夏休み、宮崎にプチ留学しませんか?

「シニアサマーカレッジ」開催~全国の8大学で~

大谷 憲史(2007-06-28 05:00)
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 JTB(東京都)では、全国8つの国立大学法人との共催で「シニアサマーカレッジ」を開催する。50歳以上を対象とした生涯学習プログラムで、全国各地からの参加者が、会場の大学の所在地に滞在して、質の高い講義を受講し、郷土色豊かな文化や歴史、産業などを学ぶ。

 講師陣は、各分野で著名な大学の教授をはじめとし、学外からは各自治体の協力を得て、地域の企業・行政の第一人者を招く。プログラムは、2週間の期間で平日に講義を行う。週末は、参加された受講生が自由に学習したり、課外プログラムを受講したりできる時間も用意されている。

 この「シニアサマーカレッジ」は昨年から行われ、今年は、弘前大学、山口大学、岩手大学、信州大学、岐阜大学、香川大学、高知大学、宮崎大学の8大学で実施される。

 今年から新たに参加する宮崎大学(住吉昭信学長)は、8月27日から9月7日までの期間で、実施される。

 好奇心旺盛なシニアに、宮崎県の産業や文化・歴史などを学んでもらう集中講義で、初日には東国原知事も講師として登壇する。講座内容は、

 ○ 宮崎発おもてなし日本一「宮崎を、日本をどげんかせんといかん!!」 東国原英夫知事

 ○ 「鳥インフルエンザとは何か? 」 後藤義孝 農学部教授

 ○ 「歌人若山牧水の魅力~あくがれて生きる~ 」 伊藤一彦 若山牧水記念文学館館長

 ○ 「宮崎焼酎『百年の孤独』の誕生物語」 黒木敏之 黒木本店社長

 ○ 「日本のブランド『宮崎牛』~生きたまま肉質を探る~ 」 原田宏 農学部教授

 ○ 「インターネットで元気になる~元気eランドみやざき~ 」 荒木賢二 医学部附属病院教授

 などの全20講座が予定されている。

 昨年、この「シニアサマーカレッジ」に参加した受講生の8割は、他県からの参加とのことである。

 JTBが参画していることから、各県外からの参加者に対しては、宿泊先も手配しているかをホームページで確認したみた。この企画は、旅行ではなく、あくまでも「生涯学習プログラム」としての位置づけであるため、基本的には受講生自身が、宿泊先を確保するようになっている。

 「シニアサマーカレッジ」の基本的な考え方のなかに、「質の高い講義に加え、出会いと交流の中での学習である」と書かれている。「学ぶ」だけではなく、意義ある交流を深めるためにも、宿泊先選びは大切になってくる。

 お金をかければ、短期の海外留学もできるが、自分の長年の人生経験を積んで感受できる教養と、日本各地の地域から宮崎に集まった受講生同士との交流を通して、自分でも気づかなかった新しい自分と出会うことになるのではないだろうか。私もこの「シニアサマーカレッジ」に参加したいと思ったが、50歳以上でないと参加はできないとのことである。

 なお、1週間コースの受講料は7万円(税込)、2週間コースは13万円(税込)。平日の講義、ウェルカムパーティー、さよならパーティーなどに関するものは受講料に含まれるが、現地での宿泊代や交通費などは受講料に含まれていない。現在、全国7会場で説明会が行われている。問合せはこちら



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