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スリランカ:反政府組織への降伏期限終了 市民4万人避難

 【ニューデリー栗田慎一】内戦が最終局面を迎えているスリランカで、政府が反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)に通告した降伏期限の21日正午がすぎた。政府軍は「最終戦闘」に向けた準備を開始。人権団体などは市民の犠牲拡大に懸念を示し、改めて双方に停戦を求めた。

 政府軍広報官は21日、北東部の戦闘地域から20日だけで市民約3万9000人を避難させたと発表。「民間人保護には細心の注意を払っている」とし、LTTEの全面降伏か壊滅まで戦闘を続けると改めて強調した。

 国連の推定では、北東部の戦闘地域には依然10万人前後の民間人がいるとみられ、多くがLTTEに「人間の盾」として利用されている可能性が高い。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は20日、「民間人の犠牲は戦争犯罪と考えられる」と警告した。

毎日新聞 2009年4月21日 21時54分(最終更新 4月21日 22時00分)

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