▼レッドソックス−オリオールズ (フェンウェイ・パーク、13:35 日本時間:20日 2:35) | ||||||||||
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
オリオールズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
レッドソックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 2 |
上原浩治 先発 [成績] | ||||||||
回数 | 被安 | 失点 | 自責 | 与四 | 奪三 | 被本 | 防御 | |
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7 | 5 | 2 | 2 | 1 | 5 | 0 | 5.29 |
斎藤隆 3番手 [成績] | ||||||||
回数 | 被安 | 失点 | 自責 | 与四 | 奪三 | 被本 | 防御 | |
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1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 6.23 |
レッドソックス戦の1回、ラミレスから三振を奪うオリオールズ・上原。7回2失点と好投したが敗戦投手に=フェンウェイ・パーク(撮影・春名中)
【投手】
(オ)上原、シェリル−モーラー
(レ)レスター、ラミレス、斎藤−コッタラス
【責任投手】
(勝)レスター1勝2敗
(S)斎藤1S
(敗)上原2勝1敗
【本塁打】
(オ)
(レ)
【戦評】
上原は先発で7回を投げ、5安打1四球5三振の2失点で敗戦投手になった。今季成績は2勝1敗。
レッドソックスが2−1で勝ち、2−0の九回に3番手で投げた斎藤は1回2安打1失点で今季初セーブを挙げた。
7回を2点に抑え、投げ切った。先発の役目を果たした上原は、笑みを浮かべて「楽しんだ。一番いいピッチングをしたんじゃないですか」。強打のレッドソックスを相手に“試合をつくり”充実感を口にした。
立ち上がりは、これまで通り速球とフォークボールで組み立てた。だが、外角球が多かった前回と違い、伸びのある直球で積極的に内角を突き、ストライクを先行させる。3−5番とは3度ずつ対戦し、1安打に抑えた。105球で七回を終えると、好投を喜ぶトレンブリー監督が抱きつき、好投をねぎらった。
過去2試合は、ともに早めの降板だった。表面の滑りやすいボールを十分に操れず、制球にも不満を残した。今回は中5日と登板間隔が1日増え、デーゲームで冷え込みも厳しくなかった。おかげで「うまいことボールが合った」。途中からカーブやスライダーを交える余裕もでき、的を絞らせなかった。
打線の援護がなく、今季3度目の登板で初黒星。それでも「勝ち負けというより、自分が楽しんだ」と笑った。メジャー屈指の強力打線を相手に好投して、大きな手応えをつかんだ一戦だった。(共同)
初対戦の上原に、レッドソックスの各打者は手ごわさを感じたようだ。
無安打1三振のベイは「フォークボールの制球が良く、速球も沈む変化がある」と脱帽。3打席目に適時打を放った昨季のア・リーグMVPペドロイアは「彼は投球術を持っている」と警戒した。斎藤は「真っすぐでどんどん押しながら、フォークボールを(ストライクゾーンから)出し入れできる。あらためていいピッチャーだと思った」と褒めた。(共同)
オリオールズ戦の9回に登板し、今季初セーブを挙げたレッドソックス・斎藤=フェンウェイ・パーク(撮影・春名中)
レッドソックスの斎藤が、移籍後初セーブを挙げた。最後の打者を空振り三振に仕留めると、右手を握り締め、ガッツポーズ。「ようやくレッドソックスの一員になれた感じ」と喜んだ。
首脳陣は昨季ひじを故障した斎藤に負担をかけないよう、連投を避ける方針を示していたが、抑えのパペルボンが3連投になってしまうため、前日に投げた斎藤が抑え役を務めた。(共同)