「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られるマンガ家の水木しげるさん(86)が、7月10日発売の「ビッグコミック」(小学館)で新連載「遠野物語」を開始することが明らかになった。
「遠野物語」は民俗学者の柳田国男さんが、天狗や河童などの妖怪や、神隠しなどに関する日本の伝承を編さんしたもの。25日に発売された同誌13号に掲載された予告によると、マンガでは、岩手県を舞台にした「妖怪と怪異の絵巻」になるという。
水木さんは鳥取県出身。64年にデビューし、「ゲゲゲの鬼太郎」のほか、「河童の三平」「悪魔くん」といった妖怪や怪奇現象を描いた作品で知られる。07年には、「のんのんばあとオレ」で、仏アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞している。【渡辺圭】
2008年6月26日