松下竜一さん夫妻の人生描く二人芝居…中津で2月上演
環境問題で市民運動の先頭に立った大分県中津市出身の作家、松下竜一さん(1937〜2004年)と妻、洋子さん(60)の生き様を描いた二人芝居「かもめ来るころ〜松下竜一と洋子〜」が来年2月6日に大分市、同7日に中津市で上演される。
二人芝居は、父の豆腐屋を継いだ松下さんが1967年から1年間、病弱ながら懸命に働き、洋子さんや両親への思いをつづった生活記「豆腐屋の四季」をベースに、企画会社「トム・プロジェクト」(東京)が制作した。
舞台では松下さんを俳優の高橋長英さん(66)、洋子さんを斉藤とも子さん(47)が演じ、家族の絆(きずな)や2人の生き様を描く。
トム・プロジェクトの岡田潔代表は「松下さんが発した言葉、思いは環境破壊などが進む21世紀を救うバイブルになるのではないか」と話している。
大分公演はiichiko総合文化センターで開かれる。前売り券は一般4000円、大学生2000円、小中高生1000円。当日券は各500円増し。
中津公演は中津文化会館で開催。前売り券は一般3000円、中学生2000円、小学生1500円。当日券は一般のみ500円増し。
両公演とも午後6時半開演。問い合わせは大分公演事務局(097・535・9533)、中津公演事務局(0979・23・1134)へ。
(2008年12月13日 読売新聞)