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林被告の死刑確定へ=発生から11年、上告棄却−和歌山毒物カレー事件・最高裁

4月21日15時12分配信 時事通信


 1998年に和歌山市で起きた毒物カレー事件で殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑判決を受けた林真須美被告(47)の上告審判決で、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は21日、「鑑定や状況証拠などから、被告が犯人であることは証明された」として、被告側上告を棄却した。地域の夏祭り会場で住民が無差別に殺傷された事件は、発生から11年近くを経て、動機が未解明のまま死刑が確定する。
 上告審で弁護側は「被告に動機はなく、真犯人は別にいる」などと主張し、改めて無罪を訴えていた。
 判決で同小法廷は(1)カレー鍋のものと特徴が同じヒ素が被告宅などから発見された(2)被告の頭髪からヒ素が検出され、ヒ素を取り扱っていることが推測できる(3)混入の機会があったのは被告だけで、鍋のふたを開ける姿が目撃された−と指摘。林被告の犯人性について「状況証拠を総合することで、合理的な疑いがない程度に証明されている」と判断した。
 一、二審で動機が未解明だったことには「被告が犯人であるとの認定を左右しない」とした。その上で、「卑劣、残忍で、結果は重大」として、死刑判断を是認した。 

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最終更新:4月21日16時29分

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