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ダウンロード(1) まずは必要なフリーソフトを準備します。使用するソフトは"HandBrake"と"DVD43"です。 右のようなトロピカルなアイコンがデスクトップに現れたらインストール完了です。 最新版にバージョンアップするときには、事前に現在のバージョンをアンインストールしたほうが良いでしよう。 なお、HandBrakeをインストールするには、OSがWindowsXP SP2以降であること、また Microsoft .NET Framework Version 3.0 ランタイムパッケージがインストールされている必要があります。 もしインストール時や実行時に エラーとなる場合は、マイクロソフトの Microsoft .NET Framework Version 3.0のページ からランタイムパッケージをダウンロード&インストールした上で、再度HandBrakeをインストールしてみて下さい。 |
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ダウンロード(2) 右のようなスマイルマークのアイコンがデスクトップに現れたらインストール完了です。 また、画面右下のタスクトレイにも黄色いスマイルマークが現れます。 パソコンのDVDドライブに、変換したいDVDディスクを入れ、暗号が解除されるとタスクトレイのスマイルマークが緑色に変わります。 ただし、もともと暗号がかかっていないDVDディスクを入れた場合は、スマイルマークは黄色のままです。 注意: DVD43の機能は、DVDディスクの暗号を解除することです。 DVD43のスマイルマークが緑色になっているときは、挿入されたディスクの暗号が解除されている状態であることを示します。 この状態であれば市販のDVDコピー・編集ソフトでもこのディスクにアクセス可能な状態になります。 DVDディスクの暗号を解除することの合法性はグレーです。各自の責任の上でご使用ください。 DVD43が起動していると、iTunesでの音楽CDの取り込みや、B'zRECORDERなどのDVD書き込みソフトの書き込みが、正しく行えない場合があります。 このような場合は、タスクトレイ上のDVD43のスマイルマークアイコンの右クリックメニューで"close"を選び、DVD43を一旦終了させてください。 なお、家庭用DVDレコーダーを使ってDVDに録画した番組は、暗号化されていないので、DVD43を使用しなくても読み出し可能です。 注意:パソコンに搭載されているドライブがDVDに対応している必要があります。 対応していない場合は、 外付けDVDドライブ(Amazon.co.jp) を接続してください。 |
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Windows Vistaでの設定 現在、HandBrakeはWindowsVistaには正式対応していません。 Vistaで動作させるには、起動前の設定が必要です。 デスクトップのHandbrakeのアイコンを選んで右クリックメニューを表示し、この中からプロパティを選びます。 すると、左図のようなダイアログが表示されるので、「互換性」タブの「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。 |
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起動 さっそくトロピカルなアイコンをクリックしてHandBrakeを起動します。 起動すると左のようなウインドウが現れるので、画面の左上にある「Source」ボタンをクリックします。 |
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変換するDVD/ファイルの指定 「Source」ボタンをクリックすると、左上のようなドロップダウンメニューが表示されます。 パソコンに挿入したDVDを変換するときは パソコンに吸い出したVIDEO_TS形式のファイルを変換するときには またはパソコンに挿入したDVDをここから選択することも可能です。 DVDではなく、.avi, .wmv, .mpg, .flv, .mp4, .m4v, .VOB その他の動画ファイルを変換するときには |
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すると左上のような「ディスクのデータを読み込んでいます」のメッセージが表示されます。
しばらく(数秒から約1分)待ちます。
もし、左下図の様なエラーダイアログが表示されたら、DVDや入力ファイルの読み込みに失敗しています。 このページの下にあるDVDが読めない、エラーになる!!のコーナーを参照してください。 または、サポートしていない形式のビデオファイルを指定した場合や、入力ファイルに著作権保護(コピーガード)がかかっている場合も、このようなエラーになります。 DVD43のスマイルマークが緑色になっていますか? DVDではなく、.aviや.wmv形式などのビデオファイルの読み込みでエラーが出た場合は、 XviD4PSPなど、別のツールを試してみてください。 |
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読み出すトラック、チャプターの選択 [Title]のリストで、読み出すトラックを選択することが出来ます。 通常本編映像トラックは一番時間の長いトラックです。 たいていの場合、自動的に一番時間の長いトラックが選択されています。 チャプター分割を行う場合 特定のチャプターのみを変換したいときは、[Chapters]で取り出したいチャプターを指定します。 たとえばミュージックビデオを曲毎に別ファイルに分割したい場合は、1回目は「Chapters: 1 To 1」の指定で第一チャプターだけ変換します。 つづいて「Chapters: 2 To 2」で変換・・・のようにチャプターの数だけ変換を行います。 下の項番「14.」で解説しているバッチ変換を使えば、一度に複数のチャプター分割をまとめて行うことができます。 |
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MPEG4ファイルの格納先の選択 [Destination]の[Browse]ボタンをクリックして、生成するMPEG4ファイルの格納先フォルダとファイル名を指定します。 保存先は、将来パソコンを買い換えたときにデータの引越しが簡単になるよう、 iTunesの音楽保存フォルダの下に、DVDタイトルの名前をつけたフォルダを作成して、これを指定するのが良いと思います。 iTunesの標準の音楽保存フォルダは、 WindowsXPの場合は、 Cドライブの[マイドキュメント]-[マイ ミュージック]-[iTunes]-[iTunes Music]フォルダの下です。 WindowsVistaの場合は、 Cドライブの[(ユーザー名)]-[ミュージック]-[iTunes]-[iTunes Music]フォルダの下です。 また、独自に「[iTunes Music]フォルダの場所」を変更している場合は、そちらを指定します。 「[iTunes Music]フォルダの場所」は、iTunesの[編集]-[設定]-[詳細]で表示されるダイアログボックスの 「[iTunes Music]フォルダの場所」で確認できます。 なお、パソコンを買い換えたときのiTunesデータの引越しについては、iTunesライブラリの移動/引越しのページで詳しく解説しているのでご参照ください。 |
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出力形式の指定 画面右に、あらかじめ出力形式が設定された「プリセット」リストが表示されているので、 この中から希望する出力形式を指定します。 2007年以降に発売されたiPod/iPhoneで再生するには、解像度の高い「Universal」を選択するのがお勧めです。 これで変換すれば、iPhone/iPod touch/iPod classic/第三世代iPod nano以降のすべてのiPodで再生可能です。 また、AVケーブルでTVに接続しても楽しめる解像度(横幅720ピクセル)です。 iPod/iPhone本体だけでしか再生しない場合は、低解像度ですが、ファイルサイズも小さい「iPod(横幅320ピクセル)」または「iPhone & iPod touch(横幅480ピクセル)」でも良いでしょう。 このほかにAppleTV用、PS3用、PSP用など、各種機種向けのMPEG4に変換することもできます。 出力形式を指定すると、自動的に[Width/Height]欄等が設定されます。 |
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ビデオ品質の設定 [Video]の画面では、出力するiPod用動画の品質を指定することができます。 数々のオプションがありますが、まずは初期値のままでもOKです。 ただ、[2-Pass Encoding]だけはチェックを入れるのがお勧めです。 変換の時間は倍になりますが、画質がとても向上します。 ビデオのビットレートは、プリセットによって自動的に設定されます。 [Avg Bitrate(kbps)](ビットレート)の欄に数字が入るか、または [Constant Quarity]の欄にスライドバーで%(パーセント)値が設定されます。 特に変更の必要はありません。 どうしても出力される動画のファイルサイズ/画質を調整したい場合は、これらの設定を変更してください。 [Avg Bitrate(kbps)]については、通常は700〜1000程度、ファイルサイズが大きくなっても良いから高画質にしたい場合は1000〜1500程度、とにかく高画質を目指すなら〜2400程度を指定します。 |
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櫛状ノイズを取り去る 動きの激しい動画の場合、左上図のように、横方向に櫛状ノイズが出てしまうことがあります。 この場合は、「Picture Settings」タブにある「Decomb」オプションにチェックを入れます。 |
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上下の黒帯を取り除く もともと16:9ワイドの画像が、左上図のように、上下に黒帯の付いた4:3標準画像(レターボックス)として収録されている場合があります。 この場合は、「Picture Settings」タブにある「Crop」オプションで、カットするライン数を指定します。 ライン数を正確に調べるには、一度パソコン上で再生画面をキャプチャするのがベストですが、 分からない場合は、とりあえず上下にそれぞれ64ライン程度をカットすれば良いと思います。 |
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オーディオトラックの指定 二ヶ国語、またはオーディオコメンタリーつきのDVDの場合、[Audio & Subtitles]タブの画面で、使用するオーディオトラックを指定します。 |
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字幕の指定 字幕つきDVDで、字幕を表示させたいときは、[Audio & Subtitles]タブの画面で、 [Subtitles]のリストから、字幕トラックを選択します。 複数表示されるときは、ノーマル画面用とワイド画面用であったり、通常の翻訳とオーディオコメンタリーの翻訳であったりします。 どのトラックを使えばよいかわからないときは、事前に時間の短い1チャプターだけを変換してみて、確認するのも良いと思います。 字幕を使用しないときは、[None]のままとしておきます。 なお、手順「7.」で「Title」欄を"Automatic(自動)"にしていると字幕トラックの選択ができません。 必ずTitleを指定しておいてください。 |
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変換開始 ここまで設定したら準備完了です。画面左上の[Start]ボタンをクリックします(左図)。 するとすぐさま変換が始まります。 |
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バッチ変換開始 複数の変換ジョブを指定して、一気に変換処理を実施することもできます。 1枚のDVDに、第一話、第二話・・・と複数の番組が格納されていて、これを個別のファイルに分割して変換したいときに便利です。 この場合は、[Start]ボタンの代わりに、画面左上の[Add to Queue]ボタンをクリックします(左上図)。 すると変換ジョブのリスト(キュー)ウインドウが開き、そこにリストアップされます(左中図)。 つづいて手順「7.」に戻り、次のチャプター選択から順に設定していきます。 すべてのジョブを設定し終わったら、リスト(キュー)ウインドウの画面左上の[Encode]ボタンをクリックします(左下図)。 するとすぐさま連続バッチ変換が始まります。 |
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変換中 スタートと同時に、左図のような、黒地に白文字のウインドウ(コマンドプロンプト)が表示され、変換状況が確認できます。 この画面の右端、[ETA]と書かれた右にある数字が、変換終了までの残り予想時間となります。 ([2-Pass Encoding]を指定した場合は、この2倍になります。) もし、変換を中止したいときは、このコマンドプロンプトウインドウの右上の「×」をクリックします。 なお、変換を中止したときに途中まで作られたMPEG4ファイルは、正しいファイル形式になっていないので再生できません。 |
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コマンドプロンプトが消えると変換終了です。
出力先に指定したフォルダに、".mp4"(チャプタ情報つきの場合は".m4v")形式の動画ファイルができているはずです。
iTunesライブラリのフォルダの下に、[アーティスト名]-[アルバム名]というフォルダをつくり、
ここに完成した動画を移動した上で、iTunesに登録しましょう。
iTunesへの動画の登録と整理の方法については、 MPEG4ビデオをiTunesに登録する:動画の整理のしかた のページでより詳しく紹介していますので、あわせて参照してください。 |
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