先日、サンケイスポーツにこのような記事が載りました。
「歌手のエノケソ（７７）、作詞家の丘灯至夫氏（９１）、作曲家の小林亜星氏（７５）がトリオを結成し、２３日に日本コロムビアから発売された新曲「あの世はパラダイス」が話題を呼んでいる。
丘氏が７０代のときに作詞。１０年以上も眠っていたが、一昨年暮れに亜星氏が作曲し、歌い手には演芸評論家として活動しながら喜劇役者、榎本健一さんのカバー曲を出していたエノケソに白羽の矢が立った。
「なんまいだァ」の念仏から始まる歌詞はインパクト大。関係者は「『あの世はパラダイス、死ぬことは怖くない』というのがコンセプト。丘先生でないと書けない歌です」。レコーディングにも立ち会った丘氏は「変わった歌ができました。面白がって聞いてください」とＰＲした。
カップリング曲のタイトルは「霊柩車はゆくよ」。蒸し暑い真夏に、計２４３歳の超高齢トリオは意気軒昂だ。」
この記事を読んで、丘さんが「アニメディア」平成3年10月号での
堀江美都子さん、水木一郎さんとの鼎談のラストで
「私も、ジャンルは違うんだが『99歳の音楽』を作ろうと思っている。（中略）
『おむかえルンバ』とか」「『永久列車は行くよ』もいいだろ？」と
コメントしていました。当時は、冗談でしょうと思っていましたが
実現してしまいましたね。やりましたね（笑
今年91歳の作詞家の丘灯至夫（おか・としお）さんは福島県の生まれで
詩人、西條八十（「青い山脈」「王将」などが代表作）の弟子です。
（弟子になりたくて自宅へ直接押しかけたそうです。
変な例えですが、歌手志望の少女がハロプロメンバーになりたくて、つんくさんの
自宅、あるいはAKB48のメンバーになりたくて秋元康さんの自宅へ直接押しかける
ようなものですよ。それだけ当時の西條八十は売れっ子の作詞家で詩人だったのです）
その後、八十の弟子の傍ら、NHK郡山局のアナウンサーや毎日新聞の記者も
勤めながら数多く、幅広いジャンルの作品を手掛けました。
『焦れったいわネ』（南玲子）
『敵前歩哨』（塩まさる）
『日本の子』（井上逸子）
『母燈台』（霧島昇）
『おらんだ船』（渡辺はま子）
『涙のチャング』（小畑実）
『白いランプの灯る道』（奈良光枝）
『長崎の雨』（藤山一郎）
『カチューシャ』（安藤まり子）
『ぎやまん月夜』（二葉あき子）
『ボクはお猿の機関士で』（三木鶏郎、松田トシ、安西愛子、河合坊茶、伴久美子
川田孝子）
『あこがれの郵便馬車』（岡本敦郎）
『汽笛が消えてゆく港』（二葉あき子）
『みどりの雨』（藤山一郎）
『みどりの馬車』（岡本敦郎）
『高原列車は行く』（岡本敦郎）
『とか何とか云っちゃって』（神楽坂はん子）
『百万石音頭』（伊藤久男、永田とよ子）
『ねこふんじゃった』（伴久美子）
『雑木林に月が出た』（中村メイコ）
『乙女船』（島倉千代子）
『娘十九は花ざかり』（初代コロムビア・ローズ）
『温泉（いでゆ）の姉妹』（島倉千代子）
『自転車旅行』（岡本敦郎）
『親子花見おどり』（市村俊幸、松島トモ子）
『けたぐり音頭』（美空ひばり）
『登山電車で』（岡本敦郎）
『東京のバスガール』（初代コロムビア・ローズ）
『おばこ馬子唄』（浪花けい子。のちの西田佐知子）
『襟裳岬』（島倉千代子）
『山のロザリア』（スリー・グレイセス）
『明治は遠くなりにけり』（村田英雄）
『夢みるパンジー』（スリー・グレイセス）
『七夕おどり』（島倉千代子）
『夜霧降る街』（森サカエ）
『高校三年生』（舟木一夫）
『修学旅行』（舟木一夫）
『智恵子抄』（二代目コロムビア・ローズ）
『君たちがいて僕がいた』（舟木一夫）
『涙の敗戦投手』（舟木一夫）
『愛しあうには早すぎて』（本間千代子）
『まだ見ぬ君を恋うる唄』（舟木一夫）
『河津川』（二代目コロムビア・ローズ）
『北国の街』（舟木一夫）
『日本を愛す』（横山岳精）
『東京は恋する』（舟木一夫）
『二十四の瞳』（二代目コロムビア・ローズ）
『成人のブルース』（舟木一夫）
『恋の船頭さん』（松山まさる。のちの五木ひろし）
『まんまる音頭』（都はるみ）
『夏子の季節』（舟木一夫）
『石狩川』（こまどり姉妹）
『東京新宿歌舞伎町』（扇ひろ子）
『だめ』（若羽ちどりとその応援団）
『生きているんだもん』（米田晴美）
『青春よ永遠に』（大川栄策）
『男』（西本聖）
『ある夫婦の歌』（原田直之、原田真木）
『祭り酒』（堺ひろ子）
『星空のマーチ』（原田直之）
アニメソングでも
『紅三四郎』（堀江美都子）
『ハクション大魔王のうた』（嶋崎由理）
『みなしごハッチ』（嶋崎由理）
『カバトットのサンバ』（加世田直人）
『決断』（幹和之、コロムビア男声合唱団）
『樫の木モック』（小野木久美子、のちの、かおりくみこ）
『けろっこデメタン』（堀江美都子）
『ひとりぼっちのメグ』（前川陽子）
『風船少女テンプルちゃん』（大杉久美子）
『キャンディワルツ』（『キャンディ・キャンディ』から 堀江美都子）
『ガッチャマンF』（ささきいさお）
など枚挙に遑がありません。ここに記した歌以外でも見かける機会は多いと思います。
人柄は、これほどの大作詞家なのに「好々爺」という言葉がすごく良く当てはまる方で
10年以上前に堀江美都子さんのコンサートでお会いして気軽に優しくお話ができました。
お礼に暑中見舞いを書いたら返事を下さり「NHKラジオに出演します。聞いてください」と直筆で書かれていました。（曲のリストの一部はラジオの録音の記録を
引用しました）
いつか丘さんの故郷、福島県小野町の「丘灯至夫 記念館」に行って見せます。
「丘灯至夫記念館」のHP↓
http://www.town.ono.fukushima.jp/on_kyouikuiinnkai/on_kyoiku/on_furusato/oka/ryakureki.jsp
丘さんが作詞なさった、本間千代子さんの「愛し合うには早すぎて」の
映像です。↓
http://jp.youtube.com/watch?v=Lk59q0b-dMY&feature=related
「歌手のエノケソ（７７）、作詞家の丘灯至夫氏（９１）、作曲家の小林亜星氏（７５）がトリオを結成し、２３日に日本コロムビアから発売された新曲「あの世はパラダイス」が話題を呼んでいる。
丘氏が７０代のときに作詞。１０年以上も眠っていたが、一昨年暮れに亜星氏が作曲し、歌い手には演芸評論家として活動しながら喜劇役者、榎本健一さんのカバー曲を出していたエノケソに白羽の矢が立った。
「なんまいだァ」の念仏から始まる歌詞はインパクト大。関係者は「『あの世はパラダイス、死ぬことは怖くない』というのがコンセプト。丘先生でないと書けない歌です」。レコーディングにも立ち会った丘氏は「変わった歌ができました。面白がって聞いてください」とＰＲした。
カップリング曲のタイトルは「霊柩車はゆくよ」。蒸し暑い真夏に、計２４３歳の超高齢トリオは意気軒昂だ。」
この記事を読んで、丘さんが「アニメディア」平成3年10月号での
堀江美都子さん、水木一郎さんとの鼎談のラストで
「私も、ジャンルは違うんだが『99歳の音楽』を作ろうと思っている。（中略）
『おむかえルンバ』とか」「『永久列車は行くよ』もいいだろ？」と
コメントしていました。当時は、冗談でしょうと思っていましたが
実現してしまいましたね。やりましたね（笑
今年91歳の作詞家の丘灯至夫（おか・としお）さんは福島県の生まれで
詩人、西條八十（「青い山脈」「王将」などが代表作）の弟子です。
（弟子になりたくて自宅へ直接押しかけたそうです。
変な例えですが、歌手志望の少女がハロプロメンバーになりたくて、つんくさんの
自宅、あるいはAKB48のメンバーになりたくて秋元康さんの自宅へ直接押しかける
ようなものですよ。それだけ当時の西條八十は売れっ子の作詞家で詩人だったのです）
その後、八十の弟子の傍ら、NHK郡山局のアナウンサーや毎日新聞の記者も
勤めながら数多く、幅広いジャンルの作品を手掛けました。
『焦れったいわネ』（南玲子）
『敵前歩哨』（塩まさる）
『日本の子』（井上逸子）
『母燈台』（霧島昇）
『おらんだ船』（渡辺はま子）
『涙のチャング』（小畑実）
『白いランプの灯る道』（奈良光枝）
『長崎の雨』（藤山一郎）
『カチューシャ』（安藤まり子）
『ぎやまん月夜』（二葉あき子）
『ボクはお猿の機関士で』（三木鶏郎、松田トシ、安西愛子、河合坊茶、伴久美子
川田孝子）
『あこがれの郵便馬車』（岡本敦郎）
『汽笛が消えてゆく港』（二葉あき子）
『みどりの雨』（藤山一郎）
『みどりの馬車』（岡本敦郎）
『高原列車は行く』（岡本敦郎）
『とか何とか云っちゃって』（神楽坂はん子）
『百万石音頭』（伊藤久男、永田とよ子）
『ねこふんじゃった』（伴久美子）
『雑木林に月が出た』（中村メイコ）
『乙女船』（島倉千代子）
『娘十九は花ざかり』（初代コロムビア・ローズ）
『温泉（いでゆ）の姉妹』（島倉千代子）
『自転車旅行』（岡本敦郎）
『親子花見おどり』（市村俊幸、松島トモ子）
『けたぐり音頭』（美空ひばり）
『登山電車で』（岡本敦郎）
『東京のバスガール』（初代コロムビア・ローズ）
『おばこ馬子唄』（浪花けい子。のちの西田佐知子）
『襟裳岬』（島倉千代子）
『山のロザリア』（スリー・グレイセス）
『明治は遠くなりにけり』（村田英雄）
『夢みるパンジー』（スリー・グレイセス）
『七夕おどり』（島倉千代子）
『夜霧降る街』（森サカエ）
『高校三年生』（舟木一夫）
『修学旅行』（舟木一夫）
『智恵子抄』（二代目コロムビア・ローズ）
『君たちがいて僕がいた』（舟木一夫）
『涙の敗戦投手』（舟木一夫）
『愛しあうには早すぎて』（本間千代子）
『まだ見ぬ君を恋うる唄』（舟木一夫）
『河津川』（二代目コロムビア・ローズ）
『北国の街』（舟木一夫）
『日本を愛す』（横山岳精）
『東京は恋する』（舟木一夫）
『二十四の瞳』（二代目コロムビア・ローズ）
『成人のブルース』（舟木一夫）
『恋の船頭さん』（松山まさる。のちの五木ひろし）
『まんまる音頭』（都はるみ）
『夏子の季節』（舟木一夫）
『石狩川』（こまどり姉妹）
『東京新宿歌舞伎町』（扇ひろ子）
『だめ』（若羽ちどりとその応援団）
『生きているんだもん』（米田晴美）
『青春よ永遠に』（大川栄策）
『男』（西本聖）
『ある夫婦の歌』（原田直之、原田真木）
『祭り酒』（堺ひろ子）
『星空のマーチ』（原田直之）
アニメソングでも
『紅三四郎』（堀江美都子）
『ハクション大魔王のうた』（嶋崎由理）
『みなしごハッチ』（嶋崎由理）
『カバトットのサンバ』（加世田直人）
『決断』（幹和之、コロムビア男声合唱団）
『樫の木モック』（小野木久美子、のちの、かおりくみこ）
『けろっこデメタン』（堀江美都子）
『ひとりぼっちのメグ』（前川陽子）
『風船少女テンプルちゃん』（大杉久美子）
『キャンディワルツ』（『キャンディ・キャンディ』から 堀江美都子）
『ガッチャマンF』（ささきいさお）
など枚挙に遑がありません。ここに記した歌以外でも見かける機会は多いと思います。
人柄は、これほどの大作詞家なのに「好々爺」という言葉がすごく良く当てはまる方で
10年以上前に堀江美都子さんのコンサートでお会いして気軽に優しくお話ができました。
お礼に暑中見舞いを書いたら返事を下さり「NHKラジオに出演します。聞いてください」と直筆で書かれていました。（曲のリストの一部はラジオの録音の記録を
引用しました）
いつか丘さんの故郷、福島県小野町の「丘灯至夫 記念館」に行って見せます。
「丘灯至夫記念館」のHP↓
http://www.town.ono.fukushima.jp/on_kyouikuiinnkai/on_kyoiku/on_furusato/oka/ryakureki.jsp
丘さんが作詞なさった、本間千代子さんの「愛し合うには早すぎて」の
映像です。↓
http://jp.youtube.com/watch?v=Lk59q0b-dMY&feature=related