14日、中国では全耕地面積の約5分の1に当たる2000万ヘクタール以上が汚染されており、土壌改善産業を有望視する海外企業が注目しているという。写真は洛陽の化学工場付近の耕地。

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耕地面積の2割が汚染!海外企業は土壌改善産業に注目―中国
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2009年4月14日、中国環境報によると、中国では全耕地面積の約5分の1に当たる2000万ヘクタール(ha)以上が汚染されており、土壌改善産業を有望視する海外企業が注目しているという。

データによると、汚染されている2000万ha以上の耕地のうち、「工業三廃(廃水、廃棄物、廃ガス)」による汚染面積は約1000万haで、汚染灌漑地区の面積は130万ha以上に達している。また、土壌汚染によって減産になる穀物量が毎年1000万トンに及んでいるだけでなく、毎年1200万トンの穀物が汚染されており、直接の経済的損失だけで200億元(約2900億円)以上になっている。

一方、汚染耕地の土壌改善だけでなく、都市化の進展によってこれまで工業用地として使用していた土地を住宅・商業用地として使用するなど、土壌改善を必要とするケースは増加の一途をたどると見込まれている。

こうした状況に注目し、国内企業だけでなく、海外企業も土壌改善市場への参入を目指しているという。土壌改善産業について、関係者は「中国では土壌改善に関する明確な基準が定められておらず、関係部門が現在、基準作成に取り掛かっている。土壌改善市場はまだスタートしたばかりだ」と説明する。一方、先進国の企業は土壌改善に10年以上の歴史を持っており、最新技術や設備の利用によって中国の土壌改善に大きく貢献するだけでなく、中国企業との提携によって技術や人材の育成なども含めた土壌改善市場の確立に寄与すると見られている。(翻訳・編集/HA)
2009-04-17 08:59:23 配信

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