4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった和歌山カレー毒物混入事件の裁判。最高裁は、殺人などの罪に問われ死刑判決を受けた林真須美被告側に対して、きょう午後3時に判決を言い渡す予定です。
この事件は1998年7月、和歌山市で行われた夏祭り会場で、ヒ素が入ったカレーを食べた4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になったものです。
カレー鍋にヒ素を入れ、殺害したなどとして殺人などの罪に問われた林真須美被告は、一審の和歌山地裁で黙秘、二審の大阪高裁では起訴事実を否認し、無罪を主張しました。
直接の証拠がなく、動機の解明も進まない中、一審、二審ともに、検察側が積み上げた状況証拠を認めて死刑を言い渡しました。注目の最高裁判決は、きょう午後3時、言い渡されます。(21日00:20)