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プロが教える基本のキホン 実践編

ボディとレンズの知識で写真はもっと楽しくなります。どんな撮り方をすれば思い通りの写真に仕上がるのか、フォトグラファーの阿部秀之さんが、撮影シーンごとのコツを解説します。

Vol.01
青空を鮮烈に青く写す
ちょっとしたコツで写真は大きく変わる

Page.1知っておきたい青空のこと

プロが教える基本のキホン、これから1年間は「実践編」として、よくある疑問にお答えしつつ、撮影のコツを解説していきたいと思います。

今回は「青空」をテーマにしました。それから、このコーナーの新しいパートナーを紹介します。新井薫さんです。薫さんは、ハープ奏者で、ニコンD3とD300の新製品発表会、ニコンデジタルライブに出演されていました。その後、私がモデルをお願いしたり、薫さん自身も写真が好きだということで、このコーナーに登場していただくことになりました(写真1、2)。さて、薫さん、青空と聞いて、なにか聞いてみたいことがありますか?

新井薫です。みなさん、よろしくお願いします。そうですね。よく感じるのは、綺麗な青空だと思って撮ったのに、写真になると、あまりさえないと言うか、水色の青空になってしまうことがあります(写真3)。もちろん綺麗に写るときもあるのですけど、どうしていつも同じようにならないのか不思議です。

  • 写真1 新井薫さんは東京都生まれ。1990年から4年間アメリカに住み、帰国後に武蔵野音楽大学器楽学科弦楽器専修ハープ科を卒業されました。在学中、「福井直秋記念奨学生」に選ばれ、1994年に第6回「日本ハープコンクール」ジュニア部門で入賞。2005年にアイルランド大統領来日に際して御前演奏を行いました。現在はホテル、レストラン、オーケストラ、室内楽、大使館などさまざまな演奏会に出演しています
  • 写真2  また1年間、よろしくお願いします。今回は実践編です。撮影のコツを解説して、撮影のときにありがちな悩みを解決しますよ
  • 写真3  薫さん撮影。撮った日はすごくいい天気で青空でした。でも、写真になると淡い色になってしまいます。空はもっと鮮やかな青に写らないのでしょうか
写真/テキスト by 阿部秀之

東京生まれ。ヨーロッパの風景、ポートレート、コマーシャルなど、幅広いジャンルを撮影。フリーになると同時に複数のカメラ専門誌の執筆活動など常に多忙。87年より日本カメラグランプリ選考委員


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