福岡放送局

2009年4月20日 6時9分更新

修験道の祭り 等覚寺の松会


かつて修験道が盛んだった苅田町の山あいの地区で、1000年以上の歴史があるとされる祭り、「等覚寺の松会」が行われました。

「等覚寺の松会」はかつて修験道が盛んだった苅田町の等覚寺地区で山伏によってとり行われた祭りで、1000年以上の歴史があるとされ国の重要無形民俗文化財に指定されています。
祭りは地区の人たちや地元の小学生によって行われ、田を耕す動作を表現する「田打ち」や「鉞の舞」などが披露されました。
最後に、「幣切り」が行われました。
「幣切り」は高さが13メートルの松の柱に登り先に御幣をつけた青竹を切り落とす神事で、うまく切り落とせば豊作になると言われています。
山伏姿の男性が一気に切り落とすと集まった大勢の観客から拍手が送られました。
訪れた女性のひとりは「初めて祭りを見ましたが、感動しました。」と話していました。