『小林多喜二についてどう思うか』など尋ねていた。普通、あまり質問しない媒体なので意外だった」
こう話すのは映画関係者。
赤旗はいわずとしれた日本共産党の機関紙。この手の会見は、カメラマンは別にして各社1紙につき記者1人というのが普通だが、この会見に関しては「赤旗関係の方は5、6人ほどいたようだ」(同)というから、共産党の映画にかける期待の大きさがうかがえる。
しかし、赤旗記者の熱意あふれる質問に返ってきた答えは少々つれない。SABU監督は「映画化が決まってから初めて読んだ」。労働者を虐げる現場監督役の西島秀俊は「読んだけれど原作から離れたイメージで演じた」。主演で労働者のリーダーを演じた松田龍平(25)に至っては「読んでないですね」とあっさり。
さらに、原作者への思いを聞かれても出席者は困った表情で、ややすれ違いの感があった。
「蟹工船」といえば、ワーキングプアの象徴として昨年は流行語大賞のトップ10に。麻生政権の景気対策や、“派遣切り”の社会情勢を背景に、新潮社の文庫版は160万部を突破する大ベストセラーになった。
共産党の党勢拡大にも貢献したようで、赤旗を21年ぶりに部数増に導いたとも。それだけに、映画の会見に大量の記者を動員するのは無理からぬことか。
肝心の映画のデキだが「SABU監督らしいスタイリッシュな映像でシュールなギャグも詰まっている。パッと連想されるような重く苦しい内容ではない」と宣伝担当。監督は「小林多喜二にも自信を持って、これが『蟹工船』だと言える」と胸を張っているという。
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ZAKZAK 2009/04/21
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