2003年11月09日更新 【IBM ThinkPad X31のハードディスク換装と起動FDの作成】 2003年11月19日変更
【注意】 パソコン関係の記事のトップはhttp://duran.jp/vine/index.cgi?target=3です。

【御知らせ】 最新の記事(2007年09月01日)はhttp://duran.jp/vine/index.cgi?no=148の
「IBM ThinkPad X31のリカバリ、USB HDドライブ編の最終版です」

【1、この記事】【2、パーティション操作編】【3、USB HDドライブ(起動FD改良)編】【4、Backup・Restorソフト編】

機種はIBM ThinkPad X31 2672-CBJ で、初期のHDの状態は40GB(37.26GB)全領域Cドライブです。
ネット上に公開されている先達方々の資料を参考にしました。
★、参考させて頂きました主なサイトです。
★、不可視リカバリ領域を可視化して、コピー保存作業です。
01、私の場合、AcronisのPartitionExpert2003でCドライブを分割、5GB位のDドライブを
   FAT32でフォーマットして作成しました。
   このFAT32のドライブはHPAを可視化して保存する為の領域という事です。

02、一度電源OFFして、電源再投入(昔、最低でも10秒待てと教わった記憶があります)した時、
   To interrupt normal startup press the blue Accese IBM button のメッセージが表示されますので
   Access IBM ボタンを押し、Access IBM Predesktop Areaプログラムに入ります。

03、Recover to factory contents を選択(ダブルクリック)します。

04、IBM Product Recovery プログラムが起動して、メインメニューが現れます。「工場出荷時コンテンツうんぬん・・・」
   このメニュー画面でF3キーの選択はありませんが、F3キーを押してDosにエスケイプ。

05、a:\とキーを打ってAドライブに移ります(この時のAドライブは仮想FDDです、もしUSB等でFDDが接続して
   あれば、その接続されたFDドライブはBドライブになります)

06、(方法1)画面ではA:\>となっているのでcd recovery と打ってrecoveryと言うディレクトリに移り
   A:\RECOVERY>になります。FDドライブ(USB接続可)にFDを入れて、copy fwbackup.exe b:と
   copy fwrestor.exe b:とコピーコマンド、FDにこの2つのファイルを複写します。
   b:(Bドライブ)は上記したように本当のFDドライブです。

07、(方法2)画面ではA:\>となっているのでxcopy a: c: /s と打って仮想ドライブAに存在するファイルを
   (サブディレクトリを含め)根こそぎc:にコピーします。私の場合は131個のファイルをコピーしました。
   当然上記のfwbackup.exeとfwrestor.exeの2つのファイルもコピーされます。
  
【注】ここでのc:(Cドライブ)は、先程作成したFAT32のDドライブを指します。現状ではNTFSを認識しないので
   本来のCドライブが見えず、この場合、Dが仮のCドライブになっている(と思う)。
   この後、cd recovery と打ってrecoveryと言うディレクトリに移りA:\RECOVERY>にします。

08、A:\RECOVERY>になっていますから、fwbackup size=640 file=c:\imgset とやって入力します。

09、そうするとDos上でのCドライブ(本当はDドライブ)にimgset.001からimgset.005の(私の場合)5つの
   ファイルがコピーされました。これが不可視だったRecoveryフイル(HPA)です。CD-Rにコピーすれば5枚、約3GBです。

10、根こそぎコピーしたファイルは仮にD2D-disk01とD2D-disk02という名前のフォルダを作って保存しました。
   このファイル群は後で活用できるかもしれませんが、今のところ宝の持ち腐れです。

11、パソコンを再起動して確認します。画像はDドライブの中身です。この中にRECOVERYというサブフォルダがあり、
   その中にFWBACKUP.EXEとFWRESTOR.EXEがありますので、後の作業で起動FDの中にコピーします。
   (06でFDにこの2つをコピーした場合は、それを後の作業で起動FDの中にコピーします)
★、換装するHDの事前作業と起動FD作成の作業です。

  USB2.0外付2.5HDDケースに、これからX31に換装するHD(新品のHTS548040M9AT00・40GB)を
  装着してフォーマット&imgset.001からimgset.005の5つのファイルをコピーします。

11、AcronisのPartitionExpert2003でハードディスク全域FAT32でフォーマットしますが、
   この時に約3.5GB分を空き領域(未割り当て領域)にします。
   フォーマットしたドライブ(ここではEドライブになっています)に imgset.001からimgset.005の5つの
   ファイルをコピーします。

12、Win98(SE)の純正起動ディスクと自筆で書いてあるFDを利用して起動ディスクをでっちあげます。
   この時に fwbackup.exeとfwrestor.exeをコピーします。
   リンク先は起動フロッピーディスクの中身と、AUTOEXEC.BAT CONFIG.SYSの内容です。

*FDのフォーマットはXPで「MS-DOSの起動ディスクを作成する」オプションを付けてフォーマットしました。
*FDの容量が足りなくなるので不用なファイルは削除しました。他は全て上書きと追加です。
*ついでにパナソニック USB2.0接続 ポータブルCD-R/RWドライブ のドライバも一緒に組み込みましたが
  この時点は単にDOS上でCDドライブの中身が読める程度の検証しかやっていません。
13、パソコンの電源をOFFして、ハードディスクを換装します→外付けドライブは
   USB外付けFDD(私の場合ロジテックLFD-31U2)とパナソニックKXL-RW40ANを接続して作成した起動FDを入れます
   →電源再投入します。
   To interrupt normal startup press the blue Accese IBM buttonのメッセージが表示された時にF12キーを押します。
   ブートメニューが表示されるので、一番上のRemovable Devices を選択します。

14、メニューで2のKXL-RW40ANを選択します。(KXL-RW40ANはここでは使いません、あくまでもドライバの確認です)
   ===Connect the target device to USB port.===
   ===Press [ENTER] to continue. ===と表示されたらEnterキーを押します。

  ...Scanning USB Devices...の表示が出て30秒くらい待ちます。A:\>の表示になります。
  Dosモードです。とりあえず、何のドライブが有効になっているのか dir で確認しました。
  A=USBFDD C=これからリカバリーするドライブ G=KXL-RW40AN(USBで接続したCDドライブ)

15、A:\>となっている状態で、fwrestor file=c:\imgset そうすると imgset.001〜imgset.005の展開(?)が始まり、
   約50分〜1時間で終わります。

16、電源をOFFにして、暫くしてから電源再投入します。(FDは御用済みなので抜きます)
   To interrupt normal startup press the blue Accese IBM button のメッセージが表示されますので
   Access IBM ボタンを押し、Access IBM Predesktop Areaプログラムに入ります。
←各FDの内容一覧画像
←CONFIG.SYS AUTOEXEC.BAT の記述です。
←抽出したファイルの一覧です。
↓の作業関係のハード編画像です。
Recover to factory contents を選択(ダブルクリック)します。
赤で囲ったところです。
IBM Product Recovery プログラムが起動して、メインメニューが現れます。
「工場出荷時コンテンツうんぬん・・・」
The program has detected an error 110 on the partition starting at
sector 63 on disk 1.のエラーメッセージですが、
英語が解らないので「Yes」を選択しました。
次はこれです・・・

The partition table error was successfully fixed!  OKしかありませんよね
Enterキーを押した後、メニューに従います。Y(yes)を押すところが3回あります。
日本語メニューですから、戸惑う事はありませんが、この後
下記のエラーメッセージが表示されます。
リカバリーが始まりました。20分位でしょうか?
その後も再起動を繰り返すので、なす術も無く画面を見ているしかないです。
1回目の再起動は自動ですが
2回目は手動での再起動です。

その後は自動で勝手に再起動
します。
http://homepage2.nifty.com/emotom/x31/x1.htm---ThinkPad X31メモ
この辺りの模様は下記のサイトに
詳しく載っています。
*この記事を参考される方は「自己責任」で御願い致します。*

無事にリカバリーも終って、XPの設定も終わりましたので、Cドライブの容量を確認したところ34.2GBと表示されましたから
初期状態と同じになったと思います。電源を切り、全ての外付けを外しました。そして
電源を再投入してTo interrupt normal startup press the blue Accese IBM button のメッセージが
表示された時、検証する為にAccess IBM ボタンを押し、Access IBM Predesktop Areaプログラムを実行しました。
再度、リカバリーを開始しましたが正常に行う事が出来ました。
The program has detected an error 110 on the partition starting at sector 63 on disk 1.のエラーメッセージは
出ませんでした。
2003年11月15日変更・・11月19日更新記事が最新です。
http://www.thinkpad-club.com/webforum/archive2/tp_x01027.html---ThinkPad Club
http://homepage2.nifty.com/emotom/x31/x1.htm---ThinkPad X31メモ
http://www5c.biglobe.ne.jp/~toyosaki/tpx31.htm---ThinkPad Personal Load Test Report ThinkPad X31(2672-JHJ)
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/8420/0301nikki.htm
http://www.nifty.com/webapp/digitalword/index/alpha_a.htm---デジタル用語50音順索引

(DOS関係)
http://www1.odn.ne.jp/tetsuzou/msdos/index.html---MS-DOS 編MS-DOS COMMAND
http://www.1point.jp/~ik-net/MS-DOS.htm---MS-DOS
http://sstagenet.hp.infoseek.co.jp/soft/index.html---MS-DOSの知識
http://www.valley.ne.jp/~kazu-ma/changehd.html---ハードディスクの交換
http://www.netjapan.co.jp/FAQ/PQ_test/di/dij2.0test5.html---Drive Image 2.0 日本語版 実験工房 その5
http://www9.ocn.ne.jp/~pcvolu/index.htm---パソコンふぉあ障害者ず

その他、多数のサイトと参考ファイルに感謝・感謝です。
http://databackup.hp.infoseek.co.jp/---Data Backup memo
(リンクしています)