真名あきら
2010年04月11日
ここは「腐母の魔窟小屋」です
ここは「腐母の会」の寄り合い部屋「腐母の魔窟小屋」です。
大人だけど、母だけど、毎日楽しく腐っている。
そんな方たちの寄り合い所です。
緩く、楽しくつながりましょう。
どんな萌えどころの方でも大歓迎。
会員規約は「大人であること」「腐っていること」だけです。
開設 会長のお言葉(笑
会員名簿 会員さんたちのサイトリンク兼名簿です。
掲示板 掲示板です。会員になりた〜いでも、始めましてでも、
こんなことしませんか?でも、御自由にお使いください。
お題 毎月決まったお題にそって、いろいろなことをお話ください。
作品UPでも、それに対する萌えでも構いません。
雪崩 こんなお題から、こんな遊びが出来ちゃった。
あの人のキャラで、こんな妄想しちゃった。思考の雪崩遊びです。
その他、オススメレシピや、美容教室。など、大人の女として役立つことも一杯。
あと、細かい事に関しては、「お知らせ」欄をもう一度見直してくださいませ。
いろいろ多くなってサイト案内みたいなものを作り損ねてるのに気付いた、カ
スタマイズ担当、あきらでした。
2009年04月16日
桜の散り際も見事に
何処かの某あわてんぼう奥様を見習って、ちょっとお誘いしてみました。
第二弾! 久々の二次創作です「サ/ム/ラ/イ/戦/隊」(検索除け(笑)で。
ふじP〜さんの桜のイラストが見事です!!!
花は桜樹
「ちくしょー、何で勝てねーんだよ!」
庭での修練は、朝食前の恒例だ。
サムライとしての修練は、繰り返すことで初めて身に付く。
現代っ子気質の千秋には、どうあっても馴染めず、最初は生あくびを噛み殺すのがせいぜいであったのが、この数週間で見違えるほど、精を出すようになった。
以前の千秋とは段違いと云っても良い。だが、それでも他のサムライ連中に比べれば、まだまだ一段も二段も落ちる。
今日も、ひたすら丈瑠にかかっていっては叩きのめされていた。
「無理だ。お前の腕前は俺たちより数段下だ。もっと稽古を積むんだな」
上から睥睨されるような言い草に、カチンと来た千秋が立ち上がる。
「何だと、この野郎」
立ち上がった千秋の腕を流之介が掴んだ。
「千秋! 殿のおっしゃるとおりだ。もっと修練を積まねばならん! さ、俺が相手だ」
歌舞伎役者の両親から、厳しくサムライの心得を叩き込まれた流之介は、殿様である丈瑠には絶対服従で、何処か憧憬さえ抱いているような風もある。
だが、そういう流之介の態度は、尚更、千秋をイラつかせた。
――――何が殿だ! 家臣だ? 闘ってるからには同じ仲間じゃねーか!
「お前、馬鹿か! 待て、丈瑠! 俺はまだまいったなんて云ってねーぞ!」
流之介を罵倒している間に、背を向けた丈瑠に、千秋は声を張り上げる。
「仕方が無い。相手をしてやろう」
上がりがまちに腰を下ろした丈瑠に、さっと黒子が茶を差し出した。
それをぐいっと飲み干して、丈瑠は、木刀を肩に担ぐように立ち上がる。
丈瑠本来の剣の形だ。
「ことは。流之介と芙子の相手をしてやれ」
「はい! 殿様!」
素直にうなずくことはに慌てたのは、丈瑠の守役である彦馬だ。
「殿、確かにことはは強うございますが、二人を相手とは…」
「仕方が無い。戦力は上げねばならん。今、俺と同等に闘えるのはことはだけだ。このお荷物を抱えたままではな」
「ふざけんな!」
お荷物扱いされた千秋が、手にした木刀を握りしめ、丈瑠と彦馬に切りかかる。
彦馬は軽くそれを交わし、丈瑠がなぎ払った。
「ちょっと、千秋!」
思わず止めに入ろうとする芙子を、彦馬が押し留める。
「さあ、修練の続きだ。流之介、芙子。二人掛かりでことはに敵わないなどと云う事にならんようにな」
「はい!」
力強く芙子と流之介がうなずく。
庭に咲いた桜の樹から、はらはらと花びらが舞い落ちていた。
「何でこんなことになってんだよ〜」
「うるさい。何でもいう事を聞くと云ったのはそっちだろう」
夕刻、皆が部屋へと引きあげた中、庭を見渡す廊下には横になった丈瑠と、何故か丈瑠に膝枕をした千秋がいた。
丈瑠に一本も打ち込めなかったのが悔しくて、引き上げようとする丈瑠に、「これで勝てなかったら何でも云うこと聞いてやるから、もう一本」と自ら云いはしたが。
「だからって、これかよ。フツーさ、バツ当番とかじゃねーの?」
「お前じゃ、掃除したつもりで散らかすのがオチだ。黒子の手間が増えるだけだ」
「くっそー、パワハラだぞ、パワハラ」
「お前は、俺を『殿』だなんて思っていないだろう?」
丈瑠の反論に、千秋はぐっと詰まった。
「とりあえず、黙って膝貸しておけ。それで済ませてやる」
えらそうな丈瑠の言い草に、ムッとはしたものの、それに反論すれば、倍になってかえってくるに決まっている。
仕方なく、膝を貸して、自らはやることも無いので、庭の桜を眺めていた。
立派な樹が庭に色を添えている。
きっと昔から、ここでサムライたちの闘いを見守ってきたに違いない。
暖かい風が吹く。花の匂いを乗せたソレは、すっかり春の気配だ。
過ぎ行く季節を護る為にも、自分たちは闘う。
「それには、まず、俺が丈瑠を越えなきゃ」
呟いた言葉は、丈瑠には聞こえなかったのか、反応は無かった。
「殿。もうお休みにならねば」
彦馬が、廊下へと丈瑠を探しに来たのは、数刻の後である。
丈瑠は、千秋の膝でぐっすりと安らいだ顔で眠っていた。そして、丈瑠を膝に乗せたままの千秋もまた寝入っている。
「殿。こういう時も、また必要ですな」
彦馬は唇に指を当て、そっと丈瑠たちを運ぶように、黒子に指示をした。
<おわり>
2009年04月12日
背中一面の桜吹雪?<トリメ大明神とコラボ>
桜と聞いて、いてもたってもいられず、時代物を書いてしまうアタクシ。
また何か間違った気はするが、いつものことだ。気にはすまい。
どーせみんな今更だと思ってるだろうし(笑
「若旦那×用心棒」です。
漢受けです。見たくない人は、ここでターン。
でも、トリメさんの豪華イラスト付だぞ。
【武士の背中】―もののふの背中
「とんでもないことをしてくれたなぁ? 端午屋さんよぉ?」
日本橋に店を構える大店端午屋は、その名の示すとおり、元は鯉のぼりを扱う染物屋問屋である。それが先代の頃に商売換えをして、呉服屋となった。
その、押しも押されぬ大店の店先で、騒ぎ立てる男が一人。
「花見に出掛けた先で、この綺麗な着物の尻が、ばりっと破れて、うちのお嬢さんは大変な大恥をかいたんだぜ。どうしてくれるんだ?」
品性卑しいことの露呈した面構えの男が差し出す着物は、柄こそ似てはいるが、明らかに染めの劣った品で、端午屋のものではあり得ない。
「それは申し訳ございませんでした。品物は買い戻させていただきます」
主人の伊衛門は、役者のような美しい面差しに、おだやかな微笑を浮かべ、頭を下げた。
男ではあるものの、そのそんじょそこらの女では敵わない、たおやかな風情に、男が一瞬頬を染める。
「何、わかりゃ、いいんだよ」
懐紙に包まれた金子(きんす)を、そっと手渡される際に、ついっと主人の手を撫でたのは、男にしてみれば、役得と云うものだ。
だが、金子を確認した男の顔が、どす黒く変わる。
「何だ、こりゃあ? ふざけてんのか?」
包まれたのは二朱。端午屋で扱う呉服の一枚どころか、紙入れさえ買えるかどうかという金額だ。
「おや、ふざけているのはそちらさまでござんしょう? こんな安物をこの端午屋の品だとおっしゃるんで? こちらが穏便にすませているうちに、とっととお帰りなさいませ」
美しい顔に、凄みのある笑みを浮かべた端午屋の主人には、何処から見ても、先ほどのたおやかな風情は欠片も見あたらない。
「野郎ッ!」
懐からドスを抜き出した男が、伊衛門に襲い掛かった。
それをするりとかわした伊衛門の後ろから、ぴたりと刀の切っ先が男の喉元へ突きつけられる。
「先生。店先を血で汚すのは勘弁してくださいよ」
伊衛門の後ろから現れたのは、ざんばら髪を無造作に括った浪人だ。こんな場所に大店を抱えるからには、用心棒の一人くらいは飼ってなくてはやっていけない。
「わかった」
大柄な男は、ぶすりとひと言だけ応じると、くるりと刀を返す。
いくら、峰打ちとは云え、こんな大柄な男の太刀を受けては、たまったものでは無い。落とした金子に目もくれず、逃げを打つ男の腰に、用心棒の太刀が叩き込まれた。
もんどりうって男が倒れ付す。
「与吉。片付けとくれ」
既に白目を向いている男を、店の小僧が、主人の命で外へと引きずって行った。
「こりゃ、既に片付いた後か」
そこへ顔を出したのは、町廻りの同心で、ここらを持ち場にしている男だ。
「これは、安藤さま。何か御用の向きで?」
「いいや、ここで何か騒動があってるって云うんで駆けつけただけさ」
にやりと嫌味な笑いを浮かべた安藤に、伊衛門は満開の花のような笑顔を向ける。その伊衛門の後ろで、用心棒は、物騒な表情で、まだ刀の柄に手を掛けたままだ。
「何にもありゃしませんよ。ちょっと、通りすがりの男が店に入ってきたと思ったら、ばったりと倒れまして。小僧につまみ出すように命じたところです」
「ふーん、そうか。用心棒の先生がひと暴れした訳じゃねぇんだな?」
「先生は、うちの帳簿をつけておられます。店にいたところで不審な向きはありゃしません」
刀を抜いたことが知れれば、どうとでも理由をつけて引っ張っていくつもりなのは目に見えている。この同心は、そういう言い掛かりで小金を稼ぐ類の性質の良くない男だ。
「ふん。困ったことがあれば、そっちの先生じゃなく、俺に云うんだぜ?」
「困ったことがありましたら」
伊衛門の如才ない答えに、今日はつけこむ隙が無いと判断したのか、肩をいからせて安藤は帰っていった。
「まったく、あんなサンピンに払う金なんかありゃしないよ。与吉! 塩まいとくれ!」
吐き捨てるように云う、主人の命に、慌てて小僧が台所へ走る。それを横目に、用心棒はようやく刀の柄から手を離し、奥へと引っ込んでいった。
*コレより先、18禁。注意。
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2009年03月29日
こんなものになっちゃった、ヤバイ?
しまった。タダでさえ、クリスマスカップルにしては間違ったものを書いてしまった。と思っていたのに。
続きは完全に鬼畜ヤンデレ攻め突っ走り。
「通り雨」
また、間違っちゃった?
あははは。どうしてこうなるかなぁ。
2009年03月19日
俺の下?
以前、駆け込み下克上 をUPした時に、
「俺の下で泣かせてやる」というのは、騎乗位なのか、それとも攻めかと聞かれて、リバに決まってるといい放ったブツの続きです。
ままたみちゃん、こんなになったよ?
悪い大人・いけない大人
2009年03月13日
ついつい卒業で一本
おふくさんと、修さんの話を読んでいたら、あら不思議。書いてるネタが自然と「卒業」に。
と云うわけで、「癖」3 です。
元々、この「癖」という話は、おふくさんの詩から、お題を頂いたものでして。
一話書いたら、次々と話が膨らんでいってます。
これも、コラボ???
2009年02月25日
え・すえ・むの翌朝
11月後半のお題「え・すえ・む」の翌朝の話を書いてみました。
<しつけのその後> です。
いや〜、ホントはお題が上がってるうちに、こっちも書きたかったんだけど、間に合わなくてタイムアウト。
半分以上上がっていたのにも関わらず、そのまま放置。
今回のお題の再UP。一番やりたかったの、アタシかもしれない。
書いたまま、半ば放置状態の、お題の続きが山のようにあるんだよね(笑
2009年02月21日
お題の設定
魔窟小屋のお題。
現在、うーろん会長が、中国から日本へのお引越しの最中にて、非常に忙しいです。
そこで、ご提案。
今までのお題で、乗りそびれたものや、消化出来なかったものを、自ブログで消化なさっている方もいらっしゃることですし。
今までのお題をもう一度、ここでUPでどうでしょうか?
期間はうーろん会長が落ち着くまで。一応三月おわりまでくらいでどうでしょうか?
続編がある方は、それの紹介でも結構です。
語り損ねたことがある方も、ここで語ってください。
9月「眼鏡」
10月「秋の味覚」「筋肉」
11月「美人受」「え/す/え/む」
12月「下克上」「クリスマス」
1月「年末年始」「こたつ」
2月「バレンタインデー」
もっといいお題があるわ〜〜〜って方は、おっしゃってください。
会長がおっしゃってるように、ここは腐母の会みんなのものです。