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私はカラスが大嫌いだ。 なにしろカラスは農家の天敵である。 米の被害はもとより,庭のビワや柿はほとんどカラスに食べられてしまって, 家族の口には入らない。 しかし,私がカラスを嫌うのは食べ物の恨みだけではない。 (もちろんそれが大きいけど) うちの周囲には野良猫が多く,中でも 「チャッピー」(←娘たちが命名)は貫禄十分の堂々たる野良である。 大きな体といい,片目が潰れていることといい, いかにも「ボス」って感じだ。 しかし,家族全員が驚愕したことに,ある時このボスは雌であることが判明。 チャッピーは毎年4〜5匹の子猫を生む。 この10年で,いったい何匹生んだだろうか。 しかし,無事に大人になった猫は私の知る限りほんの数匹しかいない。 あとはカラスに食べられてしまうのだ。 春になると,チャッピーが子猫を生む。 (たいていうちの納屋か茶工場で生んでいる。) 子猫の目が開かないうちは隠れて育てているけど, 少し大きくなると連れ歩くようになる。 子猫たちがおぼつかない足取りで, 一生懸命チャッピーの後をついて歩くのは本当にかわいらしい。 そして,そうやって歩いている子猫を, カラスがいきなり飛んできてくわえて行くのだ。 初めて目の前でこれを見たときはびっくりした。 まあ,こうした自然淘汰がなければ, 地区の猫密度はとんでもないことになるだろうから, 自然の摂理というもので仕方がないのかもしれないなぁ・・・ とも思うんだけど・・・・・・ 食べかけの子猫をその辺に放り投げて行くのは許せない。 今年はとうとう全ての子猫がカラスの餌食となり, うちの玄関前の車道に見るも無残な「食べ残し」が落ちている・・・という グロテスクな事態が三回もあったんですよ!! やめてくださいよ!!! 通って来る中学生もどん引きですよ!! ついでだから言うけど(←誰に?), 庭の池で飼っていた金魚も,全部カラスに食べられてしまった。 (これはチャッピーも食っていた。) そんなわけで,私はカラスがほんっとーーーに嫌いだ。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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