女子児童の上半身を触ったり、盗撮目的で、女子児童が着替えをしている教室に侵入したとして、強制わいせつと建造物侵入の罪に問われた宝塚市立宝塚第一小の元教諭、鍛治真人被告(34)=三田市=の判決公判が17日、神戸地裁伊丹支部であり、櫛橋直幸裁判官は懲役2年(求刑同4年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、鍛治被告は、林間学校の宿舎や教室で女子児童の胸を触るなどの行為を繰り返していたほか、女子児童が着替えをしている教室内に侵入し私物のビデオカメラで撮影した。櫛橋裁判官は「学校や教師に対する信頼を低下させた社会的影響は大きい」と述べた。【中里顕】
〔阪神版〕
毎日新聞 2009年4月18日 地方版