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NIKKEI NET

ヒトクローン胚作製を容認、難病の再生医療に限定 政府

 政府の総合科学技術会議(議長・麻生太郎首相)は21日、クローン人間づくりにつながるとして規制法に基づく指針で禁じてきたヒトクローン胚(はい)の作製を難病の再生医療につながる基礎研究に限って認める指針改正案を了承した。文部科学省は1カ月後をめどに指針を改正し、研究者らは同胚の作製ができるようになる。

 ヒトクローン胚は、患者ひとりひとりの体質に合う万能細胞がつくれるとされる。改正指針は、パーキンソン病や脊髄(せきずい)損傷など治療法が確立していない病気の基礎研究に使用を限定。万能細胞の1つである「胚性幹細胞(ES細胞)」を採る場合に限り、ヒトクローン胚の作製と利用を認めた。 (21日 20:06)

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