2007-12-23
■[雑学]ヒトがトラを噛んだ話
MSN産経ニュース:中国の動物園でトラ殺される 毛皮はがされ発見
22日の新華社電によると、中国湖北省宜昌市の動物園で20日、絶滅の危機にあるシベリアトラ(アムールトラ)が殺されているのが見つかり、地元警察当局が捜査を始めた。毛皮をはがされた上、頭部や足も持ち去られていた。
愚地独歩かピクルのしわざじゃネーノ? という刃牙ファンにありがちな感想はさておき。「犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛んだらニュースになる」の典型的なニュース。動物園でシベリアトラが人間に襲われて殺されました。毛皮狙いだった模様。
ちなみに「犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛んだらニュースになる」は1882年「ニューヨーク・サン」紙に載った、アメリカのジャーナリストC.A.デイナの言葉。しばしばイギリス新聞界の王ノースクリフ卿アルフレッド・ハームズワースや「ニューヨーク・サン」紙の記者J.B.ボガートの言葉とされることがあるのですが、それはどうも間違いのようです。
さらにおまけ。書いていて今気付きましたが、C.A.デイナといえば前に書いたエントリで引用した「ニュースとは『ひとをおしゃべりに駆り立てる何か』」であると言った人と同一人物ですね。どちらも含蓄のある言葉です。
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