北九州市と周辺自治体で活動する市民団体が集い、情報交換を行う「北九州市民サミット2009」が18日、八幡東区平野1丁目の九州国際大・KIUホールであった。同実行委員会主催、西日本新聞社など後援。
サミットには特定非営利活動法人(NPO法人)やボランティアなど約30団体が参加。「活動を続ける理由」をテーマに活動内容などをプレゼンテーションした。
知的障害児の余暇時間有効利用をテーマに活動する九州共立大と九州女子大(八幡西区)のサークル「アダプテッド・スポーツ研究会」は、月2回開催のダンス教室や、昨年10月に夜須高原青少年自然の家(筑前町)で行ったキャンプの様子を報告した。
閉じこもりがちな子どもの笑顔を取り戻すためには「スタッフ全員が取り組みの意図や意識を共有することが重要だ」と発表。研究会の甲斐翔(つばさ)主将(21)は「子どもたちや保護者の『明るくなった』『元気になれた』という声が励みになっています」と語った。
同実行委員の岩丸明江事務局長は「お互い知り合うことで刺激を受けた。相乗効果となり、これからの活動に力を入れることができる」と話した。
=2009/04/19付 西日本新聞朝刊=