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（第４日・西武台高校）
準決勝が行われ、西武台と埼玉栄が２６日の決勝（１３時３０分・浦和駒場スタジアム）に進出するとともに、関東高校大会（５月３０―６月１日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ほか）の代表権を獲得した。西武台は２年連続７度目、埼玉栄は２年ぶり２度目の出場。
新人大会覇者でシードの西武台は、本庄一を２―０で退けた。西武台は後半１３分、ＣＫのこぼれ球からの２次攻撃で関根がドリブルで持ち込み先制ゴール。３３分には途中出場の佐々木が、佐瀬とのワンツーで抜け出して２点目を決めた。
新人大会ベスト８の埼玉栄は、不動岡に４―１で快勝した。立ち上がりからボールを圧倒的に支配し、前半２４分に左クロスをエスクデロが頭で合わせて先制し、２６分にはゴンザレスがドリブル突破から決勝点。後半もさらに２点を加えた。
攻守かみ合い快勝
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| 西武台―本庄一 後半１３分、西武台・関根（１１）が先制ゴールを奪う |
昨年の関東王者・西武台が本庄一に快勝し、２連覇に向けた挑戦権をつかんだ。攻守の歯車ががっちりかみ合っての勝利に、守屋監督は「攻撃する時の崩しや、バランスのいい守備がきちんとできてきた」と高く評価した。
攻撃サッカーが本領を発揮したのは後半３３分。三浦が相手ＤＦ陣の裏にスルーパスを通すと、途中出場の佐々木が素早く反応し、佐瀬と見事なワンツー。狙い通りのプレーで、相手守備陣を完ぺきに崩した。三浦は「守備ラインがばらばらだったので、足の速い佐々木なら裏に抜けられると思った」と、してやったりの表情。
守備では、ボランチの高橋や佐藤などの献身的な動きで、最後まで安定感があった。高橋は「チーム全体で勝ててよかった」と喜んでいた。
布陣変更 際立つ個
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| 埼玉栄―不動岡 前半２４分、埼玉栄・エスクデロ（９）が先制のヘディングシュートを決める |
埼玉栄が不動岡を寄せ付けなかった。新人大会の１回戦では、１―１の延長でも決着せず、ＰＫ戦の末に退けた相手。再戦は４―１で快勝し、エスクデロ総監督は「やろうとした攻撃サッカーができた」と喜ぶ。
４―５―１システムが基本だったが、今大会は３―４―３の布陣に取り組む。「個人能力の高さを生かしたい」と総監督。ドリブルで果敢に仕掛け、圧倒的に支配しながらゴールへ迫った。３トップの中央に入り、前半２６分に２点目を奪ったゴンザレスは、「攻める人数がいるのでやりやすい」と楽しそうだ。
関東高校大会で実力上位のＡ組に入るためには、優勝しなければならない。ボランチで主将の新井健は「西武台も攻撃力がある。まだまだです」と、新人大会王者との決勝に狙いを定めた。
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