インターネットサイトでわいせつ行為を有料で見せたとして、大阪府警生活安全総務課と生安特捜隊などは9日、大阪市中央区淡路町1のサイト運営会社「インパクト」の男性管理者(40)=罰金刑が既に確定=と社員、登録女性ら計6人を同日までに公然わいせつ容疑で逮捕、11人を書類送検したと発表した。「チャットガール」として主婦や女子大生ら約8500人が登録し、昨年だけで約8億7000万円を売り上げていたという。
サイトの名は「ライブチャットViVi」(既に閉鎖)。有料で会員登録した男性がパソコンを通じてわいせつ行為を要求し、見る仕組み。容疑は登録女性の自宅のパソコンに取り付けたカメラで、わいせつ行為を不特定多数の男性会員に閲覧させた、としている。
生活安全総務課によると、サイトは男性約3万4000人が登録する人気で、料金は女性1人と複数男性の会話が1分150円▽1対1なら1分200円。男性が支払った料金の半分が女性の収入となり、年間700万円を稼ぐ女性もいたという。調べに対し、女性らは「自宅で手軽にできた。男性にチヤホヤされるのが快感だった」などと話しているという。【村松洋】
毎日新聞 2009年4月10日 0時48分