☆ね年…外界がやかましいと思うが、実は心がやかましく鳴っている
☆うし年…煩悩は払おうとするほど湧き出づる。さもあらばあれとまかす時消ゆる
☆とら年…闇夜も月光が射せば道があらわる。仏の光に心の闇は苦にならず
☆う年…人間の知恵は相対に働く。相対を越えし時、仏の智恵が働く
☆たつ年…あまり気を使わずに、なるようになるから。今日のことを努めて開運とせよ
☆み年…もち米をついてついて鏡もちとなる。努力なるかな
☆うま年…無常不安の中に安心を見出す工夫をせよ
☆ひつじ年…子を養って父母の恩を知り、身を立てて人の辛苦を知る
☆さる年…金銭を持ちながら、不満多きは貧者に劣る
☆とり年…人生五十を過ぎれば、自然の妙味に驚く。自然に頭が下がる
☆いぬ年…分不相応の名誉を受けることを避けて吉を得る
☆い年…進歩より退歩を学んで、他日の発達となる
(松雲庵主)