[シネマトゥデイ映画ニュース] 新作5作品が初登場とランキングが大幅に入れ替わった中、映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』が、映画『レッドクリフ PartII −未来への最終決戦−』を蹴落として1位の座に付いた。今回のシリーズ第13弾の『名探偵コナン』は、コナンが宿敵・黒の組織と激突するストーリーとあって、これまで以上に劇場に足を運ぶコナンファン層を獲得し、初日2日間の興行収入が約5億9,000万円。シリーズ最高興行収入33億8,000万円を稼いだ第6作『名探偵コナン ベイカー街〈ストリート〉の亡霊』を抜いてシリーズ新記録も狙えるスマッシュスタートを切った。
映画『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』写真ギャラリー
『レッドクリフ』は、昨年後半に記録的ヒットを飛ばした前作に続く勢いと目されていたが、公開2週目にして首位陥落し2位。3位には、同じ公開2週目の『クローズZERO II』が続いた。4位には初登場のシリーズ第17弾『映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』。定番の親子の絆というテーマにエコロジー問題を盛り込んだタイムリーな内容で、初日2日間の興行収入が約1億6,700万円とこちらもGW定番の人気アニメとして好成績を収めた。
5位には本年度アカデミー賞8冠の注目作『スラムドッグ$ミリオネア』が初登場ランクイン。映画『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が、インドの貧民街で生まれ育った青年の波乱に満ちた人生を描く社会派エンターテインメント。2月のオスカー受賞後、ほどよいタイミングでの公開も功を奏し、119スクリーンと中規模公開ながら初日2日間の興行収入が約1億1,600万円。上位4作品が300から700スクリーンという公開規模の違いを考慮すると、座席数フル稼働の大ヒットと言えそう。
ほかに初登場組では、6位に綾瀬はるか主演の映画『おっぱいバレー』、8位に山田孝之主演の映画『鴨川ホルモー』。青春コメディ2作がそろって支持を得た。GW本番直前の次週も、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーをはじめ豪華キャストが競演するコーエン兄弟監督のおバカ映画『バーン・アフター・リーディング』、クリント・イーストウッド監督の最高傑作と呼び声高い映画『グラン・トリノ』など話題作が続々登場。『レッドクリフ』の巻き返しや、邦画8作が占めたベスト10へ洋画がどこまで食い込むかなど、注目どころがいっぱいだ。
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