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熊本産院存廃問題:「存続を」 直接請求署名開始、条例廃止求め /熊本

 熊本市立熊本産院を廃止し市民病院に統合する条例の廃止を求める直接請求をするため市民団体が19日、熊本市内で署名スタート集会を開いた。5月17日まで署名活動する。

 条例は今年12月末で熊本産院を廃止して統合するという内容で、昨年9月議会で可決された。集会には、運動の中心となる「we love 産院の会」や「日本一の子育てをすすめる会」のメンバーらが参加。請求代表者の1人、田辺悦子・市助産師会長が「市民病院も熊本産院もどちらも大切で、24時間、365日、ゆとりを持って母子の心と体のため手厚いケアをするノウハウを持つ熊本産院はなくてはならない」と訴えた。

 直接請求に必要な署名は有権者数の50分の1の約1万800人。実際に署名を集める受任者は現在約2500人で、5月の大型連休や休日などに街頭で署名を呼びかける。

毎日新聞 2009年4月20日 地方版

 
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