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希望を捨てる勇気
昨今の経済状況をめぐる議論で、だれもが疑わない前提がある。それはこの不況が、いずれは終わるということだ。日本経済にはもっと実力があるので、政府が景気対策で「GDPギャップ」を埋めて時間を稼いでいれば、「全治3年」で3％ぐらいの成長率に戻る――と麻生首相は信じているのかもしれないが、昨年の経済財政白書は次の図のような暗い未来像を描いている：
これは秋以降の経済危機の前の予測だから潜在成長率（GDPギャップを埋めた場合の上限）は1％弱だが、今はマイナスになっている可能性もある。90年代の「失われた10年」と現在はつながっており、そしてこの長期停滞には終わりがないかもしれないのだ。これを打開するには、生産性(TFP)を上げるしかない。特に雇用を流動化して労働の再配分を行なう必要があるが、それには非常に抵抗が強い。日本の産業構造が老朽化しており、これを再編しないと衰退する、と多くの人が90年代から警告してきた。20年間できなかったことが、これから数年でできるとは思えない。政治家にも、与野党ともにそういう問題意識さえない。
こういう状況は若者の意識にあらわれている、と城繁幸氏はいう。それは「希望のなさ」だ。かつては誰にでもチャンスはあり、一生懸命働けば報われるという希望があったが、もう椅子取りゲームの音楽は終わった。いま正社員という椅子に座っている老人はずっとそれにしがみつき、そこからあぶれた若者は一生フリーターとして漂流するしかない。だから彼らは意外に「正社員になりたい」という願望をもっていない。気楽なフリーターに順応すれば固定費も少なく、それなりに生活できるからだ。
この状況から「派遣村」のように労働組合と連帯しようという方向と、赤木智弘氏のように「戦争」を求める方向の二つにわかれる。前者のほうが建設的にみえるが、実はその先には何もない。彼らが連帯を求めている労組は、椅子にしがみついている人々だから、同情して仮設住宅を世話してくれるが、決して席を空けてはくれないのだ。この椅子取りゲーム自体をひっくり返すしかない、という赤木氏のアナーキーのほうが本質をとらえている。
しかし残念ながら、若者にはその力はない。かつてのマルクス主義のような、彼らを駆り立てる「大きな物語」が失われてしまったからだ。こうして実社会の共同体から排除された若者は、仮想空間で共同体を築く。「２ちゃんねる」に見られるのは、似たもの同士で集まり、異質なものを「村八分」で排除することに快楽を見出す、ほとんどステレオタイプなまでに古い日本人の姿だ。世界のどこにも見られない、この巨大な負のエネルギーの中には、実社会で闘うことをあきらめた若者の姿がみえる。
これから始まる長期停滞においては、少子化とあいまって、ほぼゼロが自然な成長率になるだろう。こんな狭い国に1億3000万人も住んでいるのは多すぎるので、少子化は悪いことではない。しかし椅子にしがみついた老人たちは、退場するとともに椅子も持ち去り、将来世代には巨額の政府債務とマイナスの年金給付だけが残る。
こういう将来を合理的に予測すれば、それに適応して生活を切り詰め、質実で「地球にやさしい」生活ができる。日本は現在の欧州のように落ち着いた、しかし格差の固定された階級社会になるだろう。ほとんどの文明は、そのようにして成熟したのだ。「明日は今日よりよくなる」という希望を捨てる勇気をもち、足るを知れば、長期停滞も意外に住みよいかもしれない。幸か不幸か、若者はそれを学び始めているようにみえる。
これは秋以降の経済危機の前の予測だから潜在成長率（GDPギャップを埋めた場合の上限）は1％弱だが、今はマイナスになっている可能性もある。90年代の「失われた10年」と現在はつながっており、そしてこの長期停滞には終わりがないかもしれないのだ。これを打開するには、生産性(TFP)を上げるしかない。特に雇用を流動化して労働の再配分を行なう必要があるが、それには非常に抵抗が強い。日本の産業構造が老朽化しており、これを再編しないと衰退する、と多くの人が90年代から警告してきた。20年間できなかったことが、これから数年でできるとは思えない。政治家にも、与野党ともにそういう問題意識さえない。
こういう状況は若者の意識にあらわれている、と城繁幸氏はいう。それは「希望のなさ」だ。かつては誰にでもチャンスはあり、一生懸命働けば報われるという希望があったが、もう椅子取りゲームの音楽は終わった。いま正社員という椅子に座っている老人はずっとそれにしがみつき、そこからあぶれた若者は一生フリーターとして漂流するしかない。だから彼らは意外に「正社員になりたい」という願望をもっていない。気楽なフリーターに順応すれば固定費も少なく、それなりに生活できるからだ。
この状況から「派遣村」のように労働組合と連帯しようという方向と、赤木智弘氏のように「戦争」を求める方向の二つにわかれる。前者のほうが建設的にみえるが、実はその先には何もない。彼らが連帯を求めている労組は、椅子にしがみついている人々だから、同情して仮設住宅を世話してくれるが、決して席を空けてはくれないのだ。この椅子取りゲーム自体をひっくり返すしかない、という赤木氏のアナーキーのほうが本質をとらえている。
しかし残念ながら、若者にはその力はない。かつてのマルクス主義のような、彼らを駆り立てる「大きな物語」が失われてしまったからだ。こうして実社会の共同体から排除された若者は、仮想空間で共同体を築く。「２ちゃんねる」に見られるのは、似たもの同士で集まり、異質なものを「村八分」で排除することに快楽を見出す、ほとんどステレオタイプなまでに古い日本人の姿だ。世界のどこにも見られない、この巨大な負のエネルギーの中には、実社会で闘うことをあきらめた若者の姿がみえる。
これから始まる長期停滞においては、少子化とあいまって、ほぼゼロが自然な成長率になるだろう。こんな狭い国に1億3000万人も住んでいるのは多すぎるので、少子化は悪いことではない。しかし椅子にしがみついた老人たちは、退場するとともに椅子も持ち去り、将来世代には巨額の政府債務とマイナスの年金給付だけが残る。
こういう将来を合理的に予測すれば、それに適応して生活を切り詰め、質実で「地球にやさしい」生活ができる。日本は現在の欧州のように落ち着いた、しかし格差の固定された階級社会になるだろう。ほとんどの文明は、そのようにして成熟したのだ。「明日は今日よりよくなる」という希望を捨てる勇気をもち、足るを知れば、長期停滞も意外に住みよいかもしれない。幸か不幸か、若者はそれを学び始めているようにみえる。
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でも、格差が固定される社会になっても、ひとつだけでも残してほしいのは、教育の機会均等です。
アメリカの移民社会で成功したアジア人やユダヤ人と、いまだ下層に甘んじるラティーノや黒人を比べると、教育熱心さに歴然とした差があることは知られています。
高度成長の時代のように、東大に行けばなんとかなる、逆転への切符をもらえる、といった信仰は、ある意味希望の象徴だったのかもしれませんね。一流国立大卒という学歴は、経済的にも多くの人にとって手に届かないものではなかったですし。皮肉なものです。
学がなく、まがいものの信仰に走って安穏を得る。ジャンクフードを餌としてまき散らす貴族階級を金銭的に肥えらせ、自分たちの体は脂肪でブクブクに肥える。
そういう社会は、傍から見ていて気持ちのいいものではありません。
せめて学をつけて、リッチな脳内文化を楽しむ程度のおこぼれを、下層社会にも与え続ける格差社会であってほしいです。
「100年に一度」の枕詞をいいことに、好きなだけ予算を組んで既得権益者に分配し始めている経済対策とやらを見ると、ひたすら将来にツケを回して今を楽しむダメ親父の像と重なります。
現時点でその分配にあずかれない層から見ると、将来はどんどん悲観的に見えてしまうでしょうね。赤字国債を積み上げて、将来の活力まで奪ってしまうとしたら、麻生政権は「終わりの始まり」として記憶されることでしょう。
節約や安く済ます、といったものが心掛けるとかではなくて自然なものになってますから。
＞＞しかし椅子にしがみついた老人たちは、退場するとともに椅子も持ち去り、将来世代には巨額の政府債務とマイナスの年金給付だけが残る。
どうも件の世代はこの辺りに対する自分たちの罪深さが分かってないように感じます。
私も足るを知って諦めムードな一員に属するかもしれませんが、悲観ばかりではありませんね。「若いうちは我慢で滅私奉公」なんて多様性の欠片もない生き方を説く輩がいなくなるのですから、例え椅子と共に退場するのだとしても、椅子に座られたまま見当違いな説教をされるよりはよっぽどマシです。
２ちゃんねるについてはちょっと分析を誤っていると思います。確かにフリーターや若者が多いかもしれませんが、年齢層は多様ですし、職に就いている人も普通に利用しています。「巨大」と言いますが、それはそもそも２ちゃんの「売り言葉」であり、あらゆる分野に細分化された小さな掲示板の集合体でしかありません。人が寄り付かないスレッドも無数にありますし、「世界一巨大な掲示板」というのは多大な買い被りです。排他的というのもあの手の掲示板では世界各国共通の現象です。
因みに、２ちゃんねるの連中は経済的には諦めているかもしれませんが、政治的には抵抗している連中ですよ（笑）。政治がおかしな流れになれば真っ先に反応します。これをパトリオティズム的、健全と見るか、ナショナリズム的、排他的と見るかは、観る側のポジションによると思います。
少子化については同意です。政治もマスコミも少子化問題をネガティブに煽りながら、外国人労働者をーとやっています。これは明らかにセットでやっています。
現在の経済理論？では、人口増→経済拡大＝万事良好ということになっている様で、アメリカでも人口が３億人超えたという事がポジティブに報道されていましたが、一方では二酸化炭素の増大が地球温暖化をもたらし、人類存亡の危機だとやっているわけです。これが緊急の大問題であるならば、人口増加を抑制することが一番効果的であり、世界の主要なテーマになるはずです。ところがこれは全く語られない。エネルギー消費抑制の観点から先進国の人口減少問題はポジティブに語られてもいいはずです。ここにも二酸化炭素温暖化論の嘘があり、経済論を振り回す学者や為政者の無責任さがあります。
２０年くらい前までは、増え続ける人類の人口問題を地球の定員という観点から語られていたと思いますが、あれは何処へ行ってしまったんでしょうかね？
作っては売り、作っては売りをすることで我々はつかの間の「豊かさ」を夢見ようとしていたのかもしれません。
でももうその夢も終わりのようですね。結局バブル崩壊後
垂れ流された「日本復活論」は根も葉もない虚言でしたし、あの時からずっとこの国はズボンのお尻が少しずつ破けていっているように感じますね。
虚しいですね、正直。多くの人が敗戦後必死に働き豊かな老後と自分の子供に幸せな国を引き継げると思ったでしょうが、すべて夢、儚き夢でしたね。
もしかすると池田さんが仰せのようにありもしない未来に儚い夢をもつよりも、「すべてをあきらめた」世界を見据えて生きるほうが精神的にも楽なのかもしれませんね。
それが人間社会の結局は「真実」なのだとしたら。
シンギュラリティを目指す物語というのはいかがでしょう？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9
若者どころか世代や人種や資本家労働者老若男女すべてを超えて全人類の利害を一致させる可能性があると思います。
SF的な話ですが、物語の大きさ的に不足はないでしょ？
やはり公共教育を改善することと、移民を受け入れることにより、日本文化に刺激（ですめばいいですが、副作用も相当でしょう）を与えるしか、日本の未来はないんじゃないでしょうか。こういうときは政権交代も大きな手段ですが、民主党の政策を見ると多くは望めません。
希望を捨てずに必死でもがいてるからこそ、地方やら農民やら都市寄生地主やら既得権中高年正社員やら老人やら膨大なお荷物を抱えていても、何とか現状維持できているののです。
足るを知り希望を捨てた瞬間に、停滞どころか、急速かつ加速度的な後退・衰退が始まることは間違いありません。欧州だってベルリンの壁が崩れてからまだ20年、まだまだ揺れ動いてるから、なんとかもがいて現状維持できているのです。
日本が足るを知れば、あっという間に中国や東南アジアに平均賃金で逆転され、中国や東南アジアから介護職を低賃金で呼び寄せるどころか、逆に日本の若者が中国や東南アジアに介護出稼ぎに行くようになります。その時、日本の老人の大半はスラムで介護も無く朽ち果てていくことになります。その時もトヨタやキャノンや任天堂は世界の一流企業であり続けるかもしれませんが、その経営者や従業員は必ずしも日本人ではなく、少なくとも大半の日本人の境遇とは関係のない企業となっています。
かって、日本は大正デモクラシーの繁栄の後、昭和恐慌から20年を待たずに亡国の憂き目を見ました。今度も同じように、団塊の世代が80歳を迎えるより早く、崩壊が到来するでしょう。中高年〜老人たちが既得権を捨てるか、若者が奪い取らない限り、老人たちは自分たちが生きている間に、国ごと沈没して既得権を放棄したほうがまだマシな惨状に陥って嘆きながら寿命を迎えます。決して逃げ切れません。
ただ救いは、破滅が来ても、いや、破滅して指導階層が一層されてこそ、日本人は成長力を発揮する底力を持っていることです。だからどうせ駄目になるなら、早いところ破滅したほうが良いのですが、これまた今の大学生ぐらいの人々の若さが残ってる間（30代半ば）には、間に合わないでしょう。私なんか当然にタイムオーバーで、無念の限りです。
――ステレオタイプなまでに古い日本人
ってのは、とてもステレオタイプなラベリングだと思います。
少なくとも、2ちゃんねるは現状で最もバイアスの少ない言語空間です。
若年層は既得権益を持たず、多数票を取ることも出来ない。民主的な方法で、「実社会で闘い、勝利を収める」確率はどう考えても低すぎる。
彼らはただ税金、年金を払わない。おそらくこれが、現状を打破する唯一の方法でしょう。
それは合理的な戦略なのでは無いでしょうか？
＞＞「明日は今日よりよくなる」という希望を捨て、足るを知れば、長期停滞も意外に住みよいかもしれない。幸か不幸か、若者はそれを学び始めているようにみえる。”
多くの若年層は所得の低さに適応したり、やり過ごしているとは思うのですが、“足るを知れば”という境地にはほど遠いと思います。
このブログのコメント欄でも高年齢世代の的外れなコメントが一つあると、強い反感のこもった反論のコメントがすぐついて驚きます。若年層の不満は相当鬱積していて、世代間対立としてそろそろ顕在化してくると思います。
しかし、人件費のような人間の価値が先進国並みになり、住宅や生産設備など資産の蓄積が進むと、どこも同じように勢いが衰え憂鬱な局面に差し掛かる。
そこをどう切り抜けるかは、どの先進国も打開策を見出していない。
経済学が、途上国からの成長局面の経験に基づいているためだ。マルクスは特にそうだ。
豊富な資産と高価な人間と少な目の所得フローで、現状の維持向上と環境適応力を上げること
これが次の経済学の目的だ。
資産が前提であるから、B/Sに基づき交換に着目し、
成長に期待した失業の許容はあってはならない。
日本の起業数は廃業数をここ10年以上下回っている。日本の若者にやる気がなければ外国から優秀な若者が定着するようにすればよい。米国のシリコンバリーのハイテクは中国人、インド人がいないと成立しなかった。明治維新にはお雇い外国人に日本人の10倍の給料を払っている。優秀な留学生には今の３倍の奨学金を与え、永住権、日本帰化を認め、起業には気前よく融資できる制度をつくればよい。
だから10年以内に、もっとはっきりした形で破局が来るような気がします。大きなマイナス成長が続いてトヨタぐらいの大企業が倒産し、だれもが「このままではだめだ」と気づかないかぎり、現状を変えるエネルギーは出てこない。まだ絶望が足りないのです。
それは企業の問題であって日本の問題ではない。
日本の問題は、所得フローが細って、失業と賃金と職業の組み替えを余儀なくされ、膨大な資産の時間を通じた取捨選択と維持管理を迫られることです。
資産を交換しやすくすること（同時に負債側でも応じたファイナンスが行われること）、交換後の再結合のコストを下げることです。
住宅と住宅を交換すること、企業部門と企業部門を交換すること、預金国債と税金国債を交換すること
(1)社会的構造悪によって、日本の若者は一生貧乏で、えらくなれない。
(2)この閉塞を打ち破るためにはもう戦争しかない。
仮に戦争を5年やって、なけなしの国富が国外に流出して、ただでさえ少ない若者が大勢死んで、その後、社会構造がドラスティックに変化するだろうか？と考えると、赤木さんの言っていることは現実性が乏しい。
「戦後」も、日本のフリーターが喜ぶような変化は起こらない。
湾岸戦争の時に従軍した米国の兵士が、除隊して帰国してから戦傷や後遺症に苦しみ、その金銭的補償がものすごい金額になっている・・・という記事を何度が読みましたが、戦争に経済的効果など存在しないと思う（国家ベースでは。兵器商人ではなく）。
そして学力以上に驚くのが、無気力さです。
頑張って希望の職に就いたり、趣味をある程度の水準まで高まるといった学生は本当に希有です。卒業旅行は海外より、近場の温泉旅館を希望する学生が多いらしいですが、現場にいると納得します。
底辺校の多くの教員は、親の質の低下や少子化による競争の緩和を原因だとする人が多いですが、池田さんご指摘の通り、今の若者は、オギャーと生まれた瞬間に借金を背負い、いわば老人を支えるために生きていかなくてはいかず、そんな社会で誰が一体、前向きにがんばれるのでしょうか？安倍政権時代に教育再生会議なんてありましたが、このような観点を持っていたいのでしょうか？
実際、世代間会計による実証研究によれば、世代間受益格差は大幅に拡大しているそうです。以下が参考になりました。
島澤諭・山下努『孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本』朝日新書
http://www.bk1.jp/product/03102884
世代会計入門
http://homepage3.nifty.com/~~shimasawa/generationalaccounting.htm
実際、コトリコフらの実証研究によれば、世代間不均衡でみると、日本は世界で最も不平等な社会との結論だそうで、95年時点で既に米が51.1、独が92、仏が47.1で、日本はなんと169.3（上記、島澤氏のGA解説サイトより）。
まさに、「老人の、老人による、老人のための日本経済社会」なんでしょう。
野口悠紀雄氏は下記のように述べています。
http://diamond.jp/series/noguchi_economy/10018/
>アメリカでは新車購入はローンで行なわれることが多いが、それは住宅を担保としたものが多い。したがって、住宅価格が上昇を続けると、…自動車の販売が増加するのである。そして、住宅価格が下落したために、自動車の販売も激減したのだ。
>日本の対米自動車輸出が上記のようなメカニズムで増加したのであれば、アメリカの住宅価格が再びバブルを起こすとは考えにくい(今)、日本車の輸出が再びかつてのように増加するとは考えにくい。
>(この度の)景気回復は、多くの日本人にとって実感を伴わないものだった。
>「資本主義が労働者を豊かにしない」などと言うのは、誤りである。
>現在の基本的な経済の枠組みのなかでも、経済政策のいかんによっては、さまざまな選択肢はあり得たのだ。
>したがって、どのような選択肢があり得たかを再検討し、これからの日本経済をその方向にむけて転換させることこそ重要である。
は現在の２ちゃんねるの状況を、見事に的を射ていると感じます。
基本的に反証意見はアンチは消えろと駆逐されます。
｢社員登場！本人登場！アカヒはくるな！家から出ろ！在日ですか？」
議論を推し進める場ではなく、同様の意見を持つ者の同志の
馴れ合い掲示板であり、意見の賛同を求める場になっています。
この件で言えばレッテリ貼りとみるか、マーケティングと見るかです。
10年ほど前の２ちゃんねるは、ベンチャー企業など、
中の社員の名前がほぼ分かる形での悪口が書かれており、
「便所の落書き」といわれた時代があり、自分の勤めていた会社の
スレッドもあり、自分も登場してるのをみて日本人の心の貧しさを
嘲笑するしかなった事を思い出し足しました。
(登場した事を報告してくれるスレッドウォチャが居るｗ)
２ちゃんがメジャー化するにつれてこういったスレッドは減っていき、
“１”は村八分を行うための、報告掲示板になりモノクロ時代の
時代劇のように、村の町人は「これはケシカラン！なあ！皆の衆！ 」
「んだぁ！あいつ、ヤッチマうべ！」というサイトになりました。
逆に、村八分に出来る題材以外は興味がなくなりつつあると感じてます。
テレビ番組評論家で２ちゃんねるウオッチャーでもある小田嶋さんが
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081113/177149/?P=3
と既存メディアの付属物となった２ちゃんねるの現状を指摘されてます。
おそらく「２ちゃんねる」を話題にしたので何本かスレッドが
建っていると思われます(見に行く気になりませんが)。
以前、ラノベを製作側からの視点(マーケティング)で定義をしたら、
消費者側からの反証コメントがありました。
マクロで観るかミクロで観るかの視点の相違であり、
マクロ的な視野からの反証意見を聞きたいものです。
もちろん、国民や企業が行うことが正しいとは限りません、しかし「市場の失敗」を政府の力で是正できるという経済理論は、現実とは明らかに異なります。それは、「市場の失敗」を「政府の失敗」で補うことによって、国民を子孫の代まで痛めつけることになっています（既に、現実に！）。そして「政府の失敗」は、新たな「市場の失敗」を引き起こしてきました。
収奪からも失敗からも逃れているのは政府官僚だけですが、それは「政府の失敗（および成功）」が、実は、政府官僚の保護のために意図的に、税金という暴力的な国民の富の収奪によって、繰り返されているのですから、彼らが庇護されるのは当然のことです。
日本の天下り高級官僚はその典型でしょう。
「市場の失敗」を政府が補う、改善する、などという甘い言葉に騙されてはいけません。
政府とその御用学者による教育・宣伝に洗脳される前に、政府の市場介入を正当化する経済理論を徹底的に批判しているの次のRothbardの1956年の論文を読むことを推奨します。
"Toward a Reconstruction of Utility and Welfare" by Murray Rothbard (PDF file)
http://mises.org/rothbard/toward.pdf
これからの日本国民にとって重要な倫理的な指針は次のようなものになるでしょう。
１ 政府を信用しない。
２ 政府に協力しない。
３ 小さな政府、減税を推進する政治家を支持する。
４ 侵略戦争や軍備増強によって経済問題を解決しようとする国家主義者を支持しない。（戦争は究極の国家による犯罪です）。
５ 国防には客観的な外部からの脅威に相応した必要最低限を支出すべきです。
６ 市場に対する政府による規制を支持しない。統制・規制に対する政府支出を認めない。
７ 個人の自由と所有権、合意と契約にもとづく市場経済を侵害する政府権力を弱体化させる政策を支持する。
８ 個人の自由と個人相互の不干渉を倫理的な規範とする。
９ 政府と政治家と官僚の権威を削減していくことを常に心がける。
奪われた国民の富を取り返すことによって、より自由で活力のある日本が可能になるはずです。
コンビニと携帯電話があれば、ジャンクなものでも飢餓感を満たされるものがとりあえず手に入ります。そうした日常では、明日は今日より良くなくても、別に構わないと思うでしょうね。
それらを取り上げられるまでになる状況は、今であれば貧困層に落ちるしかないでしょう。それが蔓延してようやく、本当の意味での危機感が共有されるのでしょうか。
でも、その時の危機感は、必ずしも建設的な結果を生まないように思えてしまうのですが。
長期停滞は、新古典派成長理論などでも想定されている「収穫逓減」で、きわめて当たり前のことが起こっているのです。これを打破するためには、生産関数そのものを変える「創造的破壊」しかない。アメリカも80年代には長期停滞に入ったといわれ、"The Rise and Fall of Great Powers"などという本がベストセラーになりましたが、90年代に立ち直った。それはIT産業という、80年代までとは異なる生産関数が登場したからです。
だから日本が立ち直れるチャンスがあるとすれば、収穫逓減期に入った「日本型」の生産関数を変えるしかないが、そういう転換に成功した国は少ない。アメリカは歴史を背負っていないためにそういう転換がしやすい例外的な国です。それ以外ではイギリスぐらいでしょうが、これも衰退期に入ってからサッチャー政権までに50年以上かかった。日本はまだ20年だから、変化はかなり先でしょうね。その前に財政破綻とかハイパーインフレとか、破局的な形で滅亡するかもしれない。
ともかくも徳政令的変革が起こって、英国病やらアイルランドの復活やらをもくろむことには、未だ絶望が不足なのでしょうね。
長期的には賛成ですが、どんな改革をするにせよ、改革をする主体に一時的に権力を集中する必要があるのは事実です。
今の日本では官僚が絶大な権力者になってしまっていることが大きな問題で、彼らは大局的には無責任な存在です。個人的にはともかく、顔が見えないので責任を問われず、失敗しないことが昇進の条件である制度の元では有効な改革はできません。
頭を冷やして、まともな政策を語るまともな政治家が出てきたときに見落とさないだけの賢明さは保つべきと思います。
政策を見る能力が無く、十把ひとからげに為政者をこきおろして鬱憤を晴らすマスコミ的、あるいは２ちゃんねる的一言居士は結局のところ現状維持に力を貸すだけでしょう。
>学力低下が著しく、底辺校は、私の本務校だけでなく、どこでもそうなのでしょうが、
>「中学レベル」の語学や計算能力が欠けている学生が非常に多いです。
どうも。イナカ美術研究所で高校生・浪人生と一緒に絵を描いてる者です。
過去、「学力」だけでなく「画力」まで落ちてきています。
「画力」の場合は、同じ石膏を同じ年齢の生徒に描かせるので
一発で比較できるのですが・・・。
「権威」（芸大・美大）の態度が軟化してきて、易化が目立ってきたのに、です。
英語・数学と言った科目の、知識の絶対量の問題ではなく、
全体的な文化レベルの低下、
高度な情報や文化的な素材を咀嚼し、呑み込み
自分のこやしにしていく顎の力がなくなっている感があります。
その人間の体を、社会的共通資本が包んでしまうのが現代経済社会ですから、人間の単体の力が衰えます。
だから、江戸時代の日本がそうだったように、お稽古事・鍛錬の社会が戻ってくると思います。
鍛錬としての徴兵制などはいいかもしれません。
学校教育に武道・しつけ・道徳・作法を組み込むのもいいと思います。
ただ、いまは何でも早くできる時代なので、案外に展開が早いのではと予測しています。
一つのこととして、日本の資産の上手な運用が必要なのでしょう。ところが、国内に留めさせよう（株価を支持するため）として、本来すべきよい海外投資をわざとさせない、そればかりか、国内の会社の淘汰も先伸ばし（だからよい投資とならない）と、資本市場政策は根本がおかしいと思っています。
日本市場で儲けるには某METIのお役人のいう「ばかでおろかなトレーダー」でなければならなかった（20年投資してもインデックスで同じとは何事だと。配当も低いし）。日本で一番多く取引している外国人投資家はまさにそれです。
このように市場がはっきりと日本の間違いを示してくれているので、イギリスよりも早く気づいてくれるのではないかと思っているのです。
問題なのは、そうすると、そこそこ頭のいい子どもたちは、ますます勉強などせずそれなりに「名門大学」に入れてしまう。
そこで、自分の能力を過信し、職業的なトレーニングの場ではうまくいきません。
エリートも下層のメンタリティを持っているのです。「足るを知って、努力しない」これを普通の仕事の人がするならまだいいけれども、エリートたちがこうなっているのが現状です。
つまり、これから医師、弁護士、高級官僚など、国の根幹を支えるはずの人材の劣化がますます顕著になるでしょう。これらの人々は、さして努力をしなくても、高給が保証されているのですから、すぐに「足るを知って」しまうのです。
しかしこれは人間の歴史が幾度となく繰り返してきた栄枯盛衰の幻想でしかない。諸行無常が世の常である。
それでもまだ、人々が「ローマの平和」を享受し続けられると信じ込むというのは「心の病」でしかない。
日本人は戦後の成長サイクルの中で慢心し、いつかこのサイクルが破綻することを考えずにいようとしてきた。
それが日本の企業の「親分子分制度」を生み出し、個々人の職能ではなく、年齢と会社への忠義だけが要求されるという封建的で個人の人格をないがしろにした「日本国内限定通用」の悪習を作り出した。
このまるでヤクザ社会のような仕組みで生きてきた奴隷労働者に「労働の流動化」などという理想的言葉は意味を持たない。彼らには毎日這いつくばることでわずかな給金を得てきたという「経験」しかないからである。
そもそもこの国の公教育制度自体が、如何に個人が社会で能力を開花できるようにできるか？ではなく、如何に将来の官僚と奴隷に個人を振り分けられるか？を目的にしているのだからそこから変えなければなにも変わらないだろう。
かつてローマ帝国は肥大化しすぎたが故に分裂し、最後は異民族の侵入、異教徒の侵入によって歴史から消え去った。日本もやがては同じ道をたどるのだろうか。
すると、人間単体の力を鍛えようとする動機は与えられにくくなります。
それなのに江戸時代にお稽古事・鍛錬が流行ったのはなぜでしょうか。
その契機を教えてください。
社会を映す鏡として個人の無気力を問題にするのならば、そのバックグラウンドを意識させない限り、学校教育での武道・しつけ・道徳・作法は格差固定を助長する教育に過ぎません。
徴兵制など、貧困層を既得権者のために利用しようという最たるものです。
若い世代の無気力を憂うならば、外形的なものよりも内面でのインセンティブを如何に得るかを語るべきでしょう。
日本は「学者とサムライの国」ですから、戦後、ケイコとマナブ一辺倒できたわけです。
お稽古事としての「英語」に、苦手意識を持つ日本人が多いのはどうしてでしょうか？
結局、異質なものをまずはあるがまま受け入れ、取り込み
自分が道具として使い倒せるようになるスキルを持ち合わせていないからです。
「そういうスキルは知識詰め込みでは得られない」ということが英語教育敗北の教訓では。
「学者とサムライの国」を「詩人と絵描きの国」（今のフランスとかベルギー）みたいに変えてしまえば
大分変ってくると思うけど。
芸術は表現の独自性を最重視するし、表現を持とうと悩むことは論理性を高めるし、
論理性が鍛えられたから、異質なものと交流できる。
フランスの若者ってすぐに怒り狂って暴動に走るじゃないの（笑）
ああいうのは芸術家を尊敬する、個人主義が浸透した国民性が大きいわけで。
>鍛錬としての徴兵制などはいいかもしれません。
鍛練するなら、ディベート術を本気で鍛えたほうがいいと思う。
生産的な情報交換と結論を得られるような議論のやり方を子供時代からトレーニングする、と。
地上デジタル放送のときも感じたことですが、変化せず、努力せず、既得権を守るための絶え間ぬ努力をして、責任を他人や実態が存在しないものに押し付け、ゆっくり衰退していく、それがこの国の未来のようです。今までの成長がうそのように。少子化も本来そんなことを考えている人が多いことが原因だと感じています。記事でおっしゃっているように、生まれてくる子供が借金まみれで一生働いても借金しかない。そんな子供を育てる親はどこにもいないと思います。
しかし人間は将来よくなるという希望がないと行動できない生物だと思います。ですからこの国では実現できないと感じるなら国から離れていくことも必要ではないでしょうか。そうでもしないと既得権を持っている人はこの国の悲惨さはわからないと思います。いやたぶん一生わからないでしょう。
失われた10年15年では、まだまだ滅びが熟成しておらず、これからが佳境と思いますが、リタイヤした団塊世代は、おのが寿命の滅びを楽しむと共に、経済。社会の滅びをも楽しむ、日本古来の「もののあわれ」の日々を生きることになります。
経済学は、成長のためだけでなく、このような滅びにも指針を提供すべきと考えます。
つまり「もののあわれ」を解明する経済学が、これからの日本には必要になるのでは？
彼らも労組が既得権を強硬に手放そうとせず交渉が一向に進んでいない。
このままではGMという会社自体が破綻すると言われているのにです。
席を奪われるぐらいなら、船ごと沈んでしまっても構わない。
今の席に座っていられない世界など無くてもいいと思っているのでしょう。
ある意味で彼らも無敵の人ですね。今のポジションがベストであることを知っているので
玉砕するまで一切妥協せず他人に負担を強い続けることが最適戦略なのです。
＞４ 侵略戦争や軍備増強によって経済問題を解決しようとする国家主義者を支持しない。（戦争は究極の国家による犯罪です）。
taroさんの提示する倫理的指針面白いですね。日本でリバタリアン的政策を主張すると「右派」とみなされてしまう。反戦と「市場原理主義」（笑）をセットで主張できるということを、日本の左翼は信じられないでしょう。
問題は所得分配で、年齢構成が逆ピラミッドになると、現役世代の負担が耐えられなくなる。この限界も、20年以内には来るでしょう。
あんまり気付いてないと思う
「俺たちは汗水垂らして真面目にコツコツと働いてきたのに、お前たちがその跡を継げないとは情けない」
という見方しかしない
上の世代は「もっと意欲と欲望を持って消費しろよ」とよく言ってくる
余計なお世話だ
片方で徴兵制を認め、他方で市場経済を容認するのは、矛盾です。それは、国家独占資本主義の肯定でしょうね。あるいはファシズムですか。停滞の次は暗黒時代というわけすか。
徴兵制を始める代わりに、むしろ国家公務員法と省庁設置法を廃止して、役人を合法的に国民を収奪する役務から永久解放する方がはるかにコスト・エフェクティブでは？
改革が現代で意味をもつには、政権奪取などどうでもよくて、あらゆる既成の制度と権威を無に帰して、一から個人が考えて物事を再開することを促すことが必要と思われ（政党にまかせても何も良くないことは明らか）。
諦観が何らかの意味をもつには、それが唯一の道でしょう。
実はレーニンは正しかったのかも。国家は死滅するのです。あの弁証法的な語り口が思い出されます。死滅するのです。廃止ではなく。
肥満を乗り越えているのも、そうしたDNAの発現でしょう。盆栽もそうですし、箱庭もそう。いとも簡単に体の盆栽化を実行できるわけです。
他の国は、現代化に不適応でひたすら肥満化してます。
ひきこもりも現代病の一種です。しかし、やがて適応するはずです。
麻生首相は、スポーツ庁を作るといってますから、あいかわらず勘が良い人だと思います。
観光庁も結構なことです。江戸時代にはお伊勢参りとか流行りましたから。
どちらにせよ、啓蒙主義の時代を経たヨーロッパの産物ですが。
スポーツ庁、観光庁…
またまた役人天国・税金取り放題・国債発行万々歳、究極の増税路線を邁進する麻生政権でしょうか。そろそろつき合いきれませんね。盆栽や箱庭と一緒で、外の世界があることが分からない。日本のやっていることは、世界の矮小化、経済の矮小化、技術の矮小化ですね。小市民的な盆栽と同じです。大自然にも大芸術にもなれなくていいんですよ。
伊勢神宮のように建て直しが必要ですね。一円も税金を使わずにね！
日本は国土も狭いので一人当たりのGDPが増加している限りは、GDPが減ってもそう困らないと思いますがいかがでしょうか？会社経営はパラダイムシフトが必要でしょうけど。
そういう経済を解説した本もあるのかもしれませんが、あまり経済の本を読んでいる訳でよろしければ別のエントリなどで教えてください。
あまり変わった意見を書きたくないのですが・・・
>自分も含めてですが、変化することが非常に怖いです。
>変化し成功する例はごくわずかですが、失敗した場合の結果は極論を言えば「死」です。
>死にはいろいろな意味がありますが、共通するのは復活できないということです。
変化しようと（挑戦して）失敗したら「死」・・・実は逆ではないでしょうか？
（勇気を持って決断し、）変化できなければ死ぬのでは。
復活できない失敗は無い、と思う。
>変化せず、努力せず、既得権を守るための絶え間ぬ努力をして、
>責任を他人や実態が存在しないものに押し付け、ゆっくり衰退していく、それがこの国の未来のようです。
>少子化も本来そんなことを考えている人が多いことが原因だと感じています。
そういう人もいるし、そうでない人もいます。
少子化ですが、回復した国の事例を読むと必ずしも日本は絶望的でないです。
>しかし人間は将来よくなるという希望がないと行動できない生物だと思います。
>ですからこの国では実現できないと感じるなら国から離れていくことも必要ではないでしょうか。
庶民が国家のあるべき姿のイメージを持っていないのは当然ですよ。庶民なんだから。
国のエリート層がそれぞれの持ち場で、
「仕上がり像」のイメージを持って、庶民を強力に指導するなり教育するなりしないと。
戦国のエネルギーそのものだったのでしょう
江戸時代も爛熟し小便するのにチンポを支えてもらわなければいけなかった将軍様を偉いとする神話に生きる時代が来たのでしょうか
「車を乗り回せて、酒も飲み放題、でも２ちゃんねる禁止」などと言われるぐらいなら、はっきり言って、車も酒もないけど、２ちゃんねるのある生活を選びます。
世界全体の経済が発展しフラットになっても、地球資源は有限なのでいずれ頭打ちがくるでしょう。そのとき、質素でも、気の利いた言葉を交わしあう、日本の文化の価値を世界も遅れて知るでしょう。
インターネットにあるテキストで、人口あたり文字数が一番大きいのが日本語であるということにもっと誇りを持ってよいと思います。
経済学者という立場もありましょうが、GDP云々で国を憂うあなたの考え方がすでに古いと思いますよ。
人間に寿命がある限り、年齢というのは個人の合理的決断の最大の変数として君臨します。その限りは年齢は低いほうが基本的に有利なのですが、今のように非常に大きい規模で年齢が高い集団が優位になるという現象は多分非常に珍しいと思います。選択肢が低い思想が多数決で勝ってしまうので、もはや業績を上げたい、新しい特許を取りたい、株価を上げたいというインセンティブすら成立していません。若者の知能そのものが下がっているという指摘もありますが、彼らはおそらく知識そのものにインセンティブを感じていないのだと思います。私自身もウェブにおいて実名で議論することにかなり抵抗がありますし、私自身は貧困層の出ではないのですが、議論を深めていくよりも「空気を読む」ことへの要求が大きいのを感じたことが多かったです（かなりエリート的な履歴の人もそうでした）。
ただ、今の近代規格の政府は日本に限らずみな貨幣の破綻に進んでいると思うのですが、その点日本はまだド田舎の島国であり比較的安定はしているのではないかと思う。寧ろ大陸諸国のほうが酷いことになりそうな気もするのですが。もちろん終末論者が期待するような破滅的危機は何も起こらず、日本人だけが貧乏になる可能性も十分ありますが・・・
現状は、たぶん潜在水準よりさらに落ち込んでいるので、景気対策にいくらかの効果はあるでしょう。しかしそれが100％きいたとしても、長期停滞は止まらないのです。
雇用者が被雇用者を自由に解雇できるようにする。年齢給と退職金制度を廃止する。同一労働同一賃金の法制化。源泉徴収を廃止し納税は自己申告とする。
�∪農�改革
法人税を廃止する。負の所得税の導入。海外資本の自由化。（たとえばロシアの資本家がトヨタを買収してもＯＫとする）
�６軌蕾�革
ダメ教師の解雇。国公立大学の授業料を無料にし世界中から優秀な大学教授と生徒を募る。私学助成廃止。英語の公用語化。教育の競争と自由化。
スタンフォード大学など海外超一流大学の誘致。
�ぜ０族�革
警察の民営化。日本版ＦＢＩとＣＩＡの創設。防諜体制強化。
＞GDPが大きかったらハッピーですか？
＞「車を乗り回せて、酒も飲み放題、でも２ちゃんねる禁止」などと言われるぐらいなら、はっきり言って、車も酒もないけど、２ちゃんねるのある生活を選びます。
個々人のケースはともかく、国全体の方向性としては、「車を乗り回せて、酒も飲み放題、２ちゃんねるやり放題」と「「車は無く、酒も飲めず、２ちゃんねるも禁止」の二者択一しかありません。中間はないのです。
「日本の文化の価値」も、「インターネットにあるテキストで、人口あたり文字数が一番大きいのが日本語であるということ」も、全て巨大なGNPに支えられた砂上の楼閣に過ぎません。一度衰退の坂を転げだしたら、漫画やゲームを楽しむ余裕も、blogを書いて人口当たり文字数を誇る余力も全て失われます。貧乏人ばかりのネットで、誰が広告や先行投資を行って、低廉なサービスを支えてくれるのですか？２ちゃんすら成立しません。
でも、今の２ちゃんてそんな面白いですかね？６，７年くらい前までは若くて切れ味のいい無名の論者が数多くいて（一方でネオ麦まがいや荒らしも半端無く多かったですが）刺激的な空間だったように感じますが、どうも最近は高齢化が進み、中年〜老年的で硬直化した雰囲気が強くなっているように感じます。まあ、ひろゆき氏だってもう30代前半、初期の２ちゃんを盛り上げたであろう団塊Jr.も30代後半に突入しているから、しょうがないのでしょう。
i8052さんへ
＞人間とは絶望的現実が現前性を持つまで動機づけられない生き物なのだ、っていうことなんでしょうか
そこで「権力への意思」じゃないでしょうか？闘争を肯定し、金銭欲を肯定し、合理性を求め、羊のごとく大人しく装い、狼のごとく既得権者に襲い掛かり既得権を剥ぎ取る。ナチズムみたいにならないようにしないといけないですけど。
kk8n53mさんへ
＞寧ろ大陸諸国のほうが酷いことになりそうな気もするのですが。
おっしゃるとおりですね。既得権の破壊と社会の再生を平和裏に行う方法は、不完全ではあるけれども、英米の自由主義・民主主義社会のみが歴史的にそれを実現したと思います。それが英米の強さの秘密であり、今後もアメリカのみが（相対的に地位が低下しても）世界最強の国家であり続ける資格があると思います。
中国では、易姓革命が既得権の破壊と社会の再生の仕組みなのでしょうが、それだと大混乱は避け得ないでしょうね。ただ、日本も似たり寄ったりで、違うのは「外圧」に対する感度だけでしょう。
土地の私有権の制限と、土地固定資産税の大幅増税
は欠かせないですね。今の日本の格差の最大のものは、大都市圏での土地所有格差ですから。
戦後にトヨタやパナソニックが社員をウサギ小屋に住まわせて猛烈に働かせ営々と輸出に励んで積み上げた富を、世田谷あたりのGHQから土地をタナボタでもらった農民が吸い上げて、ものすごい豪邸を立てているのを見ると、現代日本の歪みが最終的にどこに収束しているかが良くわかります。
この辺をいち早く指摘していた中谷氏の転向？などをみていると、若者の方が潔い？のかもしれませんね。大人がこのザマでは…。
ニートは子供を作らないから放っておけば滅びる…といった自民党の大臣だかがいましたが。こういう愚劣輩が大臣だったり事務次官だったりする国家の見事さは歴史に残ると思います。「お犬様」綱吉将軍以来じゃないですか。
雨宮処凛さんが佐藤優氏との対談で�犹笋亮�囲ではティッシュペーパーに醤油をかけて食べるのは普通です�瓩箸い辰討泙后Ｇ�金享受者や官僚はホントに何を考えているんだろう。事実を知らないだけなのか、それとも…。
>ダメ教師の解雇。国公立大学の授業料を無料にし世界中から優秀な大学教授と生徒を募る。>私学助成廃止。英語の公用語化。教育の競争と自由化。
>スタンフォード大学など海外超一流大学の誘致。
付け加えるとしたら欧米と同様、社会人入学者を増やす方向で行った方がいいと思います。
From eighteen to eighty（18歳から80歳まで）と言いますけど、「18歳かそこらで大学の価値・よさが分かるか？」と言ったら分かるわけがなくて、一律に18歳で入学する今の慣習がおかしい。心から「○○がやりたいから行きたいなぁ」と思ってから行けばいいんじゃないか。フィンランドの男性みたいに18歳の時点では職業訓練校を選ぶ人のほうが大学進学者より多いという国もある。
当ブログは、民主党の議員秘書のみなさんに愛読されているので、次の選挙の戦略は、こういう若者の意識を計算に入れて立てたほうがいいですよ。
内需で競争すれば、豊かに成ることはない
外需で競争しても、賃金の安いところの国に勝つ事は難しい更に為替まで絡んでくる
競争を辞めると困るのはむしろ政治家だろう
誰も自転車を漕がなくなるからだ、漕がなくなると税収が落ちるからだろう
諦めると言うことは大事である
諦めずにやっても無駄な努力もある
一度日本を諦めてみるのも良いだろうと思ってル
100年後どうなってるかそれは楽しみだ
「景気回復」はない、おそらくそれが一番現実的なシナリオですよね。椅子取りゲームは終わってしまった。あとは椅子ごと引き摺り下ろされるのは誰で、それが自分の身近にせまるのがいつか、というだけ。
残ったのは分配率の悪化、少子高齢化、多額の借金。赤字国債を好きなだけ垂れ流して、政府主導の「需要創造」の幻想を追いかける今の政権を見ると、希望がすでにないこと、改革のチャンスは終わってしまったことを思い知らされるのみです。次は一発当てるんだ、と言って金を借りて回るたちの悪い父親に振り回されているような。
政権交代が起きて民主党政権になっても、同じバラマキ政策を取り続けるのであれば、希望はますますやせ衰えて行くでしょう。今、政治に求めるのは、頼むからあの補正予算は止めてくれ、ということです。ていうか、何であんな嬉しそうに借金できるんだろう。ツケを未来に回し続けた結果が、希望を捨てざるを得ないこの国の姿なのに。
このまま座して死を待つか、それとも行動を起こすかのいずれではないか。まさか前者ではあるまい。その先にあるものが読めない見えないにしても、リアクションがなければ結果はでない。
この支配からの卒業(死亡)といったところでしょうか。
自殺する勇気が湧き上がるまでの期間(あるいはそこまで追い込まれるまでの期間)
無駄に払った年金分を取り戻そうかと生活保護を頂いてるわけですね
このコメントは池田さん書くブログの思惑とは別のところにあると思うので
承認されなさそうですが、まあ何となく…
これが'90半ば頃であれば需給GAPを埋めようと努力するというのも分かるのですが。。
需給ギャップを埋めようと金融緩和をすればするほど交易条件が悪化して所得が流失し、財政政策を施すほど将来の分配をゆがめてしまう。
ルネサスとNECエレの統合に見られるように、需給ギャップを埋めようとする努力に関わらず供給サイドの低下(再編)は続くのでしょうね。
まあ、これも、これまで金融政策で先延ばしにしていただけなんですが。。
つたない英語でも勇気を持って優秀な外国人の部下と仕事をしておりますし、貧弱な予算でも世界一流の企業・大学に負けないつもりで仕事をしております。もしこのブログに出会えていなければ、英語も鍛えず、妥協して地元の人材を雇って安全でジリ貧の仕事をしていた気がします。
公教育ではダメだと言われ（多くの場合、確かにダメだ）、塾に通わせ私立に入れる。教養こそが自分の人生を切り開く唯一の道だと言い聞かせて。
夢を実現するには、一流の知識を得、様々な経験を学ぶ事が大事だと、言い聞かせて。
しかし、彼女らが成人し、社会に出る頃、年金の現役負担が最大化します。少子高齢化のピークの頃です。
彼らの立場を俯瞰すれば、最も夢を語りづらい最悪の時代です。
それでも父親の責任として、彼女らに未来がすばらしい事を語らなければなりません。自分の世代やその上の世代が犯した間違いを棚に上げて。。。
せめて、自分は彼女たちの世話にならぬよう、老後は子供に頼ることなく清貧に生きていかねばと考えますが、一方で私はこの矛盾をわかっていても、子供がこの状況を理解し、自身の力でその現実を突破する力を見出すまで、子供の父親として「希望を捨てる勇気」を持てないのです。それは子供に対して大変無責任な事なのかもしれませんが。。。
＞日本の起業数は廃業数をここ10年以上下回っている。日本の若者にやる気がなければ外国から優秀な若者が定着するようにすればよい。
若者はやる気がありますよ。
しかし、大きな壁があるのです。
それは税制なのです！
起業して大きくしようにも税金で皆潰されるのです。
実際に自分で会社を経営したり、自営業をやってみるとわかりますが、法人税が利益の中の半分以上になります。それだけではなく、前納でその半分も収めなくてはなりません。
つまり1年間で利益の９割を税金に持っていかれます。これでは若者が頑張って起業しようにも国に押しつぶされているのと同じです。
＞起業には気前よく融資できる制度をつくればよい
そんなものは何の役にも立ちません。
税制を変えるしかないのです。
だいいちサラリーマンが給料の９割を税金に持っていかれたらどう思いますか？
若者は可愛そうです。
これに匹敵するのは自営業や農家に対する税金です。彼らは実質では赤字でも税金を取り立てられます。ひどいものです。(サラリーマンの人は理解できないかも？)
残された道は日本を捨てることです。
私はとっくにこうなるのがわかっていましたから、海外に活路を求めています。また、若者には日本にこだわる必要はないと言っています。
なぜなら、既得権のある老人が居座る限り未来は無いからです。
政府の「対策」の効果がなかった場合でも、政府は税金を還付するわけではない。それは、比喩的には、詐欺というよりも、強盗に近い。
既にここでも議論になったが、例えば、固定資産税を増税することで、富の移転を行うなどという意見があるが、それは市場経済の否定である。個人の自由意思と私有財産の否定である。そもそも徴税が、私有財産と市場経済の否定である。
政府を最小化し、税金を最小限に抑え、政府の市場介入と規制を廃止すれば、新しい「格差」やら「階級社会」が、たとえ残っていたとしても、何ら否定的なものではなくなる。ごく自然の状態に戻るだろう。役人もいなくなる。あらゆる産業とサービスは民営化される。教育は完全に自由化される。政府が恣意的に設定する非合理な「規制」やら「禁止」のおかげで、価格が吊り上がったり、非合法化された商品がヤミで高く売買されることもなくなる。政府という最大の非効率、最大の癌を、廃止もしくは最小化することがなければ、効率を論じることは不可能だ。恣意的な裁量とあてずっぽうの経済政策、無駄遣い、バラマキ、国債の大量発行…現在政府がやっていることは、まさに政府の不必要性と非合理、不経済を知らしめているようなものだ。
このような、アナルコ・キャピタリズムの可能性を考えざるをえないほど、現在の日本の状況はひどい。
実は、此の国は、戦後の復興期を、戦前の、軍国主義と全体への奉仕と、徹底した善行の強要をたたき込まれて、当然にして、善良で誠実であることをたたき込まれた国民が、その戦前の教育の全てが間違いだったという「反省」の上に、戦後の「民主主義」を実現しようとして国作りを進めて、それで成功した栄光の上に存在しているという歴史上の特異をその前提としています。
戦前の教育への「反省」とは、個人の「心」の領域に踏み込むことを否定した教育です。
その結果、人は、何が善で、何が悪であるかをすらも教えられぬままに育てられてしまいました。
その結果、此の国の至る所で、良心の崩壊を示す、信じられないほどの単純な事件が続発し、至る所に、規範の崩壊が露呈しています。
巨額の政治献金を、仕掛けが正しいからと全く意に介せぬ政治家や、えん罪を作り出すことに全く無頓着な司法や、自らの利益のためだけに、法を歪め、強弁して憚らない行政官。
殺してみたかったからとする少年犯罪や、思いこみでする一家心中。
利益を得ることだけを至上とする経済活動や、自らの利益だけを追求する労働運動など。
凡そ、社会が共有すべき規範を全く教えられないままに育った子供が成人し、主要な社会的地位を占める時代が出現しています。
それこそが、此の国の抱える深刻な危機です。
食べられなくなれば、海外に視野を向けた小さな共同体が生まれてくるのではないでしょうか。
個々の知恵や能力、何より機動性のあるスリムな組織が求められているのだと思います。
同様のことをたたき込まれたはずの人間が、しかし階級的に上位であるというだけでその善良と誠実をかなぐり捨てて部下を虐待する陰湿で卑怯な上官と成り下がった大日本帝国の下級士官・兵士が少なからずいたことは、歴史の事実でしょう。だからといってそれを全て「戦前・戦中」の教育のせいにしてしまう「反省」が浅はかであるのと同様に、だから「戦前・戦中」の教育は優れていて、そのおかげで、「戦前・戦中」の人間は善良で誠実だ、などと性急に一般化してしまうことも、さらに浅はかで危険な考えでしょう。
強権的な政府や治安維持法のような思想統制が働いている場合には、おそらく一見社会は、すべて秩序正しく「善良で誠実」に見えるかもしれません。しかし、それは政府が作り出した虚構です。戦後ヤミ貿易で巨万の富を得たのは、「徹底した善行」をたたきこまれたはずの戦前・戦中の特権・有産階級だったはずです。「善良で誠実」な風景の裏側には、巨大な暗黒があります。
もし、本当に戦後あらゆる「規範が崩壊」したのであれば、我々はもっと悲惨な状況に直面しているはずです。
この国の深刻な危機は、むしろ何か「危機」が訪れると、「戦前の教育」やら、「美しい日本」やら、観光庁やら、固定資産税の引き上げやら、長い議論のあげくに敗戦を決めることすらできずに天皇陛下に下駄を預けて崩壊した旧体制を懐古してみたり、等々。すべて、政府の権力に頼って、それで世の中が良くなればいいなあ、という手の話ばかりです。主体性が見えない。
規範がないのではなくて、規範との間で葛藤すべき自分自身の主体性が存在しないことが問題だと思います。
はないでしょうか？
それで日本社会の問題は半分以上かたづくような気もしているのですが。
>経済学者という立場もありましょうが、GDP云々で国を憂うあなたの考え方がすでに古いと思いますよ。
幸せってなんだろう
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/688b42c0750735640aa670bad99f4d0c
>だからGDPとは別の指標を考えないと、情報社会の幸福を計測することはできない。
長期衰退の坂を転がり落ちる日本
http://ascii.jp/elem/000/000/199/199624/index-2.html
>成長がすべてを解決するわけではないが、成長がなくなると、さまざまな利害対立が顕在化する。
今の２０〜３０代は、国益に叶うことをすることになんら心理的なインセンティブを与えられていませんよ。自分の生活が良いのも悪いのも自己責任だとずっと言われて来ています。
政治に興味が無い理由は、自分の利益に集中しないと生きていけないからです。
このような世代ですから、相当な文字通りのアナーキーな状態にならないと、一致団結など有り得ませんよ。
これまでは職能がなくても「カイシャ」内だけで宴会芸でもできれば奴隷としての人生も送れましたが、そんな江戸時代みたいなことやってるのはガラパゴス日本だけです。
全く勉強なんかできなくてもラインに入って毎日流れ作業をしていれば死ぬまで「カイシャ」が面倒を見てくれるなんて、人間としての尊厳を放棄した思考です。
これからゆっくりとこうした停止した思考が限界点に到達し、思考を変えていけない人は落ちていくのでしょう。
今からすぐに日本の労働をこれまでの「親分子分制度」から労働者が何歳になっても自らの能力を研鑚することで価値を高めていく「職能制」にしていかないと滅んでいくのだが、この「思考転換」こそ日本人に先天的に不装備の武器なのでおそらく滅ぶのでしょうね。
老人の死を急がせるような経済政策というのはどの国でも前例のないことなんでしょうか
しかしそれは非常に困難でしょう。
次善策として、若者は望む法律を持つ外国へ移住することになるのでは無いでしょうか。
少なくとも、政治の力を信頼するには、もう遅すぎます。
>この支配からの卒業(死亡)といったところでしょうか。
>自殺する勇気が湧き上がるまでの期間(あるいはそこまで追い込まれるまでの期間)
この先、どれだけ惨めな思いをすることになっても
絶対に自殺はしないと約束してください。
人間の本当の仕事は「一生自殺しないで生ききる」、だけです。
（職業・その他は、本人の選択の問題ですから）
UBASUTEは確かに魅力的ですが、もう既にかなり実装されちゃってるのかもしれません。選挙権だとかそういうエラーが多少あるだけで。
あまり人間を特別だと思わないほうがいいです。
どうしても「日本的な「中間集団」」に組み込まれている…という気がしますね。
そうすると働ける老人は年金に頼らず働こうとするので一石二鳥じゃないですか（もちろん、定年後は当然に非正規社員になってくださいね。）。
あまり経済活動に国が関与するのは効率性が落ちるのでよくないと思っていますが、税制は特殊な人口構成比の日本という国で国がいいところを見せられる数少ない機会だと思います。
とはいえ明治維新や安保闘争、学生紛争など、日本の若者が団結して大いに暴れ回った時代があったのも事実です。自分も含めて今の若者がそうした「目に見える闘争」に向かう可能性が皆無に感じられるとすると、その差は一体何に起因するのか。ただ「サイレント・テロ」という形で若者の闘争と抵抗は既に始まっており、深く静かに、だが着実に拡大しているという見方もできると思います。
引退いたしましたが私は2年前まで中小企業の社長でした。法人税は累進課税ではなく、定率税です。いかに利益をあげている企業でも事業税と合わせて5割以上の税金を取られることはありません。事業主の所得税も合わせて混同されていませんか？もし本当に9割以上も法人税を納めていたのであれば、税務署のミスなのでx-accountant氏に御相談なさって下さい。
フランスでは零細企業の法人税は選択制で利益に関係なく一定の金額（確か40万円位）又は日本と同様、定率の利益に比例した税金、の好きな方を選べます。日本でも検討の余地があります。貴殿の仰るよう農家に9割の税金が掛かるのであれば百姓一揆が起こっていると思いますが？北朝鮮の話では？
私の住む大田区には大勢の中国人が住んでますが、彼らの企業家精神はたいしたものです。食堂、指圧等2−3年で店をどんどん増やしていきます。一般のサラリーマンとして日本で働けないのでリッチになるには自分で起業するしかないのです。退路を断たれれば人は彼らのよう底力を発揮するはずだが日本人は諦めるだけなのが残念だ。
この場合、若者であれ年寄りであれ、付加価値を生まない者がふるい落とされる。
今やライブドアも足るを知る日本的中間集団になったようです。
心ある人はライブドアから出て行ったようですが、今後もこのような流れで日本は穏やかな死を迎えるのでしょうか？
私自身、一番重要なのは｢若者はいったいどうしたいのか？｣だと思います。おそらく多くの若者はこの経済停滞がすぐ終わるとは考えていませんし、自分の給与が現在の50代と同じくらいもらえるとも考えていません。では結局我々若者はどうしたいのか、ここが問題です。
今のようにイスが空くのを待つのもよし、イスを無理矢理奪うもよし、起業してイスを作り出すのもよし、自分たちがどうしたいのか？若者がどうしたいかで未来が決まると思っています。
個人的には多様性を認めるという前提を若者が共有し、その中で現在のシステムから外れて富を生み出したり幸福を生み出す人間が増えてくる（つまり、起業家や社会起業家が過半数を占める）ならば、将来的に未来は明るいかと思います。
結局、自分たちの未来を決めるのは自分たちですから。
一度引退した老人と同じ土俵で戦って負ける若者に豊かな暮らしをおくる権利はありません。救うべきは同じ土俵なら老人を圧倒できるのに現状ではハンデを背負わされている人々です。
私はそこまでは言えませんが、ただ何とかしないとただでさえ苦しい現役世代がさらなる負担増で耐え切れなくなりそうです。現役の人達とそうでない人達とのコンフリクトが高まり社会不安が増長する気がします。そうなるとただの経済停滞というだけの話にはとどまらないと思います。
仰るとおりです。それだけを見ればここまでなりません。
私が言っているのは企業が伸びていくときの資金繰りを考えた場合のことです。ユニクロの柳井氏も同じ事を仰ります。
＞北朝鮮の話では？
農家の税金は申告書類では黒字ですが、本当の帳簿をつければ赤字です。
例えば実際の帳簿では80万円の赤字なのに申告の書類では20万円の黒字になります。ほとんどの農家が会計の知識が無いために(だからあきらめている)、赤字なのに税金を払わせられています。
耄碌爺さまも実際に帳簿をつけて見られたら分かります。私は税理士に見せたことがあります。税理士も納得していました。
だから、農業に携わる若者に言います。やるんだったら海外に行きなさい。決して日本国内でやらないようにと・・・。
年金問題が片付けば本気出す！
年金については本当に若い人に同情します。現在の年金受給者の年金は減らすべきです。減らせないのであれば消費税を大幅にアップして年寄りの負担を増やすべきですね。医療保険も年寄りの特典をなくす方がよいと思います。
一票の格差をなくすことも必要です。田舎ほど年寄りが多く、都会の若者の声は田舎のずうずうしい年寄りの声にかき消されています。
いよいよどうにもならなくなったら大勢の仲間とええじゃないか！ええじゃないか！と騒ぎまくりたいｗ
横レスですみません。
＞全部取り上げるという根拠はどこにあるかな。人口減少だから文句をいうなとも。
取り上げるとなると穏やかではないですよね。そういうことではなく、公的年金制度を廃止し精算するということでしょう。精算方法は言うまでもなく平等にですね。食い逃げと言っては失礼ですが、保険料の元を取って物故した方はハッピーでしたね。然しながら年金解散の国民的合意が得られるかは分かりませんね。
僕自身は40代で、いわゆる新人類とかシラケ世代と呼ばれた年代ですが、もう少し下の世代は、就職氷河期の只中で必死に自分のキャリアを積もうとしていた用に見えます。可哀想なのは、ここ数年で社会に出た世代あたりからではないでしょうか。その少し上の世代が、キャリア以前の「正規雇用」の入り口ではねられて、浮かび上がれない様子を目の当たりにして、もう自分には椅子は回ってこない、と思ってしまうのは、若者の側の責任ではないと思います。
自分の払った年金が戻ってこないくらいであれば、まだ我慢できます。団塊の世代は、なんだかんだと言っても、日本を今のレベルまで持ち上げたという貢献はしていると思います。安定した老後を送ってもらうのを止めろとは言いません。
ただ、何でこんなに借金が残るんでしょう？経済が一番成長して繁栄した時代を経て来ているのに。
それは要するに、手放すべき「既得権益」の構造を、借金をしてまで維持しようとしたからではないですか？
お金は持っていって構いません。ただ、自分たちの作った仕組みが最良のものだとして、新陳代謝を阻まないでもらいたい。いつまでも現役でいようとすることと、いつまでも支配者でいようとすることは全く異なります。
ここのコメントにも散見される、「日本を捨てる」「姥捨て」は、要するに今の仕組みを捨てたい、その仕組みを無理に維持しようとしている人を排除したい、ということではないでしょうか。
希望のはるか手前で、そこから話をしなければいけない、という現状が、今の閉塞感の源だと思いますが。
えーと既存の年金の処理ですが、公的年金運用機関はすべて民営化すべしというのが私の意見です、国も含めて出資者が割合に応じた株を取得して、年金運用機関はただの資金運用会社にしてあとは株主間の話し合いでいいとおもいます。また民間の資金運用団体に国がかかわりつづけるのはまずいので、年金清算事業団をつくり、見合った額の国債の返済義務もおしつけておけばいいんでないかと。
また、現在の基礎年金/国民年金を一元化してある程度まで拡大すること（また財源は税にすること）、健保も国がひきうけることもその場合の必要条件です。そうすれば「正社員」と「非正規」の違いは労働時間だけになり、格差は事実上なくなるとおもわれます。解雇が不自由な「正社員」制度はその上で存続すればよろしい。（ただし、正社員の給与はどちらかといえば下がるのではないかと予想しますが）
品質がよい物や熟練労働者が作った物を選って、その中からサンプリングをしても適正な工程管理を行っているとはとても言えない気がします。
それと同じようにここ数十年に亘って法曹資格者を毎年、トップ５に入る数を輩出する大学の学生が、若者全体を代表しているとは言えないのではないかと思うのですが、如何でしょう。
(彼らは、企業等からも高い評価を受けていますので、戦略と活動を間違えなければ、それなり以上の規模と将来性を有する企業から正社員として内定をもらえるわけで、池田信夫氏が言うところの｢実社会で闘うことをあきらめた若者｣たちと階層が違う、といってしまえばそれまでなのですが。)
むしろ、城繁幸氏が言う｢かつては誰にでもチャンスはあり、一生懸命働けば報われるという希望があったが、もう椅子取りゲームの音楽は終わった。いま正社員という椅子に座っている老人はずっとそれにしがみつき、そこからあぶれた若者は一生フリーターとして漂流するしかない｣中で、例えば法学部を卒業したなどと言うスキルがない若者たちは、徒手空拳で闘うしかないように思われてなりません。
それで今、派遣切りにあい、それと言ったスキルを持たない20代・30代の若者が"敗者復活"でき、普通の生活を営めるようにするにはどうすればよいのでしょうか？
それとも、大学に入る前から法曹資格を取得するに十分な能力を持つ若者を相手にするだけで事足りる、と言うのでしょうか？
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