 |
2009年4月21日(火) 19:15 |
|
 |
大成製紙が排水の水質データ改ざん
津山市にある製紙工場が、基準の2倍近く汚れた排水を川の水などで薄めるなどしてデータを改ざんしていたことが明らかになりました。 改ざんは10年前から行われており岡山県では行政処分なども視野に入れた対応をとるとしています。
データの改ざんが明らかになったのは津山市の大成製紙です。 この工場では、ピーク時には県や津山市の水質基準の2倍近く汚れた排水を加茂川に放流していましたが、3年前からある偽装を行っていました。 このほか記録が残る10年前から今年にかけて、工場の従業員が記録する排水のデータを基準以下に収まるよう書き換えていたほか2年前からは水質の自動測定装置にも上水道を混ぜる配管を取り付け排水の濃度を薄めていました。 大成製紙は21日、県と津山市に対し一連の偽装についての報告書を提出し謝罪しました。 その上で排水処理設備の改良や生産ラインの一部停止などの再発防止策を示しました。 これまでに人体や環境への影響の報告は入っていませんが、県と津山市では22日、工場の立入り検査を行い行政処分なども視野に入れた対応をとることにしています。
|
|