2009年4月22日15時1分
着陸時に滑走路に接触したJALの機体の主翼。先端のライトが損傷した=22日午後0時25分、大阪空港、荒元忠彦撮影
また、翼の下にエンジンがあるボーイング機などと違い、事故があったDC9―81型の機体はエンジンが後部にあるため、その分、車輪の脚が短い。「だから機体が傾いた場合に接触する可能性は、他の機種よりも高い」と言う。
航空評論家の青木謙知(よしとも)さんもこの機種の特徴について「同じ乗客規模の他の機よりも主翼が長いのが特徴であり、それが災いした面もあるのかもしれない」と指摘する。
国土交通省は機体の破損状況を詳しく調べ、ライトのほかにも、翼などに大きな損傷が確認された場合には、航空事故や事故に準ずる重大インシデントとして扱うことも検討している。原因については、風の影響などを中心に調べる方針という。