レセプトオンライン請求1年猶予 零細病院に配慮し厚労省厚生労働省は21日、4月から新たに診療報酬明細書(レセプト)のオンライン請求が義務付けられた病院と薬局について、ネットワーク接続など準備が整っていない場合は来年3月末まで1年間義務化を猶予し、従来通り紙での請求を認める省令案をまとめた。5月8日に公布する予定。 政府は医療事務効率化のため2011年4月から原則すべての医療機関と薬局にオンライン請求を義務付ける方針で、昨年4月から段階的に進めている。対象機関はオンライン請求以外では診療報酬が支払われない決まりだが、厚労省は「零細病院が資金繰りに困って廃業する事態も懸念される。今回は緊急措置」としている。 今月から義務化されたのは、ベッド数400床未満の病院約5000カ所とレセプト作成用コンピューターを導入済みの薬局約4万8000カ所。4月分の診療報酬の請求期限は5月10日だが、厚労省の調査では200余りの病院と2600弱の薬局で準備ができていないという。 【共同通信】
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