全米から日本列島まで、祝福ムードに包んだイチローの偉業。芸能界の“記録男”は、独特の視点で称えた。
「3085安打という張本勲さんの日本最多安打記録を更新もすごいと思いますが、その記録を17年と2試合で抜いてしまうペースの早さと、その記録の半分以上をメジャーリーグで残したという事が驚きです」
イチローがオリックスに入団した1992年、光一は堂本剛(30)とユニットを結成。イチローとは面識はないが、いわば花の同期生。自身はKinKi Kidsとして1997年に歌手デビュー以来、28作連続でオリコン初登場1位の金字塔を打ち立て、ギネス公認記録を継続中だ。
個人では今年3月に主演舞台「−SHOCK」で、帝劇の主演単独回数626回を達成。偉大な先輩、森繁久彌(95)の最多記録を23年ぶりに抜き去った。28年ぶりに張本勲氏(68)の記録を塗り替えたイチローと重なる。
だが、光一の辞書に記録の2文字はない。「自分は記録を意識しているわけではないのですが、周りの方々が期待してくださるので、それに答えたいって思ってます。きっと、イチローさんも記録にこだわっているのではなく、1打席その日のプレーにこだわってやっていることと思います」と代弁した。
イチローの次なる目標は9年連続200安打。10年連続で「−SHOCK」に主演する光一は芸能界の中でも野球好きで知られ、昨年のソフトバンク−楽天の開幕戦で始球式を務めた。球界で光り輝くイチローから、刺激を受けるものは多い。
「イチローさんは毎朝、奥さんの作ったカレーを食べるなど、シーズン中、自分の生活リズムを崩したくないというお話を聞いた事がありますが、僕もそういった生活リズムのようなものは崩したくないといつも思っています」と、ストイックなまでの日常生活に対するこだわりを明かした。イチローの快挙を糧に、光一もさらに芸能界で羽ばたく。