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住民、賛否の声/生駒市立病院

2009年04月20日

 《どうなる医療・病院》

 ◆建設予定地で説明会

 生駒市立病院の設置問題で、建設予定地の東生駒地区の住民を対象にした初めての説明会が19日、同市の東生駒自治会館で開かれた。約70人が参加し、住環境や既存の診療所への配慮を求める意見が出た一方、早期開設を求める声も上がった。

 東生駒自治会(大槻直輔会長、約400世帯)が昨年、説明会を開くよう市に要望書を出したのがきっかけ。池田勝彦・市福祉健康部長や稲葉明彦・市病院建設課長のほか、病院の指定管理者に内定している徳洲会、病院の基本設計をした「新都計画」の担当者ら計8人が出席。市の財政負担や病院の間取り図などの資料を示しながら、稲葉課長が計画の概要を説明した。

 参加者からは「騒音やゴミ問題が心配」「技量があるのに患者が来ず運営に困っている医師がたくさんいる」「地域のお医者さんの方が大事。市は地元を大事にしていない」など計画に批判的な意見が相次いだ。一方で「市議会では反対論が多いが、市民の中には新病院を待望している人が多数いる。市には頑張ってもらいたい」という発言に拍手がわく場面もあった。

 大槻会長は「いまの段階で、自治会として計画への賛否は言えない。自治会内で検討委員会を立ち上げ、そこでの議論をたたき台に話し合っていきたい」と述べた。

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