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漢検DS・Wiiソフト、親族企業にライセンス料9割(2/2ページ)

2009年4月15日9時51分

図:漢検ゲームソフトをめぐる構図拡大漢検ゲームソフトをめぐる構図

 協会は内部調査委に対し、「ソフト会社に提供したデータは、協会から得た過去問題などをセンターで加工したものも多く、著作権が協会だけにあるとするのは事実誤認」と説明している。

 センター代表の大久保副理事長は、大久保昇理事長の長男。センターはこのほか、95〜08年に協会から検定の採点など約99億4千万円分の業務を受注し、内部調査委が「協会の資産流出を招いた」と指摘するファミリー企業のひとつ。協会は今後もセンターと取引を続けることを決めている。

 別の協会関係者は、センターについて「協会から巨額の業務委託費を受け取る一方、本来は協会の資産であるデータを使ってライセンス料も得ている。その手法は悪質で、理事長父子の公私混同ぶりを象徴している」と話している。

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