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人気マンション“エリア別”ベスト5…タワー型が人気

 大幅な値引き販売などが功を奏し、復調の兆しをみせつつあるマンション市場。最新データをもとに、関東9エリア、関西5エリアの人気物件ベスト5をピックアップしたところ、表のようになった。買い時到来ということで、失敗しないマンションの選び方も専門家に聞いた。

 マンション購入希望者にとって気になるのは、どんなマンションが人気になっているのかということ。そこで、価格比較サイト大手のカカクコムが運営する不動産情報サイト「マンションDB」から、人気マンションを抽出したのが、表のランキングだ。

 ランキングは物件の個別サイトへのアクセス数を独自集計(毎日更新)したもので、関東、関西ともにタワー型の大規模マンションに人気が集まっている。

 東京都心部で第1位に輝いた「WORLD CITY TOWERS」(港区)は、地上42階建てで総戸数2090戸。東京23区南部でトップの「二子玉川ライズタワー&レジデンス」(世田谷区)も42階の1033戸で、どちらの総戸数も一般的な物件より1ケタ多くなっている。

 さいたま市で第2位の「大宮ツインタワープロジェクト(仮称)」(大宮区)は30階建ての944戸。大阪市で第4位に入った「The Tower Osaka」(福島区)に至っては、50階建ての556戸と高層のオフィスビルも真っ青のたたずまいだ。

 そのほかの特徴としては「(東京都心部の)麻布や文京など歴史のある立地に関心が集まる傾向がある」(カカクコム)という。また、「横浜市では1000万円台の価格訴求マンションや駅前立地(のマンション)にも関心が集まる傾向がある」(同)という。

 興味深いのは「注目度の高いマンションが発売されると、その周辺のマンションにも注目が集まりやすい」(同)ということ。ベスト5に入ったマンションの立地が偏るのは、これが一因のようだ。

【賢く選ぶには“3つのコツ”】

 サラリーマンにとってマンション購入は、人生をかけた買い物。後悔しないためにはどこに注意して、選べばいいのか。「サラリーマンでも『大家さん』になれる46の秘訣」(実業之日本社)の著者で、住宅評論家の藤山勇司氏は、3つの選ぶコツを明かす。

 「まず、新築マンションを選ぶ場合、敷地の周辺に空き地や工場などがないか、しっかり調べること。将来、その空き地や、工場が取り壊された跡地に大規模なマンションが建たないともかぎらない。眺望と日当たりを優先してマンションを買ったのに、数年後、目の前にタワー型マンションが建っては悔やんでも悔やみきれない」

 2つ目は、周辺の中古マンションの相場価格を調べること。

 「購入予定の新築マンションの価格が周辺の中古マンションの相場より2倍以上離れていると注意が必要。購入物件が中古相場とかけ離れていると、売却する際、損失の幅が大きくなる」。将来の売却をにらんで、新築と中古の相場がかけ離れていない物件を選んだほうが無難というわけだ。

 最後は、マンションの特性をきちんと把握すること。

 「新築マンションも購入後15年たつと売却価格は、おおよそ半値まで落ちる。子供が育って手狭になり、マンションを買いかえるときに備え、半値でしか売れなくても新たに居を構えられるようにしておくこと」

 将来を見据えた物件選び−。それが賢いマンション選びのコツといえそうだ。

ZAKZAK 2009/02/25

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