進め!ジャガーズ敵前上陸
©1968松竹株式会社
|
世にもおかしなカッコよさ!青春に敬礼!奇想天外なサイケデリック・コメディ誕生!
当時人気絶頂のGS(グループ・サウンズ)の新鋭“ザ・ジャガーズ”主演。演奏旅行中のザ・ジャガーズが金塊密輸事件に巻き込まれてのてんやわんやに、お約束のお色気も満載のハッピー&ナンセンス。数々の映画のパロディを散りばめ、魅惑のヒット曲で彩られた快作コメディ。“星の王子様”の三遊亭円楽、てんぷくトリオなど、若さと笑い溢れるキャスト陣で魅力たっぷりに描かれる。Wヒロインの中村晃子と尾崎奈々もキュートな魅力全開!
「マドモアゼル・ブルース」の発売記念ゴーゴー大会に来ていたジャガーズの信(岡本信)は、人違いから金塊密輸事件に巻き込まれる。口封じのためにあやうく消されそうになるが、ホテルのボーイ・伊東(伊東四朗)に助けられ、からくも銃口を逃れた。信に想いを寄せる女性シンガーのアキ(中村晃子)は、自称超二枚目の警部(三遊亭円楽)に2人の護衛を依頼するが、取り合ってもらえない。金塊密輸団の首領・鬼頭(内田朝雄)は、のろまな子分たちに業を煮やし、自ら指揮を取りジャガーズ暗殺作戦を開始する!
必見のカルトムービー!なにが凄いといって、その先見性には驚かされます。本作は1968年製作ながら、71年開始の「仮面ライダー」のショッカーのような秘密結社や通信機(呼び出し音がまるで携帯電話そのもの)、パンチガールズは75年の「秘密戦隊ゴレンジャー」の原型のよう。圧巻なのは終盤登場する太平洋戦争の生き残りの橘軍曹。グアム島で横井庄一さんが発見されるのは4年後の72年ですから…恐るべしカルトムービーです。