最終更新: 2009/04/22 01:20

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和歌山カレー毒物混入事件 林被告「誤った裁判によって命を奪われることが悔しい」

1998年に和歌山市で起きた毒物カレー事件で、1・2審で死刑判決を受けた林 真須美被告(47)の上告を最高裁判所が棄却し、死刑が確定することになった。
林被告は1998年7月、夏祭りでカレー鍋にヒ素を混入させて、4人を死亡させるなどした殺人などの罪に問われ、1・2審で死刑判決を受け上告していた。
判決で最高裁は、カレーに混入されたものと特徴が同じヒ素が自宅から発見されたことや、不審な挙動が目撃されていたことなどから、「犯人であることは、合理的な疑いがない程度に証明されている」と判断し、上告を棄却した。
これで林被告の死刑が確定することになる。
遺族の鳥居 百合江さんは「この判決を聞くために、一生懸命傍聴もしたし、自分なりに頑張ってきたつもりです」と話した。
一方、林被告は弁護団を通じて、「誤った裁判によって命を奪われることが悔しくてなりません。冤罪(えんざい)を晴らすために、こん身の努力をしていきたい」とコメントしている。

(04/21 21:04)


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