Windowsには、システム内部に致命的な障害が発生した場合に、メモリの内容をファイルに保存するという機能があります。
この機能によって、再起動時に作成されるファイルを「
メモリダンプ」といい、障害発生時の状態を後で調査し、原因を特定したり、対策を立てたりするために利用されます。
しかし、この調査作業というのは
一般のユーザーが簡単に行えるようなものではなく、開発者が専用のデバッガ(バグの発見や修正を支援するソフトウェア)を使って初めて行える専門的なものなのです。 さらに、
メモリダンプファイルは最大で物理メモリと同じサイズまで書き込まれる場合があります(最大サイズは2GB)。そのため、場合によっては結構なハードディスク容量が無駄になっていることがあります。また、ダンプ時の書き込みに時間がかかるというデメリットもあります。 このように、一般ユーザーにとってはあまりメリットがないので、ハードディスクの容量確保のためにも、メモリダンプを無効にすることをオススメします。
1、「[スタート]メニュー」→「マイコンピュータ」を右クリック→「プロパティ」を選択します。
2、「システムのプロパティ」画面の「詳細設定」タブを選択し、「起動と回復」欄から「設定」をクリックします。
3、「デバッグ情報の書き込み」欄のプルダウンメニューから「(なし)」を選択します。
「OK」ボタンをクリックして、全ての画面を閉じます。そして再起動しましょう。
以上で完了です。お疲れ様でした。
※書き込みパターンについて
○
(なし)・・・メモリダンプを一切取得しません。障害の調査を行うつもりがなければこれでOKです。
○
最小メモリ ダンプ・・・1回につき、約64KBをダンプします。(Professional以外でデフォルト)
○
カーネル メモリ ダンプ・・・物理メモリのうち、OSカーネルに関する部分のメモリの内容をダンプします。カーネル内部のデータ構造などを解析するために利用されます。
○
完全メモリ ダンプ・・・物理メモリの内容をすべてファイルにダンプします。アプリケーションの情報も同時に記録されますので、解析作業の助けになる可能性があります。(Professionalではデフォルト)
1、「[スタート]メニュー」→「マイコンピュータ」を右クリック→「プロパティ」を選択します。
2、「システムのプロパティ」画面の「詳細設定」タブを選択し、「起動と回復」欄から「設定」をクリックします。
3、「デバッグ情報の書き込み」欄のプルダウンメニューから「(なし)」を選択します。
「OK」ボタンをクリックして、全ての画面を閉じます。そして再起動しましょう。
以上で完了です。お疲れ様でした。
※書き込みパターンについて
○
(なし)・・・メモリダンプを一切取得しません。障害の調査を行うつもりがなければこれでOKです。
○
最小メモリ ダンプ・・・1回につき、約64KBをダンプします。(Professional以外でデフォルト)
○
カーネル メモリ ダンプ・・・物理メモリのうち、OSカーネルに関する部分のメモリの内容をダンプします。カーネル内部のデータ構造などを解析するために利用されます。
○
完全メモリ ダンプ・・・物理メモリの内容をすべてファイルにダンプします。アプリケーションの情報も同時に記録されますので、解析作業の助けになる可能性があります。(Professionalではデフォルト)