こういうエントリが目に付きました。
いまさらだけど、在特会デモがサイアクだったので、カルデロン一家問題について少しだけ言っておく。
いわゆるカルデロン一家の件について、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)という団体が、「犯罪外国人をたたき出せ。」などと言いながら、一家の子どもさんが通う学校の前をデモ行進したということについてのエントリです。
で、一家の両親が犯罪者かどうかという点につきましては、出入国管理及び難民認定法違反(不法残留の罪)になりますので、犯罪と言えば犯罪です。
ではどんな犯罪かということを考えてみますと、これは誰にどのような迷惑または損害を加えたのかが問題になります(難しく言うと侵害された法益は何か?)
不法残留の罪においては、直接的な法益侵害は、外国人の出入国に対する国の管理業務が妨害されたということであって、不法残留の罪を犯したからと言って直ちに一般市民に具体的な不利益が生じるわけではありません(統計的には失業問題などと関連してくることは考えられますが、これも個人非難の理由とはしにくいでしょう)。
強いて言えば、近くに言葉が通じない異邦人が住んでいるという不気味感または漠然とした不安感はあるかも知れませんが、これは外国人固有の問題ではありません。
そして、このような不安感もその外国人が長く住むようになって言葉も交わせるようになれば、だんだん薄れていくものです。
実は、不法残留の罪の矛盾のようなものがここにあります。
不法残留期間が長期間になればなるほど、違法状態が長期間生じるわけですので、不法残留の罪としては重く処罰されるべきであるということになってきます。
しかし、不法残留期間が長期化したという事実は、長期間警察や入管の目に触れたり注意を引かなかったと言うことを意味します。
言い方を変えると、悪いことをしないで真面目に暮らしていたということです。
そして、段々地域にも馴染んでいくわけです。
つまり、不法滞在としては悪質であればあるほど、つまり滞在が長期にわたるほど、市民としては善良であることが証明されていくわけです。
(補足追記 なぜ証明されていくかについては、No.105 感熱紙(刑) さんのコメント参照)
在特会の人たちが「たたき出せ」と言っている犯罪者というのは、そういう犯罪者です。
しかも、両親はデモの二日後には帰国のため出国予定だったとのことですし、子どもさんは在留特別許可を得ていますので、デモ時点では適法に在留しています。
私としては、紹介したブログ主さんと同様の感想を持ちます。
追記
不法入国やオーバーステイの罪(一括して不法滞在の罪と言います)について補足説明をします。
不法滞在の罪は、国家と国境を前提とする罪です。
国境を越えるときのルールに違反した罪です。
殺人や窃盗というような本来的な犯罪(自然犯ということがあります。)とは性格が異なります。
仮に、世界政府が樹立されて地球が一つの国家になった場合には、不法滞在の罪は存在意義を失って廃止されるだろうと思いますが、殺人や窃盗は世界政府の下でも存在し続けると思われます。
複数国家を前提としたとしても、当該国家の判断によって非犯罪化することも可能だと思います。
言い方を変えますと、不法滞在の罪は国家を前提とする国家が定めた移動ルールの違反に過ぎませんから、不法滞在の罪を犯したからといって、それが不法滞在者個人の危険性(他人に迷惑をかける怖れex.殺人や泥棒をする怖れ)を示すことにはなりません。
不法滞在者個人の危険性は、入国後の行動によって判断されるべきであり、その観点で言えば、日本人個人の危険性は出生後の行動によって判断されるべきであるのと全く同じです。
不法滞在の罪を犯したからといって、倫理的な意味における「悪人」という意味で不法滞在者を犯罪者と指弾するのは間違いだと思います。
その意味でも本件のデモは非難されるべきだと思います。
追記
参考ブログエントリ
カルデロン一家含む不法残留問題について(masahirokunの日記)
追記(はてなブックマークのコメントについて)
このエントリにはたくさんのはてブコメントをいただいています。
概ね好意的に受け取っていただいているようですが、当然ながら批判もあります。
ああ、こういう見方をする人もいるんだな、ということが分かって私にも参考になるのですが、前提問題を誤解されているコメントもあり、システム的にそのようなコメントに反論ができませんので、そのようなコメントがミスリードの役割を果たしてしまう心配もありますので、ここで少し反論しておきます。
id:shoot_c_na さん 罪に貴賤を作っちゃったよ...重い軽いじゃなくて。今は綺麗事言ってて気分いいかもしれないけど、長期的には自分の首を自分で絞めてるコトになりかねない。ミンスみたく。絶対にやっちゃいけない論法
このエントリは罪に貴賎を作っているのではありません。
自然犯、法定犯(または行政犯、行政取締法規)の区別は、刑法学において普通に議論されているものであり、決して貴賎をつけているものではありません。
罰則規定は、どのような行為をどのような理由に基づいて罰しようとしているのかを考えることは刑事司法に携わるものにとっては日常的なことです。
窃盗の前科がある者が殺人を犯した場合、傷害の常習者が殺人を犯した場合、業務上過失致死の前科があるものが殺人を犯した場合、それぞれ前科が殺人の量刑に及ぼす影響の程度は違ってきます。
犯罪であれば全て同じとか、法定刑の違いだけが問題だと考えることは、いずれも正しくありません。
ついでにもう一つ
id:rh-kimata さん 本文には同意。でも追記の部分は無茶だよ。共産主義者が私有財産が禁止され、全ての土地が国家所有になれば不法侵入の罪はなくなります、というようなもの。現在のパラダイムで考えねば
「共産主義者が私有財産が禁止され、全ての土地が国家所有になれば不法侵入の罪はなくなります」というようなことにはなりません。
国家の管理土地に対する不法侵入の罪は当然あり得ます。ただし、これは本質的ではない指摘です。
このエントリは、現在のパラダイムで考えるときの理解の一助のために、現時点における不法滞在の罪の性格を説明しているのです。
追記(関連エントリ)
「不法滞在者に在留特別許可を認めるということ」
このフィリピン人は長い間嘘つき続けた。特別許可くださいって活動でも嘘付いて開き直ってるように見える。悪いことしたら罪を認めて反省するという日本人としたら当たり前の態度がすっぽ抜けている。だから全然真面目に見えない。
長い日本の文化・文明を堅持していく為に外国との交流を何処までにするのか、という落としどころは非常に難しい問題ではあると思います。
上記引用部にあるように、海外の人材を日本国内の労働力への依存だけでなく、海外を拠点とし安価な労働力を使い、安い原材料費等を利用して、日本国内へ逆輸入することにより、国内での生産よりかなり安く我々消費者は享受できる場合もある訳ですから、海外と持ちつ持たれつの関係をどのように円滑に成していくべきか・・・。
ですから、今回の一家に対するような問題だけに限って考えた時、私も「そこまで、神経質にならなくても良いんじゃないかな」という感想は持ちます。
法律の趣旨が上記で正しいのであれば、今回のデモ隊の人達は、法律の問題論として、法務省なり、外務省なりへ、デモをすれば良かったんではないでしょうか。
両親と離れ、これから重要な成長時期にあるお嬢さんの事を考えますと、更なる鞭を打つように感じてしまいます。
日本人としての心情として、出て行くことを決めているのだから、石もて追うようなことは、美しくないと思います。
しかし、この一家についてのこれまでのマスコミが、不法に入国したけど、何も悪いことをしていないから許してあげましょうよという扱いをしてきたことが、反発を招いたことは事実です。日本という国は、流動的に移民を受け入れるということを選挙の争点として選挙が行われたことすらありません。ついでに言えば、外国人排斥は、この国特有の問題ではなく、どんな国でも見られることです。移民を受け入れたくないという心情を持つことが、間違いということもできないはずです。
社会に対して何も悪いことをしていないということは、盗んだり、傷つけたり、殺したりしないということと同じであるというのなら、事故をおこさない限りどんな運転をしてもいいということになりませんか?
彼らの処遇によっては、不法に入国して子供を産んで、地域社会に受け入れてもらえさえすればなんとかなると、不法入国者を増加させかねないと思いますが、それは、この国の社会にとって不利益なことではないのでしょうか?
このエントリの趣旨は、デモの醜悪さを指摘した意見に対する賛意であって、カルデロン一家に対する処遇に対する意見までは及んでいません。
賛意の前提として、在特会の言う「犯罪者」というのはどういう人なのか(一般論ではありますが)ということを指摘したものです。
入管行政はどうあるべきかは、今後さらに議論される必要がある困難な問題だと思っています。
>事故をおこさない限りどんな運転をしてもいいということになりませんか?
これは例えとして不適切だと思います。
事故を起こさないとしても、危険な運転を抑止されなければなりません。
しかし、不法残留は周囲の人々に対して具体的な危険が発生するとは限りません。
>移民を受け入れたくないという心情を持つことが、間違いということもできないはずです。
政策論としての移民受け入れの是非をこのような外国人排斥運動といっしょにするのは不適切だと思います。
移民受け入れに反対している人達だって、自分たちの主張を”外国人排斥運動”だと呼ばれるのは心外でしょう。
ゼロ+O さま
私も同意見です。
これはほとんど「イジメ」ですね。
もうすぐ親と別れて生活しなければならない(多感な年頃ですでに傷つているであろう)少女に対して行わなければならない行動とは到底思えません。
デモの参加者は「集会の自由」を盾にされるかも知れませんが、本来「集会の自由」は国家(や権力をもった者)に対する(民主主義国家の)市民の権利であるということを考えると、デモ隊の行動は「法の精神」を逸脱しているように思います。彼女の両親は「犯罪者」なのだから、彼女が傷ついても構わない、否、特別在留許可の出た彼女を傷つけフィリピンに追い出そう、との「やむにやまれぬ」思いからの行動のようにも思えてきました。「法」を盾にした「良識のない」行動ですね。
デモや抵抗の矛先を間違えている人は多いように思います。
自衛隊が掃海艇を出すときにも同じような思いをしました。命令で任地に向かう隊員にデモしても意味ありません。単に、TVのニュースに写りたかっただけしょうが、やはり命令を出した総理大臣や法案を通した国会にデモをかけるのが筋ってもんでしょう。
その点から言えば、国会議事堂に突入した60年安保のデモは「本道」を進んでいたのかもしれませんね・・・。
デモが官庁に対してであれば、ある程度の正当性を感じるが、個人に向けられたデモに正当性は感じられない。デモの対象は家族ではなく、判断を下した側であるべきだと思う。彼ら家族は判断に従うしかない立場にあり、判断に従って両親は強制送還されつつあるのだから。
それはそれとして、両親には在留許可が出ず、子供にだけ特別在留許可を出すという判断は妥当であると感じています。両親には特別在留許可を認めるべきでないと考えた理由は、彼らが他人名義のパスポートで入国しているため、当初から違法状態にあったことです。たしかに地域に迷惑をかけることもなく暮らしていたかもしれないが、違法状態で既成事実を積重ねたから強制送還を猶予するというのは、やはり筋が通らないと思います。情を示すのであれば、いったん帰国した後に、子供に会うために正規の手段で再度入国することは認めても良いと思います。
連投すみません。
彼女の両親に対して在留許可が出なかったのは気の毒ではありますが、入国の手段が違法であった以上、やむを得ないと思います。
でも、日本で生まれ育った彼女には罪はありません。ですから、彼女に在留許可がでたのも当然だと思います。
モトケン先生も、先生がが紹介されたブログ主さんも書かれていますが、日本国の決定に従って親は出国し、親子はしばらく別れ別れになるわけです。そんな親子をそっと見守るのは、「窮鳥懐に入れば」とまでは言いませんが、やはり人としての「惻隠の情」ってものでしょう(何も法を犯せ、といっているわけではございません)。
しかし、こんな嫌がらせをする人たちがいる・・・。彼らのような狭量な人たちと一緒に暮らしていくのはしんどいことですね。
個人に対して集団でデモをかけるのは事案にもよりますがイジメそのものですね。そういう発想をする人達では多くの人の支持を得られないのは当たり前です。
出入国管理及び難民認定法
(異議の申出)
第四十九条
がなされ。
(法務大臣の裁決の特例)
第五十条 法務大臣は、前条第三項の裁決に当たつて、異議の申出が理由がないと認める場合でも、当該容疑者が次の各号のいずれかに該当するときは、その者の在留を特別に許可することができる。
一 永住許可を受けているとき。
二 かつて日本国民として本邦に本籍を有したことがあるとき。
三 人身取引等により他人の支配下に置かれて本邦に在留するものであるとき。
四 その他法務大臣が特別に在留を許可すべき事情があると認めるとき。
2 前項の場合には、法務大臣は、法務省令で定めるところにより、在留期間その他必要と認める条件を附することができる。
3 第一項の許可は、前条第四項の適用については、異議の申出が理由がある旨の裁決とみなす。
今回は 四。ですので、第三者の意見は、法務大臣に行う事に成りますね。
United States Executive Order No9066 の記憶のある知人が居ておりますので、過激なのはチョットの感がございます。
デモ隊の行動も、法律には保護されるべきだと思います。
デモ隊にもデモをする自由はありますので、デモに対して反対か賛成かはともかく、デモをする事については止められない、止めてはいけないと思います。
今回の問題、心情的には気の毒だなと思いますが、解消するためには「不法滞在」者に対し、例えば「5年不法滞在すれば、残留許可を与える」「10年不法滞在すれば、日本国籍を与える」と言う事をルールで決める他はないと思います。
そのようなルールに抵抗感があるのも、また確かなのですね。
一般論として、「憲法で保障される権利は、元来権力(国権など)に対するもの」という基本を知らないでいる人が多いと思います。
権利の対私人への相対性に思いが及ばない人が多いという個人的な印象というか、個々人にとって憲法によって保護される権利は対私人であっても絶対的な神聖不可侵というような錯覚が常識化してるのではないか?という個人的な疑念です。
なお、今回の関係行政機関の行為は適法であるし、大臣の両親の再入国の取扱いへの配慮発言にも賛成できますし、一方で係る対応に抗議したいと望む心情を抱く人がいても不思議でないと思います。
しかしながら、主張すべきは立法機関か、司法機関か、両者のいずれかであって欲しいと思います。そうした意味で、当該団体に対しては、その行為については、批判的な目で覧ています。
そのような事はありません。
今回のデモが、例えば名誉毀損等の法律に触れるのであれば、中止を命じるべきだと思います。しかし、法律に触れないのであれば、中止するべきではないと思います。
今回、なぜ法律に拘っているかというと、惰眠さん仰るところの「フツーの感覚」を信頼することができないからなのですね。「フツーの感覚」が暴走するとどうなるかと言うことを、光市の件、橋下弁護士の件で私は学びました。
カルデロン一家の権利を守るためには、デモ隊の権利を守らなければならないのではないかと思うのですね。
もっとも、デモ隊を批判することには私は賛成です。
この“デモ”がまさしく「フツーの感覚」の暴走なんじゃないんですかね?
個人を集団で糾弾しつるし上げる「権利」ですか。チャンチャラおかしい。臍で茶が沸きます。
ちょっと違いますね。法律の範囲内で行動する「権利」です。違法なら違法で構わないのです。
現実問題、正当な届出が出されている以上在特会+新風のデモを法でできないでしょう。
できるのは、ああいう連中をこれ以上増やさないようにすることだけじゃないでしょうか。
新風とか在特会とかその支持者とか。
多分、ここに要る皆さんの周りにもこういう排外思想を持った人間が一人や二人いると思うんですが、そういう人を放置した結果がこのデモに繋がったんじゃないかと思います。
ほうほう、すると日本の国法は「集団でもって個人をつるし上げる行動をとる“権利”」なるものを、正当なものとして認めていると。いやはや。
(投稿者の依頼により削除。 管理人)
失礼しました、引用符をつけとくべきでした。
送信のタイミングの問題でponさんのコメントに反応しているような感じになっちゃいましたが、そうじゃないです。
よくよく考えたら、上のコメントは荒らし依頼そのものでした。
お手数ですが、削除お願いできますか?>モトケン様
ちなみに上の内容は、デモに参加した新風のコメント欄のページを紹介したものでした。
エントリ立ちから僅か9時間で、はてブが51usersというのはスゴイ!
もしかしてモトケンブロクでは新記録?
不法入国じゃあ、所得税やらなにやらを納めることは不可能だよね。
それじゃあ、市民として善良とは言えないな。
そもそも、外国人排斥の意識が高まったのは、外国人犯罪が急増したから。
犯罪を行った外国人を憎むのは、どこの国でも同じ。
犯罪を行わない外国人に関しては、愛することになるわけですね
>外国人犯罪が急増したから。
え、そうなんですか?
外国人犯罪が急増したなんて、
私全然知りませんでした!
ところでデモ参加者(主に新風)の中でも犯罪者が急増しているんですが、ご存知でしょうか?
>ところでデモ参加者(主に新風)の中でも犯罪者が急増しているんですが、ご存知でしょうか?
さあ?警視庁の発表資料には、載っていないようですね。
あなたは妄想がたくましいのですか?それとも、人を貶めるために平気で嘘をつくのですか?
>あなたは妄想がたくましいのですか?それとも、人を貶めるために平気で嘘をつくのですか?
そんなことはないですよ。
久々に頭にくるニュースでした。
彼らにとっては日本の国益を護るためのデモだとでも思っているのかもしれませんが、むしろ日本の恥だとしか私には思えません。
いい年こいた大人が、寄って集って13歳の女の子を罵倒するなんて・・・。
届出を済ませたうえで法に触れることもないデモだ、とのご意見もありましたが、在特会のデモについては名誉毀損罪や侮辱罪が成立してもおかしくないんじゃないかと思いました。
出入国管理制度に対する提言ではなく、カルデロン家という個人攻撃のためのデモだとしか思えません。
既に両親の不法在留罪については周知の事実ですから、犯罪告発のための表現と認める必要もない気がします。
在特会のHPを見ると、その目的は「在日韓国朝鮮人とその他の外国人の差をなくすため」という趣旨のことが書いてありましたが、なんのことはない、全ての外国人に対する排斥運動を展開したいだけじゃないのかと思いました。
1つ気になったのは、入国の時点から違法だったため在留特別許可を出すべきではない、という意見がありましたが、不法入国&不法在留罪も不法残留罪(オーバーステイ)も、入管行政上は両者に軽重をつけていないということです。
>不法入国じゃあ、所得税やらなにやらを納めることは不可能
イエイエ、税務署は不法入国かどうかお構いなく徴税に来ますよ。勤め先から貰う給料からは源泉所得税が控除されますし、社会保険だって加入です。源泉税を控除しなかったり、社会保険に入れなかったりしたら、事業主(雇い主)がオトガメを受けます。
日本の税務署は甘くない、ドロボウの不法所得にも所得税を課税するくらいですから。ただし国税庁の納税者データのコンピューターは、法務省の入国管理部門に繋がっていませんので、不法入国者でも目立たぬように善良に暮らせば、入管当局はなかなか摘発できないのです。
今回のデモに関しては多くの方が指摘しておられるように多衆の力をもって個人を攻撃するのは私もおかしいと思います。
デモそのものは一応集会・表現の自由として保護されるべきとは言いうるものの、その対象とされる者の生活の平穏を脅かし、またその自由な言論を抑圧する効果を生じるような手法で行われるデモはいわば言論の自殺行為であって、濫用的であるように思います。
ただ一方で、フィリピンに帰らなければならない、とすると娘さんが可哀想という同情論にも違和感を覚えます。住み慣れた日本を離れ、親しい友人とも離れ離れになり、言葉が通じない外国へ行かなければならない・・・なんてことがそこまで同情されるようなことなんでしょうか?
私自身帰国子女の一人ですが、親の都合で海外生活をしなければならない帰国子女は大抵そうした経験をしているんですけど・・・。何であそこまで強硬にフィリピンに行くことを断固拒否するんだろう?と疑問に感じるのですが。不安を感じるのは分かるんですが行ってみれば結構何とかなるんですけどね
法業務の末席さんが説明してくれた通りです。
カルデロン両親が外国人登録をして住民税も納めていたということは報道されていましたから、知っている人も多いと思ったのですが。
急増、というのは何時のことを仰っているのでしょう?
漸増というのはわかるのですが・・・
もっとも、それも外国人の人数自体が増えているからであって、犯罪率という点では特筆すべき増加傾向も見当たらないように思います。
前段については法務業の末席さんが反論済み。
後段については、エントリ本文の趣旨が理解されてないみたい。
つか、その論法で行くとさー日本人は日本人自身を排斥しなくちゃダメになっちゃうんだよね。とくに若年者層とか「派遣切られ」の無職の人とか。マンガやアニメのオタクとか。あと仕事やなんかでストレスがたまってムシャクシャしてる人とかもね。ニュースでよくやってるもんね、そういう弁解を口にする犯罪者の話。
つーくらい馬鹿馬鹿しい「言い訳」ですよ、おにーさん。
「個人」へのデモはちょっと違うと思うけど、これまでのマスコミの報道を見ると、今回のケースを純粋に「個人」と言ってよいかどうかに疑問を感じます。
マスコミの報道も何も無くて、かつ、同じ状況におかれた人に対してデモが行われたのであれば、「個人を攻撃するのはおかしい」という意見に文句なく賛成します。しかし今回は、支援する団体も居たわけで、個人を擁護する集団的な活動が先に行われている場合に限っては、個人を批判するデモが出てくることがそんなに不自然とは思えないんです。先に個人が数の力を頼んだわけですから、同じ方法で批判されても仕方がないのでは。
というか、デモに参加した新風の中に前科付きの人とか逮捕されて拘留中の人とかが既に居るんですね。
だから今回はお友達の在特会が表に出てるんでしょうけど。
デモがどこで行われたかご存知ですか?
長女が通っていた小学校中学校を掠めて、
住居近くの閑静な住宅街でヘイトスピーチを喚き散らしたそうですよ。
で、貴方の言い分はどっちもどっち、ですか?
支援者の側はこういうやり方しましたっけ?
おかしいですよ、それ。
「国に対して」陳情を行った個人やその支援団体が、なんだって国でもない外野の連中から“デモ”つーか威迫的な圧力加えられにゃならんのですか。
「特例認めるな」っツーふうに主張したいんなら、示威行動を仕掛ける相手が違うでしょ。法務省前で権限者たる法務大臣なり相手にやりなさいって話ですよ。
罪を犯した外国人に対する在留特別許可を認めたくないなら、まず国会に対して出入国管理法の改正を認めるべきかと。
モトケン先生が言われている
について異論を差し挟むわけではないのですが、気を付けたいのは、発覚しなかった理由が「発覚しないような行為(偽装工作等)を行った」からではなく、「発覚するような行為を取らなかった」からであることなんですよね。不法滞在者の中には、カルデロン一家のような結果的に長期のオーバーステイとなった人とは別に、意図的に捜査機関の目を逃れ、オーバーステイの状態を維持しようとする者も存在することは事実です。
要は個々の事例に応じて適切な法運用を行うべきであり、その点から見れば、不法入国とそれに続く長期の不法滞在という本件に対する関係機関の対応は全体として適切であり、まあまあ人道的であったと言えるのではないかと思います。
が、そんな苦労もこのヘイトスピーカー共のお陰で台無しです。
しまさんが言われるように、確かに在特会の連中のデモは正規に届出がなされ、法に逸脱することなく実施されたものであると言えるでしょう。
しかし適法であることと、適切であることは異なります。
彼らは、日本国の定める法とその執行機関の指示に(それぞれの言い分はあろうとも)従う両親とその子女に対し怒号と罵声を浴びせたのです。
日本政府のメンツに泥を塗ったと言っても良いその行為は、はっきり言って日本人として不適切でしょう。
あと、来日外国人犯罪が増加傾向にあるのは事実ですが、それが外国人排斥の風潮(そんなものあるのか?)と比例しているのかについては、相関関係を示すデータがないので何とも言えませんな。
ただ、一昔前の日本は、「ガイジン」の言葉が示すとおり、現在よりも排他的風潮が強かったように思えるんですがね。
不法入国・残留者は速やかに母国に帰れという考え方自体は一般論としては十分理解できるが、それに関するデモは国会や法務省に対して行われるべき。
国への要請活動には支援者がついたのかもしれないが、そのことをもって一家の存在そのものがあたかも圧力団体であるかのような捉え方をすることに対しては、非常に違和感がある。彼らは不法滞在者ではあるが、国の許しを得て退去処分までのわずかなひとときを家族で暮らしていたに過ぎない。
国の対応は、法の公平性を踏まえつつ、人道にも一定配慮した概ね妥当なものであったと思う。それに比べて、国の配慮によるわずかなひとときの団欒でさえ許さんとばかりに、例え合法とはいえ、集団で住んでるところまで押しかけて個人攻撃するなど同じ日本人として情けない。
感熱紙(刑) さま。
本件の場合、国外退去になった方は、偽造パスポートであったのが裁決にも影響したと思われます。 入国手続きが、正しく行われいれいれば、裁決も変わっていたかもしれません。 お嬢さんは、特定活動の在留資格が認められています。入管の審査の不備に対してのデモなら分かるのですが。
追記しました。
①デモの効果について
主催者の行動は批判されるべきですが、その目的が達成されてしまったことは皮肉に感じます。
目的とは、本件を通して不法残留について 日本に住む多くの人が考えるきっかけになった事です。
一方では、子供の人権憲章に基づいた在留特別許可の必要性。他方では、入国管理行政の必要性を主張していたと思います。
子供の人権憲章に基づいた行政に対するアピールについては各弁護士会の声明などで理解できると思います。
しかしながら、入国管理行政の必要性については分かりづらいと感じています。
②入国管理行政の必要性
っていう事だと思います。モトケンさんがエントリで触れられていました
No.39 感熱紙(刑) さんの
を捜査・解明して対処するという行政行為が一例として上げられると思います。
私が指摘したいのは、その行政行為のコストが
の法益だと思うのです。
カルデロンさんご一家のこれまでの経緯も、捜査という行政行為が何年もなされて解明されていったと。
一方で
は どうでしょうか。
当然入国の記録がないとか、隠そうとする事などから、事実関係を捜査・解明する時間・コストはより大きいものになると想像できます。
借金が多い日本の政府はコストを削減して、収支改善しなければならない状況です。この法益の侵害は食い止めていかなければならないと感じました。
③カルデロン一家を支援している人達の主張に賛成しかねる理由について(雑感)
・フィリピンでは子供の人権憲章で求められている内容がカバーできないとは思えない
・フィリピン政府も生活安定化を支援する旨表明しているけど、支援している人達の主張はフィリピン政府・国民に対して失礼だと感じた
・ルールにのっとってVISA取得、在留許可更新などの手続きを行っている他の外国人が可哀そう
④はてぶ※の「カミングアウト」について
奥さんが職務質問を受けて、旦那さんの在留資格調査に発展して、偽造パスポートが発覚したのでは?
あっ、カミングアウトって記者会見にお嬢さんが参加された事を指してるのかな?
N043は感熱紙(刑) さんへの返信という形になってますが、④なんかは感熱紙(刑) さんの※じゃないのに続けて書いちゃいました><;
すいません。。。。
②入国管理行政の必要性は 内容的に"必要性"じゃないですね(^^;
「②入国管理行政のコストが法益」という感じかな?
長文乱文すいませんでした。
これは、omizoさんご自身の推測でしょうか?
それとも、そういう見解を示す有識者や報道があったのでしょうか?
確かにあちらこちらで聞く意見です。
情報源がどこなのか気になっていましたので、ご存知でしたら教えてください。
ただ、入管ではこのような態様の不法入国・在留と、当初は適法に入国した不法残留とで差異を設けていないと見えます。
入管問題を専門にしていらっしゃる某弁護士も、この点はほとんど考慮されておらず、むしろ発覚が娘小学6年生の時点だったことが決定的となったと見ています。
偽造パスポートというのが、公文書偽造罪にあたるのか旅券不実記載罪にとどまるのかで刑事責任の重さも全然変わってくるとは思いますが、いずれにせよ刑事的には時効にかかっていますし、科刑上は不法入国罪と牽連犯関係にある以上、入管行政がその点をそこまで重視するのかな?と思っています。
朝日です。
『夫妻は92~93年、出稼ぎのため、それぞれ他人名義のパスポートで不法入国。』
支援団体はパスポートを空港でブローカーに渡されるまで気が付かなかったとしてますが、疑問ですね。
他人名義にする理由はなんだろう?
知り合いにフィリッピン妻がいる日本人がいるのですが、通常はありえないそうです。本名でパスポート取れない事情があったのではとの事です。
本名なのかな?
普通は雇う方はパスポート確認するでしょう。
パスポートと違う名前で呼んでたって事なんでしょうか。
マスコミは全然報道しませんね。
http://www.asahi.com/national/update/0413/TKY200904130186.html
このエントリは、デモそのものへの批判と、「違法滞在の点以外では犯罪してないじゃないか」という「法的側面っぽい意見」がすこし混ざってしまっているので、コメントも論点が混ざってしまっていますね。
あと、「法的側面っぽい意見」が「違法滞在なんて他人に迷惑かけないしたいした問題じゃないよ」っぽく受け取れてしまう文章なところとか。「善良な市民」とか。
運用の穴を抜けてってことは、制度そのものの信用を貶め、適法で滞在している、滞在する予定人たちに迷惑をかける可能性があるので、「善良」とか、口が裂けてもいえないと思うけどなぁ。
あなたもデモ憎しで、同じ穴の狢になりかけていませんか?
デモの件はともかくとして、不法滞在者擁護の論調は賛同できません。出入国管理の重要性を理解されているのか疑問に思います。
傷害、窃盗などの直接的な犯罪をしなければ善良みたいな論調ですが、法律という社会の秩序の根幹を乱す人間は悪人、犯罪者です。中でも不法入国、不法滞在は重罪です。
傷害など安全に関しては厳しい日本ですが、経済的損害に関する犯罪に関しては罰則、意識共に甘すぎます。
移民や出入国管理で躓いた国を見てください。出入国管理が無秩序になれば不法入国者が溢れ経済は混乱し、失業者が溢れ、国民の生活は破綻します。その苦しみで離婚、自殺、犯罪に走るものも増えるでしょう。
経済的混乱の様子を90年代バブル崩壊後、私達は見てきたはずです。あなたやマスコミが擁護するのを見ると私は半分怒りにも似た気持ちになります。やった者勝ちの世の中にならない事を真に願います。長文失礼しました。
デモ自体に対する意見については、ほとんどの皆さんの間で意見が一致しているように思います。
のり子さんが今後も通う中学校の前で、在留特別許可の認められた中学1年生の女の子に対し「出て行け!」とデモ行進を行うことに賛同する気には到底なれないのでしょう。
不法入国・不法残留についての論調は様々なようですが、その犯罪行為を正当化している人はいないと思います。
ただ、私は在留特別許可を認めても良かった事例だとは思っています。
(逆に、認めなかった森法相の対応が間違っているとも思っていません。)
少なくとも「犯罪者だから強制送還は当然だ!」という意見は、首尾一貫していないように思います。
犯罪を糾弾するなら、それこそ時効にかかっていない不法在留罪について起訴し、刑事裁判を受けさせるのが筋ではないでしょうか。
実際には、刑事裁判にかけることなく強制送還などの行政処分で済ませる例が多いわけですが、その事実自体が不法入国罪の刑事責任の重さを表しているように思えます。
トレス・ヤギ被告人を見るまでもなく、殺人などの重罪を犯した者に対して「強制送還すべし!」というような論調は聞きません。
どういう意味で「善良」と言っているのかについては既に説明しているつもりです。
あなたは他人の文章を論理的に読む必要があります。
私は、現時点では両親の強制退去処分には何も批判していないのですよ。
出遅れた・・・一応意見表明・・
既に多くの方が書かれているとおり、「個人」に対する、既に処分決定されていて退去までの時間を有意義に過ごしたいだろう家族を脅かすデモは、私個人的には不快な行為です。(例え法的に許されていたとしても)
もうね・・・本文とコメント欄読んであきれるばかり・・・
不法入国について、他の正式手続きを経て入国した方達との差が生じる。
公平性の観点からやはり正式な法的手続きを経ないものはだめでしょう?
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言い方を変えますと、不法滞在の罪は国家を前提とする国家が定めた移動ルールの違反に過ぎませんから、不法滞在の罪を犯したからといって、それが不法滞在者個人の危険性(他人に迷惑をかける怖れex.殺人や泥棒をする怖れ)を示すことにはなりません。
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正当な方法で入国できなかった理由はなんでしょうか?
犯罪歴等も入国審査で問われるはずです。
過去の犯罪歴を疑われても仕方ないのでは?
モトケンさん自身本文中での主張とコメント欄での主張がこんがらがっていますよ
No.51のコメントなどもってのほか。
あなたがナナさんのコメントを論理的に読めてない。
上記のように不法滞在擁護ですよね?
あなたのおっしゃりたいことはなんですか?
もう一度新しいエントリで論点をまとめて書いたほうが対応としてはよいと思われますよ。
日本も外国人排斥運動が起こっちゃうような「普通の国」になりつつあるって事ですかねえ。
個人的には、外国人関係の案件は厳しすぎるくらい厳しくすべきで、のり子さんの滞在も認めるべきではなかったと思ってます。理由は言うまでもありませんが、厳しい正規の法的手続きを経て滞在している外国人なら基本的には安全、という「安心」が欲しいからです。
うーむ、こんがらがっているんですかねえ。
モトケンさんの批判対象は件のデモと短絡的な「悪人」呼ばわりでしょう。モトケンさんは不法入国者を擁護してもいないし、強制退去処分を批判してもいないと思うのですが。
不法行為の落とし前をつけるのは当然。しかし、彼らは「悪人」なのか? そんな凶悪外国人が十数年も地域に受け入れられるものなのか? そして、法的に滞在を許された少女個人をターゲットに排斥デモを行なうのは、日本人として美しい行為なのか? という点を考えてみようよ、というのがこのエントリの肝ではないでしょうか。
普通に読めばそう読めると思うのですが(^^;
ブクマのコメント欄を見てもほとんどの人はそう読んでくれてますし。
たぶん、これまで分析的な文章を読んだ経験が少ないんですかね。
書いてあることと書いてないことを区別して読んでくれればいいんですけど。
不法滞在擁護対非難っていう簡単な構図じゃなければ
お話できないということですよね?
そうするとなると、貴方はあの下品なデモをやらかした人々のお仲間ということになりますけど、それでもいいですか?
在特会が出てきたのはカルデロン側のバックに
在日組織があったからですよ
ヤクザの手を借りたら対立ヤクザが出てきたでござる
不法滞在でもその後の在留が認められるケースは
つい最近も韓国人夫婦の件がありましたね
彼らはOKでカルデロンがダメだったのは
そこに何らかの基準があったからでしょう
貴方風に言えば、韓国人夫婦は善良で
カルデロンは善良では無かったという事でしょうか?
もし貴方の言うように外国人を無制限に受け入れたら
そりゃ誰だって豊かな国に住みたいでしょうから
大挙して日本に移住するでしょう
もしそうなったらどうなるか?
世界政府樹立をイメージできる貴方なら
容易に予測できると思いますが
モトケン様のこのエントリの主旨は、追記の部分ではっきり判ります。
しかし、主旨とは違うことを承知で、不法入国の外国人に対する温度感がちがうので、コメントします。
中国人による一家4人殺害が以前福岡でありましたが、留学目的に入国しても、早々に学校に出席しなくなり、窃盗を繰り返して逮捕されたり、水商売で傷害や殺人を犯したり、大麻や覚醒剤を取り扱ったりといった事例が、すでに新聞でも大きく取り扱われなくなりつつある地域に住んでいれば、不法入国、滞在の外国人という記号で判断される人間に対して、倫理的な悪人ではないとは思えないのです。言葉や文化の違う外国に行くのならば、それなりの心構えも必要なはずです。正規の手段でない方法で入国すること自体、悪意があるのではないでしょうか?
世界政府の樹立とかきれい事のように思います。なわばりを主張しない生き物がどれほどいるでしょうか。ほ乳類、鳥類などで縄張りをもたぬ生物は、ほとんどおりません。
にわかに信じ難いのですが、ソースはございますか?
在特会の11日のデモ動画を見ましたが、そこには「左翼暴力集団」という言葉が使われておりました。
伝聞の過程で「左翼暴力団」に変換されていました。
暴力団と暴力集団ではえらく意味が違ってきます。
sagawaさんのいう「ヤクザ」というのが「在日組織」の比喩なのか、あるいは本物の暴力団を指しているのかはわかりませんが、いずれにせよ何という「在日組織」なのかを教えていただきたいです。
カルデロン家問題については、「のり子さんはタガログ語を喋れる」などという2ちゃんねる発の真偽不明情報が出回るなど、背景事情についても眉唾で臨みたいと思いますので。
デモをやってる人たちの主張が正しいのか正しくないのかは別として
子供をダシに居座ろうとする両親が気に入らなくてのデモなら対象がそれに向くのは当然で
そこで立法や行政に行かねばならないって言うのもお門違いに思えます
それは私刑を容認する主張ですね。
わが国では私刑は認められておりません。
個々人の違法行為に対しては関係機関が正当な手続きを持って処分するべきことが法に定められております。
私も不法入国の中国人窃盗団に空き巣に入られた経緯があるので、不法入国・滞在者に対する警戒心はあります。しかし、本件のデモや罵倒は「個人」に向けられたものです。最低でも中学生には罪はない。そして現状で判っている範囲では両親も不法入国・滞在以外は皆から罵倒されるほどの倫理的な意味における「悪人」ではないと思う。
「不法滞在者全体」における潜在的倫理的悪人に対する警戒心を「個人」に向けることは著しく違和感あります。
apjさんの意見に賛成
本人が政治活動している以上は反対の政治活動も享受すべきでは?
一家が活動の拠点を自宅近辺で行っているのだから、同じ場所で抗議するのは自然な流れと思います
何に対する抗議でしょうか?
皆さんへ
今まで起きた事柄や各人の主張を分かりやすくする為に、極端な例や表現を用いるのは控えませんか?
エントリの内容から離れていくと思いますので。
モトケンさんの
について私なりに思ったことは・・・市民という母集団の中のカルデロンさんご一家は、善良さという度合いでは年々向上していったと思います。
しかしながら日本の国籍を有しない外国人という母集団の中のカルデロンさんご夫婦は善良さという度合いでは相当低いと思います。
(善良という言葉の定義が、このエントリ中では不明確かなと思いましたので、勝手に解釈してみました。)
ちょっと見方を変えてご夫婦の行動について意見を表明すると・・・
親としては、子供の生育・教育環境をより良くしたいという思いは評価したいです。
しかしながらフィリピンという国の国籍を持つ人としては、私がフィリピンの市民であるならば利己的で評価したくないです。
フィリピンって良い国ですよ。
>もし貴方の言うように外国人を無制限に受け入れたら
私はそんなことを言ってませんよ。
>カルデロンは善良では無かったという事でしょうか?
私は、入管法違反の観点と市民的善良性は別だと言ってます。
あなたの指摘は入管法違反の問題です。
そもそも在特会主催のデモは、少なくとも名目上は、不法滞在や外国人犯罪に対する抗議という公的なものだったはずですが。
だからこそ道路使用許可が下りたと思うんですが。
そうではなくて、カルデロン一家やその支援者に対する個人的な不満を晴らすことが目的だったんでしょうか?
そうするとなると、在特会はデモ申請手続きにおいて虚偽を記載したということになりますが。
そうなんですか?
うぁ、凄い事に。 いまさら書くのもですが。
だいちゃん さま。
私の感じ方ですので、たいした意味は無いのですが。
平成12年2月18日施行の第七十条第2項(不法在留罪)を作った意味ではないかと、思っています、それと関連して、第五章の二 出国命令
の 該当要件
(1)出国の意思をもって自ら入国管理局に出頭した者であること
(2)不法残留以外の退去強制事由に該当しないこと
(3)窃盗罪等の一定の罪により懲役又は禁錮に処せられた者でないこと
(4)過去に退去強制されたこと又は出国命令を受けて出国したことがないこと
(5)速やかに出国することが確実に見込まれていること
(2)がなんとなくひっかったので。不法在留は該当しないので。
不法入国又は不法上陸した者の時効は、入国日より、3年だったかな?。 を、時効無しにして、不法在留に罰則を設け、第1項第5号(不法残留罪)と同とにした。私のうがった感じ方ですが。
こんな、実務方のいらっしゃるところで、記載は勇気がいります。
下記、チラシの裏
ご両親ですが、再入国が1年後に成るのか、5年後に成るになるのか、不明いな段階で(法務大臣の決裁)、子供の養育を20歳までは、したいと思うのではないでしょうか。 子供の養育のための在留許可は20歳までですし。5年後であれば・・・。
一家がしていた政治活動というのはどういうものなのでしょうか?
>正規の手段でない方法で入国すること自体、悪意があるのではないでしょうか?
「悪意」の具体的内容とは?
このエントリは、行政取締法規たる入管法違反と自然犯の代表たる殺人罪や窃盗罪を対比させています。
そういう対比はするべきではないというご意見でしょうか?
支援者側と支援される側が同じ考えであるとは限りませんし、一家の行動と支援者側の活動も必ずしも重なりません。
・命がけでベルリンの壁を越えた旧東ドイツ住民
・必死の思いで亡命してきた脱北者
・土佐藩を脱藩した坂本龍馬
国境を侵した事実だけで悪意まで認定されるとしたら、彼らは全員悪意をもった危険な犯罪者ということになってしまいます。
旧東独住民や龍馬の場合は、現在ならいかなる法律にも抵触しませんよね。
私たちはふだん、国境など到底変わりそうにない島国に暮らしているから、モトケン先生の真意が理解しにくいのかもしれませんね。
「自然犯」(刑事犯)と「法定犯」(行政犯)の違いを理解すれば彼ら一家を絶対悪視することはないと思うのですが、彼らに批判的な特定の人たちはそれを理解してもなお批判するでしょう。なぜなら、外国人批判そのものが目的と化しているから。ヘイト・スピーチの隠れ蓑として法を盾にした理論武装をしているということですね。
>「自然犯」(刑事犯)と「法定犯」(行政犯)の違いを理解すれば彼ら一家を絶対悪視することはない
そういうことに気づいてくれる人が増えればうれしいです。
>なぜなら、
聞く耳を持たない人はどこにでもいますから、そういう人が聞く耳を持つようになってくれることを望みますが、大きな期待は持たないようにしています。
うん?
何か誤解した人がいるのかな?
このブログのコメント欄で私を批判した人はみんな「聞く耳を持たない人」と言ってるわけじゃないですよ。
批判されれば反論するけど、批判と反論が会話になる人とならない人がいるということですよ。
かなりすごいことになっていますね。
昨日、ご両親は出国されたようですが、法務大臣もご両親の再入国については「惻隠の情」を示されたと思います。
デモ隊の行動を「積極的に」支持される方々のご意見を伺っていると「形を変えた差別」みたいに思えることがあります。
確かに、不法・合法を問わず犯罪に走る在留外国人はいますが、そういった人間は日本人の中にもいます。ですから、不法滞在の外国人をひとまとめにして「犯罪者、犯罪予備軍」とみなすのには相当無理があります。
また、「不法に」入国したご両親も、殺人・強盗といった事件を起こしたわけではありませんし、娘さんにいたっては日本に滞在していることになんら責任があるわけではありません。
外国人(思い過ごしかも知れませんが、今回のデモを積極的に支持されている人たちはアジア・中東地域出身の人をターゲットにしているような気がします)を排斥せよ、という主張には江戸時代の「攘夷主義」みたいな臭いが感じられます。もう少し踏み込んでいえば、人種や両親という、本人にはどうしようもないこと・責任のないことで区別し、排除しようとするあたりは「人種差別」の臭いすら感じます。
また、親の罪は子にも責任がある(子の罪は親にも、ではありません)的な行動には非常に封建的な臭いを感じます。
こうして考えていくと今回のデモは、今の日本に(それも若い人たちに)過去の悪しき伝統が脈々と行き続けていることの証しかも知れません。
21世紀の文明社会に生きる私には、彼らは今の世の中に相当なフラストレーションを感じて生きているのだろうな、と思えます。
変換ミスです。
X・・・行き続けて
○・・・生き続けて (^^;
デモ隊の行動を支持するわけではありませんが、デモを行うこと自体に関しては、許容せざるを得ないのではないかと思います。
「(俺の)気にくわないからデモ隊はデモを止めろ」と「(俺の)気にくわないからカルデロン一家は日本から出て行け」との間には、本質的な違いはないと思うのですよね。カルデロンさんを守るためには、デモの行動も許容しなければならないでしょう。
個人的には、カルデロン一家を支持する人、デモ隊を支持する人はお互いに「モラル」「善悪」を重視しすぎているかなと思います。カルデロンさんが出国せざるを得なかったのは法に触れただけであり、カルデロンさんの人間性とは別の話なんですよね。
「法に触れた」=「人間的に問題」という等式が成立しているのでしょうか。
「デモを行うこと自体を許容する」という表現だとちょっと意味が広いので誤解を招いているかも。
デモを不許可にする、あるいはデモ中に不当な行動に出たら即時中止・解散を命令する、ということはしないという意味なのか、
今回行われたような態様のデモであっても、批判的なことは言わない・言ってはならないという意味なのか。
しまさんが念頭に置いているのは前者なのだろうと思いますが、後者に近い意味で受け取ってしまう人も出てしまうと思います。
あるいは、しまさんの中でも、「許容する」ということの「効果」について具体的なイメージが固まっていないままだったりしませんか?
整理ありがとうございます。
私のイメージは固まっていて、前者のイメージです。批判的な発言や、非難は大いに構わないし、私としてもデモには批判的です。
しかし、デモの不許可、禁止、圧力によってデモを止めさせるような事はしてはならないと思うのです。
カルデロンさん一家に関しては、カルデロンさんが日本の法律に従って生活をしている限り、私は何とも思わないです。日本の法律に従って生活している他の日本人と同列だと思います。
一点、不法入国と言う事が問題なのかも知れませんが、それは国が気にすれば良いことであって、カルデロンさんが不法入国者であるかどうかは、個人のレベルでは気にすることではないと思います。
もっとも、不法入国者、日本に対する外国人移民に関しては、嫌でも考えざるを得ないと思いますね。この少子化の時代にあっては。
No.80 しま さま
私は少し違うと思います。
あの一家は、処分取消を訴えたけど、日本国の決定に従って出国される道を選び、親子3人水入らずの時を過ごそうとしていた。別に逃亡を企てていたわけではない。
すでに「降参」しているものに「追い討ちをかける」ようなデモは、単なる嫌がらせです。
いろんな方々が書かれていますが、デモの矛先が(娘の在留を認めた)法務省や(彼らから見て)「外国人に甘い」法律を改定しようとしない国会に向かうなら、それは彼らの正当な権利です。私は彼らの狭量な考え方は嫌いだけど、彼らが自分たちの主義主張を訴える権利は認めます。
しかし、今回のデモはそうではない。
彼女の学校や家の近くでデモをする・・・学校にも近所の人にも迷惑がかかる・・・最初は「同情」していた周囲の人も、デモ隊が来るのは彼女のせいだと思いはじめる・・・彼女は周囲の冷たい目に耐えられなくなる・・・と、こんな筋書きまで頭をよぎります。
警備の厳重な官公庁や国会にデモをしてもあまり効果がない、だったら「犯罪者」の家にデモをかけてやろう、と彼らが考えていたとしか、私には思えないのです。つまり、いわゆる「チキン・ホーク(弱虫のタカ派)」です。それってかなり卑怯なことだと思います。「言論・集会の自由」を主張する(隠れ蓑にする)にしても、やはり周囲の人に対する節度や、正々堂々とした行動が必要ではないでしょうか?
仰るとおりだと思います。ただ、嫌がらせのようなデモを行うことが可能だったのは、デモ隊の問題ではなく、デモを行うシステムの問題ではないでしょうか。
今回のような事を防ぐためには、デモを届出制から、許可制に変えるという事が一つの案かも知れませんね。
しまさま
お返事ありがとうございます。
確かに「許可制」にするのも一案ですが。今度は「誰が許可するのか」が問題になりそうですね(^^;
言論・集会の自由というものは本当に注意して扱わなければならないものです。
オウムは「宗教の自由」を振り回してあんなことになりました。
他にも権利・自由を主張するだけでそれに伴う責任を軽視する人や団体は多いように思います。
今回の事件を教訓に「民主主義国家における集会の自由」と言うものを考えたいですね。
PS.今回の件、ちょっとプリンスホテルの日教組集会事件を思い出しました。ま、日教組やプリンスホテルと今回の一家は違いますが、デモが「圧力」をかける、という点では少し似ているように思います。
駅前での署名活動は立派な政治運動だと思いますが、
No.84の追い討ち論もわからなくはないです。
ただ、彼らとしては追い討ちのつもりはなくて
逆に追い詰められて先鋭化したマイノリティに似ていると思います。
この国のマスコミがモトケンさんのように冷静に報道してくれればまだマシだとは思うのですが。
「言論・集会の自由」を盾にすれば、たしかにあのデモを禁止するべきではないし、する術もないでしょう。ただ、今回のデモのターゲットになった少女は法的に日本居住を許されており、彼女の「生存権」も保証されているわけです。
彼らがゴネて時間を稼いだのが気に入らないという人もいるでしょうが、その猶予期間を与えたのは政府側です。もし政府が即時拘束すると言えば、抵抗や逃亡はしなかったでしょう。そして政府は二つの選択肢を示し、不法行為の当事者である両親はその一方を選んで従った。この時点で、本件はもうノーサイドになったはずです。
そこへ駄目を押すようにして、しかも不法状態にない少女を対象として排斥デモを行った。デモを行う権利は権利として尊重すべきでしょう。しかし、このデモは決して諸手を挙げて応援できる代物ではない、という認識を持つこともまた必要ではないでしょうか。でなければ、結果的に集会の自由を自ら貶めることになるように思います。
かつてアメリカでは、黒人の公民権運動家の家の前で十字架が焼かれるようなことがありました。生意気なクロンボが「白い旦那」に逆らうことを疎ましく思ったKKKの仕業です。率直に言って、メンタリティの面において今回のデモと上記の所業に違いを見出せないのです。
ことわっておきますが、私はカルデロン夫妻が国外退去になったのは当然だと思っています。娘が残ったことについては、選択権を得た一家の判断ですからとやかくは言いません。
ただ、すでに国を出ることを決めた彼らの尻を後ろから蹴り上げるかのような所業に「日本人としての美しさ」は感じません。
たしかに、本件に絡むマスコミの情動失禁ぶりは目に余ります。昨日の報道ステーションもひどいものでした。「両論併記」も「多面的な視点」もかなぐり捨てて、ひたすら情緒に流された思考停止ぶりに、あらためてあのキャスターの危険性を実感しました。
>不法滞在の罪は国家を前提とする国家が定めた移動ルールの違反に過ぎませんから
純粋な意味での夜警国家というものが現在では不可能であり、かつ、現行の主権国家体制を前提とする限り、行政権をはじめとする国家権力(国家主権)によって一般国民に保障される権利(社会権)というものも現代社会には存在します。現代社会において、人権は国家からの自由(自由権)だけではありません。その意味で、本件に関して、自然犯と国家権力が犯罪と決めた犯罪とを分離して議論する実益はないと思います。
国家の存在を前提とする犯罪だからといって、自然犯と比べてことさらに過小評価することは現行の日本社会では一般国民の意識からますます乖離していくことになるでしょう。専門家がそういう意識から脱却できないから司法制度改革というものが必要とされたと言う側面もあるのではないでしょか(そういう一般国民の意識が「間違っている」か否かという問題はとりあえずおいておきます)
単純化していえば、そのような国民を守るための国家権力という機能に対して
モトケンさんは不感症(過小評価)であり
このデモに参加した人々は過敏症(過大評価)
であるわけです。さらに
>不法滞在者個人の危険性は、入国後の行動によって判断されるべきであり
という発言と、国籍法改正「祭り」と併せれば、入国審査を撤廃するのが本来の姿であって、国家主権(特に人的管轄分野)を解消させることを企図しているものだと過敏症の人々に「誤解」される可能性があります。
但し、入管業務を廃止して、その分の人員を警察官として、日本国内の治安維持を強化した方が費用対効果に優れるという可能性は否定できませんから、論拠もしくは根拠があれば教えていただきたいと思います。
本件に関して、彼らは、まず、在留するか否かの決定権者である法務省(入国管理局)対してデモを行っています。その次の段階として中学校での署名運動や市議会の決議があった「本陣」である蕨市に乗り込みました。従って、本来、要求すべき相手は法務省であるという最低限の判断も彼らはできていると推測できます。(署名活動や市議会決議に対する反対の意思表明という意味において、市内での「デモ」というのは「運動論」としてあり得る戦術だと思います。)
光市の事件に対する「弁護団バッシング」、国籍法改正「祭り」や今回のカルデロン「祭り」は庇護者としての国家権力の弱体化につながるのではないかという「漠然とした不安」がインターネットを媒介として噴出したともいえます。しかし、共生の時代だから、陰謀論だから「杞憂」だというばかりで、現実はカルデロン「祭り」で、その「漠然とした不安」が打ち消されるのではなく、逆に現実化しつつあるという認識が広まるのではないでしょうか。
今回のデモは「ネット右翼」に「ネットで威勢のいいことをいっているが、リアルでは何の影響力も行動力も持たない」という揶揄が込められていたことに対する「ネット右翼」側の一つの回答ではないでしょうか。そして、今後もインターネットの発達により、そういう「生の声」がマスコミや論壇を経由することなく「右側のプロ市民運動」として噴出すると言う事例が今後も発生するでしょう。
今回のデモを主催した「在特会」とは友好関係にあると思われる団体に「主権回復を目指す会」がありますが、その名に「主権」を含めているように、デモに参加した人(あるいは賛同者)は国民に安全安心を提供する庇護者としての「(国家)主権」を意識しているというのは明らかです。
逆に、カルデロン一家の支援団体として「信愛塾」という在日韓国朝鮮人団体がついているという情報もあり、また、支援している渡辺弁護士も、朝鮮人慰安婦の国家賠償訴訟の原告代理人を福島みずほ社民党党首他と共同で行っているというその筋にとって「燃料」となる経歴の持ち主です。
光市の弁護団バッシングでもそのような側面(国家権力によって守られる権利の軽視)はありました。例えば、橋本弁護士の「煽動」をはっきりと非難していた江川紹子女史ですら
>もっぱら権力に敵対して権利を主張することを美学とする”原理主義”的な態度が、
>遺族の感情を逆撫でし、それに共感する多くの人たちの反感を招いている。
と国家権力に守られる人権(被害者の権利)を必要以上に軽視し、国家権力を必要以上に敵視する弁護団の手法を批判せざるを得なかったのです。もう原理主義(国家からの自由)という「一元方程式」の時代ではなく、被害者の権利(国家による保護)と被告人の権利(国家からの自由)との「二元連立方程式」を解かなければならないという時代に来ているということも理解すべきでしょう。それは、刑事裁判だけではないことは、上述の国籍法改正、カルデロン一家国外退去という「祭り」等々で明らかだと思います。
とあるブログのブログ主は「弁護士はアンチ権力だから被害者を無視しているという批判があるが、それは『いいがかり』だ」と主張していますが、それでも
>弁護士と言うと、アンチ権力だと思っている人はいますし、百パーセント間違いだ、
>とは正直思わないのですが、何事も時と場をわきまえなければなりません。
>場もわきまえずに噛みつくのでは狂犬と同じですし、とにかくかみつけばいいんだ、
>と思っているなら狂犬のけしかけと同じです
と「アンチ権力ベクトル」の危険性について警鐘を鳴らさざるを得ない状況にあります。そのベクトルに囚われたため、過敏症の人々や一般国民の「漠然とした不安」を感じ取れず、「(愚鈍なる)一般国民は理解しない」と嘆くばかりで、「国家からの自由」と「国家による保護」との二元連立方程式を解く意思も能力もないのであれば、一抹の寂しさを感じます。
いや~、デモそのものについては許可制どころか、手法が適当ではなくても最小限の規制以外はかけるべきではないと私は思います。
ただカルデロン側の対抗言論を封じるようなやり方をするのは、結局表現の自由の自殺行為に他ならないと思うので、これをしっかりと批判して自制を求めるのがもっとも健全なやり方だと思います。
なお、私は両親を絶対悪視することには反対ですが
というのは若干筆がすべり気味ではないか、と思います〈言わんとしていることは分かっているつもりですが〉。不法入国が違法となることを知りながら不法入国しているわけで、やはりそれは日本国の法律を守ろうという姿勢に欠けた状態で日本に入国している人たち、との批判は免れないわけです。もちろん何でもかんでも法律を守ればよい、というつもりはありませんし、もう十何年も前の話ですからいまさらこの点を取り上げて悪質性を喧伝するのも行きすぎだとは思います。しかし、不法滞在者個人の危険性は特に入国後間もない時期は不法入国であったという点が考慮されるべきではないとは思いませんし、倫理的に「悪人」というのは言い過ぎの感があるものの「悪人ではない」というのにも直ちに首肯しがたいものを感じます。
国の管理業務を妨害しておいて、不安だからとか不気味だからとか問題を矮小化するのは如何な物かと。近隣住民がどう思うかなんてものはこの件には一切関係無い筈ですが。弁護士時代にはよく関係の無い話をして裁判長に怒られた口ですか?
ずいぶんと頭の悪い連中なんですね。驚きました。
この国では
罪を憎んで人をそれ以上に憎む人、
「罪のない者が石を投げよ」と言われても平然と石を投げ続ける人が
増えつつあるようです。
単なる一般人でも、入管の役人になりきればそういうコメントもできますね。
でも現に入管からそういうコメントは出てないわけです。
モトケンさん
いつも楽しく読ませて頂いております。
私はカルデロン一家の支持者でも、反対者でもない立場です、
と前置きしてお尋ねします。
> しかし、不法残留期間が長期化したという事実は、
> 長期間警察や入管の目に触れたり注意を引かなかった
> と言うことを意味します。
> 言い方を変えると、悪いことをしないで真面目に
> 暮らしていたということです。
と本当に言えるのかが、私には理解できません。
嫌な見方をすると、悪いことをしていても誰も
気がつかなかったり、隠し通している人もいると思います。
だから、
> つまり、不法滞在としては悪質であればあるほど、
> つまり滞在が長期にわたるほど、市民としては善良で
> あることが証明されていくわけです。
が本当に成り立つのでしょうか?
いつもは論旨が理解できるのですが、本当に市民として
善良と証明されるかどうか、理解できません。
ここにコメントされている方々の話を見ると、No.39の
感熱紙(刑)さんが触れられているだけでした。
ご教示頂けると幸いです。
そこの主ですが、アンチ権力ベクトルは全く違う問題で別の人と話していて、とんでもない誤解をしていると感じた人がいるから書いたものです。
はっきり言えば、人の文章の流れを読まずに勝手なことを書かないでいただきたいと思います。
と同時に、書かれてはっきり悟りました。あなたのいろいろなことに対する読みはいい加減なものだと。
これまでの報道を見ていると、リアル「おれに関する噂」(筒井康隆)を発生させているような気味悪さがあります。普通の人は、プライベートをネタに何回も記者会見なんかしないでしょう。芸能人ならともかく。
また、司法改革をやって日本全体が法化社会に舵を切ろうとしている最中に、感情に訴えかけて其の場限りの解決を求めようとするマスコミと、マスコミが報道する支援団体の存在に、危ういものを感じました。改革に逆行する動きであることの自覚が無いように見えましたので。
本当の敵は、無自覚にカルデロンさん達を支援していた日本人ではないでしょうか。個別の外国人ではなくて。ああいう人達が居るから、いつまでもムラ社会的息苦しさが消えないのではないかと。
さらに、カルデロンさん(親)が日本に帰りたがっていることを日本で報道するというのは、支援を通り越してフィリピン政府に対する侮辱ではないですか。
顔見知りの作るコミュニティ内でつつましく支援していれば弊害も生じないでしょうに……今回のは何だか行きすぎに思えます。
>No.94 usi4444 さん
>罪を憎んで人をそれ以上に憎む人、
貴方の私感・独善にすぎません
当初は「罪を憎んでいる」だけの人たちにとっても、
その被疑者―被告が自己正当化しか行わず、責任回避しか終始しなければ、
被疑者は、罪の直接的被害者 でない人によってすら
自らの行いの上で「人として悪しき者」として憎まれるでしょう。
>「罪のない者が石を投げよ」と言われても平然と石を投げ続ける人が
>増えつつあるようです。
「原典」が詭弁ですのでお話になりません
貴方の主張は「神以外は石を投げる=人を裁く権利はない」と称されているのと同意です。要は現代司法制度の否定
ぜひ、神の実在を示してからのち自説をご主張ください
カルデロンさんを支援するのも内心の自由の範囲内だと思いますが、いかなる根拠によると、カルデロンさんを支持する事が敵だと言うことになるのでしょうか。
少なくとも、法律違反というわけではないと思うのですが。
悪人でないと証明されなければ善良な市民とは言えない、
ということでしょうか?
そういう趣旨に読めますが。
>国家の存在を前提とする犯罪だからといって、自然犯と比べてことさらに過小評価することは現行の日本社会では一般国民の意識からますます乖離していくことになるでしょう。
別に過小評価はしていないと思います。
ただ、違法性の中身が殺人や窃盗とは違うよってことを言っているだけで。
自然犯とかいう区別をしたのは
>不法滞在の罪を犯したからといって、倫理的な意味における「悪人」という意味で不法滞在者を犯罪者と指弾するのは間違い
ということを言いたいだけだと思います。
>「(愚鈍なる)一般国民は理解しない」と嘆くばかりで、「国家からの自由」と「国家による保護」との二元連立方程式を解く意思も能力もないのであれば、
「理解しない」んじゃなくて、「漠然とした不安」にかられるばかりで「理解する意欲がない」ことが問題なんじゃないでしょうか。
今回の祭りでも、国籍法改正でも、
あまりに間違った認識や知識に基づく主張が多いです。
また、被害者の権利という具体的なものと、「漠然とした不安」を
「国家による保護」としていっしょにくくってしまって
法律家に配慮せよというのはどうかと思います。
「漠然とした不安」は社会権ですらないですよ。
このデモは卑劣なものですが、しかし、反デモ側の不適切な行動が問題だと思います。
まず、デモが行われた地域の人に対しては、拡声器が迷惑でデモに対して反感を覚えるのですから、むしろデモは阻止しないほうが効果的でしょう。
次に、それ以外の人々に対しては、デモがトラブル無く進行したほうが、つまらない映像しか撮影できないので、そのほうがベターでしょう。
YouTubeにアップロードされたデモ側撮影のビデオを見ると、彼らは反デモ側を煽って理性を失った行動を誘うのが目的のように見えます。
反デモ側の、横断幕を奪取する、通行を妨害する、人垣を作って騒ぎを大きくする、といった行動は、まんまと罠にはまった形です。
>彼らは反デモ側を煽って理性を失った行動を誘うのが目的のように見えます。
そういう目的がなくて偶然の産物だとしても、やっていることは出張放火と等価の評価を受けると思います。
平穏なデモのリーダーは、デモ行進が行進する地域の住民に騒音受忍などの事実上の迷惑をかけることを考えて、反デモの言動に過剰に反応するなと指示を与えるのが欧米では普通です。
そういう面でデモ行進の成熟性が日本でも普及することを望みます。たとえデモの目的や内容が卑劣であってもです。
横レスになりますが少し説明させていただきます。
本邦内に正規に入国し、正規の方法により在留することとなった16歳以上の外国人は、一定の期間内に居住する地方自治体の長に対し申請を行い、「外国人登録証」の交付を受ける義務を負っています。
この外国人登録証には常時携帯義務があり、更に関係機関の職員(警察官、入国管理官等)から提示を求められた際にはこれを提示する義務も付加されています(不携帯罪、提示拒否罪あり)。
ちなみに警察官は外国人に職務質問をした際は、必ず外国人登録証か旅券の提示を求め、在留資格の確認を行うことになっています。
つまり、不法入国者や不法在留者が警察官に声をかけられるということは、違法行為の発覚と同義なのです。
また日本という国は、人種的言語的関係から、外国人が非常に目立ちやすい環境にあります。
ちょっとしたことでも、外国人であるということで周囲の注目を集めてしまい、隠れて暮らすことが困難なのです。
不法在留者の発覚の端緒には、近隣の住民からの情報提供によるものが多く、居住地付近の住民から不審がられたり見咎められたりするような行動を取れば、すぐに関係機関の追及を受けてしまう事になるのです。
つまり、不法在留者が殊更に逃走や潜伏を行っていない状態でその存在が当局の知るところとなっていないのは、彼らが定職に就き、近隣住民とトラブル無く付き合い、オーバーステイ以外の違法行為に全く手を染めていない真っ当な生活を送っている事の証左であり、その彼らについて善良な外国人と評価することに特に大きな疑問点もないと思うのですよ。
「不安だからとか不気味だからとか」はモトケンさんの脳内設定ですから、それに対してコメントが出る事は無いです。「国の管理業務を妨害」については、言うまでも無い事だから言っていないだけかと。出入国管理及び難民認定法に書いてありますからね。ググれカスってレベルの話です。
善良であった可能性が高いということならわかりますけど、「証左」とまでいわれると理解不能です。
結局、違法行為のマイナスイメージと生活態度のプラスイメージどっちが強いかってことなんじゃないですかね。
入国管理業務云々に関しては、そもそも処分が決定して、その処分に従おうとしているんだから、その時点で不法在留者と関係機関との間の問題は解決している。
で、デモやってた連中は入管の意見の代弁者ではないし、一家の存在により何らかの不利益を被ったわけでもない。
要はデモやる立場でもなければ、意義もなかったわけ。
モトケン先生は「外国人の出入国に対する国の管理業務が妨害された」不法滞在の罪に対する処分には何の批判も加えていないわけなんだが?
何のどの部分について矮小化してるってのかな?
アメリカでは、オーバーステイしている労働者が雇用主に搾取される傾向があるそうです。
ひどい待遇に対して少しでも文句を言えば、移民局に通報されて強制送還されてしまうので、されるがままに搾取されている人が大勢いるそうです。
日本でも水面下で同じようなことがグレーゾーンを縄張りとして商売している反社会的勢力によって行われていると推測されます。
柔軟な運用はいとも容易く恣意的な運用に堕落しがちですから、オーバーステイを見逃すことは長期的にみると外国から日本に働きに来ている人たちのためにならないと思います。
日本語読めない人大杉(嘆息)
>オーバーステイを見逃すことは長期的にみると外国から日本に働きに来ている人たちのためにならないと思います。
誰が、「オーバーステイを見逃す」なんて話をしてるんですか?
国内においても、違法風俗店や外国人犯罪組織が、違法在留者の弱みにつけ込み、彼らを使い捨ての効く駒として犯罪行為に荷担させる事例が後を絶ちません。
そういった不幸な事例を減らすためにも、関係機関による不法入国、不法滞在の取締りは徹底される必要がありますね。
…ところで、何故私にそんな事をいうのですか?
私は今回のフィリピン人一家の処遇に関して何の異論も差し挟んでいませんし、関係機関の取締りに柔軟性を持たせろ、事情によってはオーバーステイを見逃せなどと主張した覚えもありませんが?
そもそもこのエントリの主題そのものが、一家に対する処分の是非ではなく、不法滞在という犯罪の本質を理解せずに手前勝手な理由で「日本国による処分を受け入れ、それに従おうとしている人」に対しヘイトスピーチを繰り返す自称愛国者たちは愚かだとしている、と読めるのですが。
深夜にもかかわらず活発な議論がなされたことはうれしく思いますが、誤読曲解をされても困るなぁ、というのが正直なところです。
すでに反論済みのコメントが多々ありますが、ぼちぼちお返事していきます。
私は、両親に入管法違反の罪が成立しないと言ってるわけではなく(成立すると明言してます)、入管法違反の罪を廃止すべきだと言ってるわけでもなく(現時点では入管法違反の罪の存在を当然の前提としています)、両親に在留特別許可を認めなかった点について何の見解も表明していません(認めなかった理由は理解できますし、認めてもいいのではないかという主張も理解できますので悩ましいところではあります)。
要するに、近いところのコメントで言えば、No.102 白片吟K氏さんのコメントの前半が私がエントリ本文で言いたいことです。
すでに付け加えることはあまりないんですが、
>その意味で、本件に関して、自然犯と国家権力が犯罪と決めた犯罪とを分離して議論する実益はないと思います。
在特会と同じスタンスであるということですね。
>国家の存在を前提とする犯罪だからといって、自然犯と比べてことさらに過小評価することは
他の投稿者によって指摘済みですが、私は過小評価しているわけではありません。
大小の問題ではなく性質の問題を指摘しているのです。
>単純化していえば、そのような国民を守るための国家権力という機能に対して
モトケンさんは不感症(過小評価)であり
あなたの主張の前提が間違っているので、違います、としか言えません。
>>不法滞在者個人の危険性は、入国後の行動によって判断されるべきであり
>という発言と、国籍法改正「祭り」と併せれば、入国審査を撤廃するのが本来の姿であって、国家主権(特に人的管轄分野)を解消させることを企図しているものだと過敏症の人々に「誤解」される可能性があります。
これも前提の間違いからきてますね。
私が明言している入国管理の問題と市民的善良性の問題は別物だということさえ理解してもらえれば、あなたのいうような「誤読」の可能性は誤読者に帰責されるべきものです。
あなたの上記以降の主張も、一家に対する個人攻撃的デモを正当化する理由としては説得力がない、と私には思えます。
>やはりそれは日本国の法律を守ろうという姿勢に欠けた状態で日本に入国している人たち、との批判は免れないわけです。
形式論理です。
このような形式論理で言えば、駐車違反を繰り返す人間は人殺しをする危険性が高い、ということになります。
在特会の論理も同様です。
このエントリは、そのような形式論理で考えるべきではない、という主張なのです。
>倫理的に「悪人」というのは言い過ぎの感があるものの「悪人ではない」というのにも直ちに首肯しがたいものを感じます。
このエントリでは、私は「悪人」という言葉を、「倫理的な意味における『悪人』」という限定付きの意味で使っています。
右も左も藁人形相手に大忙し って感じですね
>弁護士時代にはよく関係の無い話をして裁判長に怒られた口ですか?
こういうものの言い方をする人に対しては、それなりのものの言い方をすることもできますが、やめておきます。
ちなみに私は、元検ですが元弁ではありません。
すでにNo.105 感熱紙(刑)さんが説明されていますので、私から付け加えることはありません。
なお、感熱紙さんは現役の警察官です。
横レスですが、簡単に
> さらに、カルデロンさん(親)が日本に帰りたがっていることを日本で報道するというのは、支援を通り越してフィリピン政府に対する侮辱ではないですか。
親としての気持ちでしょうから、フィリピン政府に対する侮辱にはならないと思います。
> 顔見知りの作るコミュニティ内でつつましく支援していれば弊害も生じないでしょうに……今回のは何だか行きすぎに思えます。
日本という国は、騒ぎにならないと何も変わらない国だと思っています。
少なくとも、入管行政や排外主義の当否などを考えるきっかけにはなったと思います。
統計の有用性を全く認めないのであれば、理解不能というのも理解できます。
不法残留の罪においてしかるべき処分がなされている。
にも関わらず、デモ行為は蛇足的、かつ醜悪なかたちで悪意を垂れ流している。
そのような行いに嫌悪感を感じるかどうかが今回の件における立ち位置を決める分岐点でしょうか。
その表現したかった事を説明する為に『主催者が「犯罪者」と表現している人達は「一連の酷い事をされるほどの犯罪者ではない」』と説明する事で『一連の行動は酷い行動だった』と導いていました。
私は「一連の酷い事をされるほどの犯罪者ではない」という説明に市民的善良性を訴える事は、目的を達成するための手段として正しく伝わっていると感じました。
一方でエントリ中では入管法違反の観点での評価は比較的おさえて(※)表現され、「入管法違反による影響」を考慮しても「一連の酷い事をされるほどの犯罪者ではない」と説明されていたと受け取りました。
確かに「一連の酷い事」が「ひどすぎる」為に、私もモトケンさんと同じく「一連の酷い事をされるほどの犯罪者ではない」と納得しました。(しています。)
(※直接的な法益侵害は、外国人の出入国に対する国の管理業務が妨害されたということであって・・・の部分です。個人対行政の観点だけで、外国人全体への影響や当事国(送還先相手国)への影響が無いなぁと でも、これらを考慮してもデモ主催者の行動は酷すぎます。)
しかしながら、デモ主催者のアピール内容全てを否定できないと感じています。これ以降は、エントリ内容から外れるのでコメではなくなっちゃいますね。
私の意見に同意してくださるのはありがたいのですが、このエントリにおける私の本論は、一つ上のコメントの方です。マスコミのやり方ゆえに今回のデモが容認されるとは全く考えていません。
また、こういう多面性のある問題でシンプルに敵味方でくくるのは非常に危険であるように思います。すぐ脇にポジショントークの罠が潜んでいることに留意した方がいいでしょう。
これは私の推測なのですが、在特会のようにヘイトスピーチを是とする人々は、外国人犯罪者に限らず、犯罪者ではない外国人とも、実際的なコミュニケーションを図ったことがない人が多いのではないでしょうか。
周辺住民に少なからず支持者がいるのは、一家が悪人として彼らをだまくらかしていたからではなく、コミュニティの中では本当に悪人ではなかったからなのでしょう。情緒的なマスコミに洗脳効果があるのと同じように、机上の外国人脅威論にも洗脳効果があるという事実は認識しておく必要があると思います。
事実だけを丁寧に紐解けば、カルデロン一家は処分に従っていますが、
一部団体やマスコミが蛇足的なで醜悪な擁護を続ける続けるので反発も続くのでしょう。
そういう意味で先に出たような、真の敵は擁護する日本人ということでは無いでしょうか。
支援者を敵扱いするのであれば新風+在特会と同じポジションになりますが良いですか?
敵とか味方とか言っちゃうと、二項対立構造になってしまってよろしくないのではないでしょうか。
一部団体やマスコミに反発を覚えることを理由として、今回のような一家族に向けたヘイトスピーチを是認する結論を導くのは理解しかねます。
統計の有用性を認めたとして、統計によって一般化した性質を個々の案件の「証左」とるなら理解不能です。
一般化したものが、すべてに当てはまるなんてことはあり得ませんから。所詮は、確率の話ということです。
不法入国後の社会生活を考えると、犯罪の動機となりえる下地が最初から内包されてるように思います。
不法滞在者個人が直ちに危険ということにはならないにしても、劣悪な生活環境におかれた不法滞在者が何をするかわからないというイメージを持たれてしまうというのはある程度は仕方の無いことだと思います。
要するに自業自得的な要素もあるということです。
この問題に限らず、最近はやけに「支援者と被支援者を一緒くたに扱って、支援者に対する批判をそのまま被支援者に向ける」論調を見掛けるようになった気がします。
論法としては下の下だということ、小学生でも理解できそうなのに。
No.125 ponさんが仰るようなカウンターが返ってくると理解できないのでしょうか?
>みみみさん
在特会が公開している以下の動画では、冒頭でいきなり
「外国人に人権なんかねぇのに」と嘲笑気味に呟いているシーンが出てきます。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&v=YI7CMSdfo84
本音が漏れたのだろうと思って別に驚きもしませんでしたが、むしろ、こういう動画を堂々と公開できちゃうKYっぷりに驚かされました。
在特会の代表者は
「フィリピン人を追い出せと言っているのではない。犯罪フィリピン人を追い出せと言っているのだ!」
と述べていますが、本音は単なるゼノフォビアなんだろうと推察します。
可能性や印象程度で今回のデモを許容するのはちょっと無理筋だと思います。
支援者批判をしたら お前も在特会一味かと問い詰められるのもずいぶんファッショな流れですね
支援者と非支援者をごっちゃにしているなんて他人に言えた義理では無いでしょう
このようなありがちなイメージについて、本当にそうなのか、という問題意識を持つことが大事だ、というのがこのエントリの隠れたそして重要なテーマであることがあなたには理解できないようですね。
このような「イメージ」に基づく評価・判断は、容易に「偏見」に結びつきます。
「劣悪な生活環境」と言えば、それはなにも不法滞在外国人に限ったことではないですよ。
偏見を持たないように心がけることは大事ですね。
ただ、偏見でない可能性もありますね。
要は
「分からないものは分からないとした場合」
最初に、負のイメージを植えつけた行動が自業自得だと言ってるんですが、理解できませんか?
劣悪な生活環境が犯罪の素地になるという点において変わりはないです。
今回はたまたま不法滞在外国人だったということです。
あなたに偏見を語る資格はありません。
更生の決意を心の底からしている犯歴者の心を折ってしまうのは、あなたのような人です。
モトケン先生のおっしゃるとおりです。
少なくとも私は、「在日特権を許さない市民の会」なる団体の人たちが、個人攻撃的なデモを行ったことを批判しているのであって、(彼らの排外的な考え方は嫌いですが)彼らが「外国人は出て行け!」と主張する権利は認めます。差別的な思想を持つことも認めましょう。ただ、その思想を差別対象者の不利益になるような形で実行したとき、私はそれを認めることは出来ません。つまり、差別的な意見を吐くのも本を書くのも構わないけど、今回のようなデモ(実力行使)は認められない、と思うのです。法的にはどうか判りませんが、このデモは社会的にほとんど無力な個人・一家に対する「示威行為・脅迫」にも思えるからです。
繰り返しますが、差別的な思想を持つのは個人の自由です。仮に私が「反日主義者」に殺されたとしても「犯人」は殺人罪で罰せられるべきであって、差別的な思想の持ち主だったことで罪が重くなるということには反対します。自分にとって不愉快な意見でもその意見を述べる相手の権利を認める、というのが民主主義の根幹を支えるルールだと思っているからです。
そういう誤解をしたくなる気持ちもわかるけど、ponさんの言ってるのはそういう意味じゃありませんよ。
先に「敵」とか言い出したのはどっちですか?
126のモトケンさんのコメントも合わせて読みなおすといいでしょう。
私はデモ行為を許容するなんて、言ってませんね。
なので、犯歴者の心を折りようがないです。
あなたの勝手な決め付けですね。
不法滞在外国人が善良な住民だと主張したいのであれば、不法滞在なんてしなければよい。不法滞在外国人が不審者に思われても、自業自得の部分もあるよということです。
理解できませんか?
訂正します。
×不法滞在外国人が善良な住民だと主張したいのであれば、
○不法滞在外国人であっても善良な住民だと主張したいのであれば
Pz-4さん
携帯端末なので返信機能が使えなくてすみません。
外国人と日本人の相互理解を阻むモノという意味で敵という表現に乗っかったつもりですが、
その後のチャチャで支援者対排除者の矮小な構図に貶められてしまったようです。
その意味では言葉の選択を誤りました
コメントを書いている間にスレが伸びていて、私が同意したのがモトケン先生のどのご意見かわからなくなっていました(^^;
私が「おっしゃるとおり」と書いたのは、
No.126の
というご意見に対してです。
不法滞在者は不審に思うけど、このようなレイシズム丸出しのデモはこれっぽっちも許容できないと、そういうことですよね?
それはともかくとしてカルデロン一家は善良な市民として、定職を持ち税金を払い、地域住民とも溶け込み、何ら問題なく生活をしてきたわけです。
これをもって支援者は彼らを善良な市民の一員として支持し、世論の一定の支持も得たわけです。
「不法滞在者だから不審に思っても構わない」
vs
「不法滞在者でも彼らは何ら問題なく暮らしてきたのだから善良な市民として扱うべきだ」
どっちが強いと思います?
世論の上ではもう結果は見えていますが。
ちなみに前者はレイシズムにつながる論理だと思います。
具体的な根拠なしにこのように言うこと自体が偏見そのものです。
某所から引用させていただきますが
要するにあなたの意見は、不法滞在するな、ということのようですが、このエントリは、不法滞在者をどう見るかというエントリなのです。
つまり、あなたのコメントは根本的にトピずれです。
仮にもうちょっと広いモデルを使うにしても、
「カルデロン一家や支援者が気に食わないから反発するのはしょうがない」
というのはやっぱり在特会+新風のポジションから抜け出せていません。
在特会+新風が悪である、という価値観が前提なら考え直した方がいいと思いますよ。
分からないことを分からないと言うのに根拠が必要ですか?
確率とは不確定要素のことですよ。
あなたが分かったつもりになってるだけなんじゃないですか?
違いますよ。
不法滞在外国人が不審者に思われても、自業自得だよということです。
HISさんは、不法滞在者は不審者として扱うと。
それはHISさんの自由ですが、そのようなHISさんをどのように評価するかは他者の自由ですね。
カルデロン一家のように、今まで善良な市民として過ごしてきた人を不審者として扱うのはあまりお勧めできませんが。
>分からないことを分からないと言うのに根拠が必要ですか?
分からないことを分からないと言うのは何の問題もありません。
しかし、あなたは分からないことであるにもかかわらず、負のイメージで見ることを「自業自得」という言葉で正当化しているのです。
さっきの話とちょっと被りますね。
カルデロン一家を非難する側に立つのであれば、新風+在特会の仲間だと見られても仕方が無い。
それが嫌ならば彼らを非難しなければ良い。
当然これは暴論です。
カルデロン一家を支持しない人の中にだって色々な主張があって色々な立場があります。
それを一緒くたに在特会+新風の仲間とみなすのは不適切なやり方です。
”不法滞在者”だって同じ事ですよね。
善良な市民として生活できる人が居れば、犯罪に手を染める人も居る。
だから、善良であったかどうかは、不確定要素だといってるのです。
不確定要素である以上、「分からないね」と言う人がでてきても不思議ではないですし
なんで、それが偏見になるのか意味不明なんですよ。
では、確認しますが、
あなたは、不法滞在者に対して、不法滞在者であるということだけを根拠に、何をするかわからない人であるというイメージを持ちますか?
あなたは、不法滞在者に対して、不法滞在者であるということだけを根拠に、何をするかわからない人であるというイメージを持つ人についてどう思いますか?
カルデロン一家に関しては地域住民の証言で善良な市民であることはほぼ”分かっています”。
ちなみに私はHISさんがどのような人かは”分かりません”
不法滞在を非難はしても、在特会+新風とは一線を画する人なのかもしれませんし、ひょっとしたら彼ら同様単なるレイシストで、ここで言っていることは単なるレイシズムの発露でしかないかもしれません。
私だったら、自分の主張を聞きもしないでレイシストと断じられるのは不愉快です。
HISさんだったら「だったらそのようなことは言わなければ良い」というんですか?
そうですね。不法滞在者だということが分かれば、「不審者」として警察に通報するでしょうね。
少なくとも、素性の分からない人を「善良だ」なんて通報はしませんね。
善良かどうか分からない不法に滞在している外国人を「不審者」の可能性もあると思う人のことを私は非難しませんよ。
分からないのならニュートラルに見るのが普通でしょう。
分からないから不審者と見なすのは、それこそゼノフォビアの類に他なりません。つまり偏見です。「アジア系は表情がよくわからないから胡散臭くて嫌い」というレイシストの欧米人と似たようなものです。
少なくとも、あの一家は爆窃団や韓国集団スリとは違います。私は国外退去を支持しますが、その点は認めていますよ。
違います。
分からないと言ってるのは「善人」であるかどうかです。
「不法に滞在している」という事実を「負のイメージ」だと言ってるのです。
まだ、分かりませんか?
HISさんはさっきから「不法滞在者とわかれば」と連発されてますが、そもそもどうやって「不法滞在者」だとわかるんでしょうか。隣にいる外国人をどうやって「不法滞在者」だと判断するんです?
私は「何をするかわからない人」と思うかどうかを質問したのですが、それに直接答える気はないのですか?
なお、不法滞在者だということが分かったのであれば、警察に通報するなら不法滞在者として通報すべきだと思います。
私が聞いているのは、そのような形式的な法律違反の点ではなく、人間として「何をするかわからない人」と思うかどうかを聞いているのです。
それがこのエントリのテーマだからです。
それに答えられないならあなたのコメントはトピずれです。
トピずれまたは偏見を助長する(と私が考える)コメントは今後削除対象にします。
前のコメントを入力中にコメント欄が進んでいました。
モトケンさん、その質問ではモトケンさんの言いたいニュアンス(私の推測ですが)が薄いように思います。
>HISさん
あなたが十数年の間、親しくご近所付き合いしてきた外国人一家が不法入国者だと知ったら、不審者として直ちに警察に通報しますか? あるいは、その状況でためらいなく警察に通報する人をどう思いますか?
あるいはもっと根本的な質問として、向こう三軒両隣に外国人一家がいたら、自分からコミュニケーションする気になりますか?
「不審者」として通報するんですよ。
「何をするかわからない人」と思ってなければ、「不審者」なんていわないと思うけど・・・
「不審者」の意味って他にもあるんですかね。
ぶっ飛びすぎです。
少し冷静になりましょうよ。
>モトケンさん、その質問ではモトケンさんの言いたいニュアンス(私の推測ですが)が薄いように思います。
たしかに(^^;
あまりにストレートすぎてリアリティに欠けてますね。
しかし、言いたいことはそういうことなのです。
不法滞在者という情報に基づいて、どのような評価・判断をくだすのか、そしてその評価に基づいてどのような行動を取るのか、という問題なのです。
そうすると、不法滞在というのはどういう評価を受けるべき行為なのかということが問題になります。
その評価を超えてマイナスイメージを膨らませ、それを固定化させてしまうことを恐れるわけです。
私のブログでこんな一般論は容認できません。
あなたの言う「不審者」には「何をするかわからない人」という意味を含むわけですね。
わかりました。
私のこのエントリの趣旨は、
そのような認識は正しくない。
従って、他に根拠無くそのような認識に基づいて行動することは間違っている、というものです。
あなたが私とは違う認識を持っていることがわかりましたし、これ以上歩み寄る余地もなさそうですので、あなたとの議論はこれで終わりにしましょう。
あなたの主張は、偏見を助長するものと認めます。
従って、これ以上自説を展開するのであれば、別の場所でお願いします。
横レスです。
>あなたが十数年の間、親しくご近所付き合いしてきた外国人一家が不法入国者だと知ったら、不審者として直ちに警察に通報しますか?
親しく付き合っているなら、警察なり入国管理局に出頭することを勧めるのが普通でしょう。あるいは、先ず弁護士に相談することを勧めるかもしれません。
>あるいは、その状況でためらいなく警察に通報する人をどう思いますか?
親しく付き合っていた以上、ためらいなく警察に通報するとは考えにくいですが、裏切られたと感じたのかもしれないし、あるいは法規範について厳格な人なのかもしれません。
おっしゃることはわかります。
たとえ十数年仲良く付き合っていたとしても、不法滞在者と知った瞬間に、それまでの人間評価がご破算になって単なる「不審者」に格下げとなる。不法滞在とはそれほどの罪なのか、ということですよね?
そして、発覚前から一家を知っていた周辺住民の多くは格下げにはしなかった。格下げにしたのは、不法滞在者としてニュースになった後の一家しか見た(それもマスメディア経由で)ことがない人々だった。
順当なお答えだと思います。私の答えもそんなところです。少なくともYO!!さんは、問答無用で「何をするかわからない不審者」に格下げすることはないでしょう。
在特会ならどうするか、と聞いてみたいところです。まあ、そもそも彼らはご近所づきあい自体しないような気もしますが。
彼らが外国人を(自分が支持する)メディア越しにしか見たことがない証拠でしょう。たとえ一人でも二人でも、外国人と身のある交流をしたことがある人なら、絶対にあのような台詞は吐けません。
いえいえ。あなたの認識のほうが正しくないと主張し合うことが議論なんですけどね。
まあ、この辺にしておきましょうかね。
お疲れ様でした\(^▽^)/
No.165 HIS さん
おやおや、旗色が悪くなったら逃げちゃうんですか(^o^)
不審者の話、昔のことを思い出しました。
一つは30年ほど前に話題になった爆弾テロリストの教本。そこには「近所の人に疑われないよう、近所付き合いはちゃんとしよう」というような内容が書かれていた、という話。つまり本当の「犯罪計画者」はそれをカモフラージュするためにそれなりのことをする、ということ。「ケネディ暗殺犯」オズワルドは例外的に「目立つ行動」をしていたようですが、大抵のテロ実行犯は「善良な市民」を装っていることが多く、身近な人たちが「あの人があんな大それたことをするなんて・・・」と驚く、というケースをよく見ました。最近の「ブチ切れ思いつき犯人」とは大分違います。
言いたかったのは、24時間一緒にいないと本当の不審者か否かは判らない、ってことです。判らなきゃ全部不審者にしてしまえ、と言う話はF.D.ルーズベルト時代や●カ・ブッシュ時代のアメリカにゴロゴロ転がっていました。
そして、友人の不法滞在外国人を「タレこむ(売る?)」件です。70数年前のドイツとかスターリン時代のソビエト、そして20年ほど前の東欧でよく似た話があったように思います。(いみじくもつい先日「東ドイツの秘密警察に売られた人が自分のファイルを見て、誰が自分を「売ったのか」知る、というドキュメンタリーをNHKで放送していました)
私だったらやはり、知り合いの弁護士を紹介するでしょうかねぇ。もしかしたら見て見ぬふりをするかも知れません。もちろん、麻薬の売人といった自然犯(ですね?)だったら、外国人としてではなく犯罪者として警察に通報しますよ。
尤も、「不法滞在者=不審者」と短絡的に決め付けることができる人は迷わず友人を「売る」でしょうけどね。恐ろしいのは、友達でも平気で「売る」人たちの声が大きくなって、不法滞在の外国人を知りながら通報しなかった人間にも重罪が課せられるような社会になることです。そしてもし、外国人や外国人シンパがいなくなったとき、排外的な彼らの矛先はどこに向かうのでしょうか?
別の視点の話をして、いいですか。
日本人ではなく日本に居る外国人から見て、不法残留はどう思われる、扱われるのでしょうか。
正規の手続きを経てルールを守っている人もいれば、そうでない人もいるので、一括りにはできないですが。
久々です。
HIS さんの意見だと、自分が「良く知らない人」が「危険な不審者」と混ざってしまいますから議論は続かないでしょう。
でも、気持ち的に同意できる部分も有ります。
他人の家には挨拶をしてから入る様に、自宅の場合なら黙って入るだけで怪しいですから。
自分(国家)の監理地に正しく手続きを踏んで訪れた来訪者と、勝手に或いは隠れた侵入者の扱いが違うのは当然です。
しかし亡命者の例も有るように、不法入国だけで危険人物と断定は出来ないのだから、デモも節度を保たないと逆効果かもしれないですね。
お久です。
>自分(国家)の監理地に正しく手続きを踏んで訪れた来訪者と、勝手に或いは隠れた侵入者の扱いが違うのは当然です。
違うことを前提にしているエントリです。
不法滞在の罪の成立を前提にしていますから。
ただし、この一家の場合「隠れ」ていたわけではなさそうです。
外国人登録もしていたようですから。
横レスになってしまいますが。
僕は隣人でもあり、アジア系である友人が入管に捕まった経験があります。
付き合ううちに、不法滞在なのに気づきましたが、
通報はおろか、聞き込みに来た警察官に隣人のことを聞かれても、付き合いがないので知りませんと嘘をつきました。
あと3ヶ月働いて帰ると言ってたから、かわいそうにと同情を感じましたが、そのことでついた嘘に今も罪悪感を感じてはいません。市民の義務を怠ってとお叱りを受けるかもしれませんが、自分で通報して彼が捕まったら僕は深い罪悪感を感じたと思います。窃盗とか殺人とかするなら別ですが、マジメに仕事している外国人なら、不法滞在と知ってもやはり通報する気になれないです。遵法精神が乏しいと言われても仕方がないですけれど、僕には友人は売れない(こちらで仰っている自然犯は別ですが)。入国管理官や警察官の人は職務を果たしたと思うので、憎く思ったりしなかった事を付け加えておきます。
本件の事案に関して、一番真っ当な判断をしたのは法務省だと言うのが私の見解です。
で、管見の限り、多くの人が引っかかっているのは
1 両親が入国時点で偽造パスポートを使用していること
2 長期間平穏に暮らしていたことが、上記「1」やこれまでの不法滞在を帳消しにできる理由とはならない
ということです。ということで、本件に関して両親と娘さんとで反応が異なるのは当然だと思います。そして、「帳消しには出来ない」、何らかの罪の償いが必要という意味で「在特会」と同じ立場に立っている人は少なくないといえます。その意味でモトケンさんのように微罪だから「チャラ(帳消し)」にしろという意見に拒否反応がでているということです。
ゼロ(チャラ:モトケン派)vsゼロでない(何らかの償いが必要:「在特会」派)というモトケンさん流の二分論に従えば
、恐らく、「在特会」派が多数になるのではないのでしょうか。
但し、その「罪の償い」の方法を巡って、「在特会」のように一家三人即時強制退去以外の方策はないとの強硬派もいれば、私のように法務省の判断が妥当だと思う人もいるだろうし、それよりも「寛大な措置」を思い描いている人もいる(推測)というように色々温度差があるというのも容易に想像がつきます。
両親については、
ア 入国時点で「偽造物(パスポート)で他者(入国審査官)を騙した」という意味で「自然犯」に該当する
イ 偽造した身分(ID:偽造パスポート)による不法滞在であるため、不法滞在の時点で、「適切・適法に滞在している」という他者の信頼を裏切っている(騙している)という意味で「自然犯」に該当する(一種の架空名義(あるいは「なりすまし」)事件)
ウ 不法滞在は「理論上」は非自然犯かもしれませんが、本件の場合、「自然犯と同視」して扱うことができる
したがって、自然犯と非自然犯とを分けて議論したとしても「ア」及び「イ」の論点は残存するし、「ウ」の論点もありますので、いずれにしても両親について本件に関して自然犯と非自然犯とに分けて議論する実益はないというのか私の見解です。もし、区別する実益があるとすれば、娘さんについてでしょう。
ウについて補足しますと、日本に限らず世界中で人が住んでいるところは、何らかの(部分)社会(共同体)というものが構成されています。したがって、人である限り、そのような社会(共同体)における身分(ID)に係る掟(それが「非自然犯」であったとしても)に従うことは人として当然であるといっても過言ではないことから、その意味で「自然犯」と同視しても問題はないということです。
補足の補足です。社会構成員の身分(ID)の真正性というのは重要な要素です。自身の身分(ID)(この場合、パスポート)を偽装(偽造)してある部分社会の構成員となった場合、その偽装がばれた場合、他の社会構成員の信頼を裏切ったという意味で、何らかの制裁を受けるべきというのは当然の結論です。その事情を知りつつ、その人を「匿った」場合、その(部分)社会が属する上位の社会(この場合は日本社会)から何らかの制裁(不利益)を受けるべきということにもなるでしょう。
社会の構成員が多くなればなるほど、IDの真正性というものの重要性は拡大していきます。狭い社会では「顔パス」ということもありえますが、日本社会全体では「顔パス」という手法は通用しません。だからこそ、
>発覚前から一家を知っていた周辺住民の多くは格下げにはしなかった。
>格下げにしたのは、不法滞在者としてニュースになった後の一家しか見た
>(それもマスメディア経由で)ことがない人々だった
となるのも理の当然なのです。生きている限り、初対面の人と対峙することは避けられないものです。初対面の人に対して「私は不法滞在ですが、10年間まじめに暮らしています」といえばどうなるか。そもそも初対面でそういうことが言えるのか。そういう人と「深い付き合いの人」が「身元保証人」として常にそばにいて初対面のたびに「大丈夫です。私が保証します」と言って回るのでしょうか。
そういう「リスク」を無くす(軽減する)ためにも、あるいは、そのような「格下げ」という事態を避けるためにも「入管のお墨付き」というものが必要となるのです。ある部分社会では実害がなくても、その上位社会(society of societies)のレベルでは不都合になるということは良くあります(参照「合成の誤謬」@経済学)。
長年にわたって平穏に暮らしていたというのは身分(ID)偽装の免責自由にはなりません。自身の身分(ID)を偽装しているか否かに関わらず、(部分)社会の構成員であれば、その(部分)社会内で平穏に暮らすのは人として当然の義務であって、不法入国・不法滞在の「禊」にはなりえません。また、一般論として言えば、スパイや工作員という場合も考慮に入れれば、なおのこと、長期間平穏無事に暮らしていたということだけを理由として、日本社会に無害であるとは単純にはいえないということになります。
余談ですが、現在では、「匿名性」の議論に隠れてしまっていますが、議論系掲示板では「ダブハン」をどうするかという問題がありました(潜在的には現在でも存在します)。ここでは「ダブハン」を「実態上は同一個人であるが、場合によって、同一の場で複数のIDを使い分けることにより、事実上複数の人間であるかのように振舞うこと」と定義します。この周辺領域では「架空人格」(例:ネカマ)というものもあります。
議論系掲示板の一般論として、「ダブハン」は「倫理上」よくないこととされていました。(本ブログにおいてダミーとはいえメアドの記入を義務付けているのはその名残でしょう)。中には、プロレス界のように「ダブハン」を認める(例:「武藤敬司」と「グレートムタ」)という社会もありますので、その意味で「ダブハン」は非自然犯かもしれません。なぜ「ダブハン」がよくないかという理由で現時点において一番納得できるものといえば、
「ダブハン」は掲示板参加者(及び閲覧者(ROM))のID(ハンドルネーム)及びそのIDに付属して発言された内容に対する期待と信頼を裏切る非倫理的行為であるから許されない(ここから、「匿名」で行われる議論は信頼できるのかという「ネット論壇」をめぐる議論に発展する)
というものです。ID(パスポート)の偽造(詐称)による不法滞在は、何らかの社会集団(国家、会社、地域共同体等々)の存在を前提とする意味で非自然犯に該当する(「ダブハン」が承認されている限りそれは「偽造(詐称)」ではない)かもしれないが、人は社会集団に全く属さないということは事実上不可能であるから、結局、「非自然犯であるが自然犯として扱うこともできる」という状況になっています。
ここで、両親と娘さんとの待遇の差になって現れてくるわけです。娘さんが日本で出生したことについて、娘さん本人に何の責任もありません(胎児が自分の出生地を選択できるわけがない)。そして、平穏無事に13年間暮らしてきました。だからこそ、両親と離れて暮らすという不利益を甘受しても娘さんが希望するのであれば在留特別許可を出すという法務省の決定自身についての反対意見は管見の限り殆どありません
(「在特会」と他の人との最大の差異はここに存在すると思います。「在特会」はその会の目的(在日韓国朝鮮人即時強制退去論)上、在日韓国朝鮮人2世以下の世代(不法入国者の子孫という意味で娘さんと同じ)を主な対象とせざるを得ません。その観点からすれば、娘さん(仮想在日韓国朝鮮人2世)も即時強制退去という結論に至ることは容易に推測できます。他の人はそこまで踏み込めない)
娘さんの処遇と両親の処遇を「不可分一体」であるとして、「騒動を仕掛けた」支援者の手法は問題だと思います。「祭り」化したという意味では成功したのでしょうが、同時に反作用も呼び込んでしまう結果となりました。騒動をしかけた瞬間に、娘さんを隠れ蓑にして、両親の罪を不問に付すのかという問題に加えて、「(海外への)単身赴任」という日本でよくある事例との比較まで問題が拡散され、説得力が一気に減じたと思います。
確かに、騒動が起きないと物事が動かないというのは一面の真実だと思いますので、一家の支援者側も反対側も自分の側にとって「都合の良い」騒動を起こすために努力しているのでしょう。そして、結果は両者の「痛み分け」に終わったわけです。
感想1
偽造パスポートでの入国等々という罪の「禊」と「許し」の観点から、こういう事例こそ「修復的司法」的な手法が有効ではないかというのが直感的な感想
感想2
デモの参加者を「排外主義のために不法滞在を利用した」と非難するのは、光市の事件の弁護人で死刑廃止論者の人を「死刑廃止のために裁判を利用した」という非難をするのと同レベルである
感想4
私は「在特会」のデモをする権利まで認めるべきだと思う。でなければ、これまでの「プロ市民」のデモを事実上容認してきたこととの均衡が取れない。それこそ「左に優しく、右に厳しい」という人権派のダブスタに堕する。少なくとも、中学校の敷地内までビラを配ったり、デモをしたというわけでもないでしょうから。ネットだけではなく、リアルでも「スルー力」が求められる時代ということでしょう
「社会の『2チャンネル』化」か「『2チャンネル』の社会化」かは分かりませんが、そういう「見たくないもの」が身近に存在するというということも感受せざるを得ない時代であると感じざるを得ない。
但し、デモの手法・内容について反対だという意見表明の権利については全面的に擁護します。
という誤読をしている人がいまだにいるということに正直驚きを隠せません
HISさんが行っているのは外国人差別ではなく、
犯罪者差別だと思うんですが。
もともと犯罪者差別をしてはいけませんよといえば良かったのでは?
なぜ法律系のサイトに来て、こんな場合どうしますかと常識を元に責められているのかが謎です。
その上で偽造パスポート+不法入国に比肩する法定犯というのはたとえばなにがあるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
けっこうROMはしていますが、自分に余裕が無くてコメントは御無沙汰していました。又宜しくお願いします。
>違うことを前提にしているエントリです。
はい、コメント欄では、その不法行為に関して政治や法的に決着していることが心情的に理解し難いか割り切れない人も多いのが表れたと見えました。
私自身は、外国人が国内に急激に入る事は犯罪を含む生活、経済や文化ののバランスを欠くとの危惧から反対ですが。
それとは別に、在特会のデモは無理を承知で「犯罪外国人」のシンボルとして利用したのか?と疑って居ます。
チャイム鳴らして玄関から入ってくりゃいいのにわざわざ窓から入り込む奴は、そりゃ不審人物だし危険人物ですよ。
どこがおかしいのかさっぱりわからねぇ。
この間、周りの外人にカルデロン一家について尋ねてみたところ
穏健派は「見つかったんならおとなしく帰れ」「別にどうでもいいじゃん」「俺に迷惑かけんな」「一人で残る子がかわいそう、一緒に行けばいいのに」
過激派は「バレるなんて運が悪いな」「ちゃんと隠れてろ」
と言う返答が返ってきました。
もっと過激なのもありましたが法に触れるので割愛します。
デモについては
「おとなしいデモだな」「誰か脱がないの?」「あの一家のせいで・・・俺はこんな奴らとは違うから!」「うるさいからうちの周りでやらないでほしい」
と言う感じでした。
俺も好きにすればいいと思いますよ。違法なことしたら捕まるでしょ。
外人雇って商売してる俺個人としては、こういう不法入国者のせいで面接の手間はかかるし入管うるさいし書類は増えるし経費は増えるしで非常に迷惑です。
当然上記の外人たちにも迷惑かかってますから。俺との関係もギクシャクするし。
あなたは聞く耳を持たない人ですか?
偽造パスポートによる不法入国について付言しておきます。
不法入国の場合は、入国時点で不法滞在になりますが、不法残留の場合は在留期間を経過してから不法滞在になります。
ただし、その差はたかだか数ヶ月です。
本件で言えば、十何年のうちの数ヶ月です。
そして、有効なパスポートで入国した場合でも、入国時点から在留期間を経過して不法残留するつもりで入国してくる外国人が多数います。不法残留事犯のほとんどはそうだと思います。
その場合も、入国時点で入国審査官を騙していることになります。
つまり、本質的な違いはありません。
不法滞在がどの程度の犯罪なのかという点については、落とし前のつけ方が懲役刑や死刑ではなく、国外退去(つまり違法状態を解消したらチャラ)だと言うことから推測できるのではないでしょうか。
感熱紙(刑)さま
丁寧に回答頂きありがとうございます。
とてもよくわかりました。
頭が固いのか、テンポ良く(?)議論が進むと
よく理解できないものですから、一番上の「善良である」
と判断できる理由がやっとわかりました。
私は法律に関しては全くの素人なのですが、
・カルデロン一家の両親は、日本の法律や所轄機関の
勧告に従ってフィリピンへ送還されているので、
大元の問題である
「不正なパスポートで入国し、不法滞在した」
の罪に関しては、処分が完結しています。
・子供は法相の判断で国内にいることを認められたので、
処分が完結しています。
だから、この一家が負っていた罪に対して、
これ以上責められる筋合いなんて誰にも無いと思います。
疑問なのは、メディアがこぞってお涙頂戴、温情を!
のような報道をしていて、その反対の意見をあまり
見かけないのは何でかなと・・・。
多様な意見があっていいのに・・・。
わざと取り上げないような、印象操作をしているような
気さえします。
個人攻撃デモの人達やカルデロン一家を非難する立場の
人達は、そこを突いてきているのでは・・・?
素朴な感想です。
「人種差別」「レイシズム」といった言葉がいとも容易に
議論の中で使われていることの非常に違和感を感じます。
在特会といった特殊な団体が関与しているためと思われま
すが、彼らの(少なくとも表面上の)主張である「不法入
国という罪を犯した者は母国へ送還せよ」はごく当然のこ
とです。
# 彼らのデモを是とするわけではないので念のため。
今回の件では、情状を酌量してもカルデロン夫妻は母国へ
の送還が相当、という最高裁判決がでているわけです。彼
らがこの判決に従っていれば何の問題もありません。
最高裁判決が出たにもかかわらず、度重なる入管当局への
出頭要請を拒否し続け、最終的には期日をきって出頭しな
ければ強制収用して国外退去するという通告でようやく出
頭したという、カルデロン夫妻とその支援団体の態度が一
番の問題なわけです。
ある方のコメントにもありましたが、生まれ育った国を離
れて言葉も習慣も違う「母国」へ帰る帰国子女など大勢い
るわけです。「娘の人権問題」ということにして最高裁判
決を事実上なかったことにしようとする、彼らのそうした
態度がかなり多くの人の反感を買ったのは事実でしょう。
テレビ報道の中で、カルデロン夫妻を支援する弁護士が、
「滞在に反対しているのは人種差別主義」という趣旨の発
言をしているのを見たことがあります。これなども非常に
嫌なのですね。最高裁の判決通りに母国へ送還すべきだと
いう主張と、「人種差別主義」「レイシズム」は全く別の
次元のものです。弁護士発言は「人種差別」というレッテ
ルを張ることによって反対の立場の人を封じ込めようとい
う悪質な意図が見えます。
「人種差別」「レイシズム」といった表現はできるだけ慎
重に使うように皆さんに要望したいです。
>このような形式論理で言えば、駐車違反を繰り返す人間は人殺しをする危険性が高い、ということになります。
殺人の危険性が高いとは私も思いませんが、自らの目的のために不法入国する者は、自らの目的を達成するために〈たとえば生活に困った時に)軽微な窃盗を働く可能性は一般人よりも高いと思います。
ただし、不法入国者であるということは若干その者がそのような行為をする危険性を増すものの、それは微増であって特段問題視すべきものではないと思います。
モトケンさんの例を引用すれば「窃盗の前科がある者が殺人を犯した場合、傷害の常習者が殺人を犯した場合、…それぞれ前科が殺人の量刑に及ぼす影響の程度は違って」くるわけですが、しかしながら前科がまったくない人が殺人をした場合と比べても量刑への影響は変わってくるはずです。
私が「筆が滑っている」として違和感を感じたのは
として不法滞在者と出生後の日本人をイコールで結んだためです。誤読されることの原因が誤読した者にのみ存するのならばそれは仕方ないかもしれませんが と読まれてしまう表現であることに危惧を感じたからこそNo.91のようにコメントさせていただきました。
>在特会といった特殊な団体が関与しているためと思われますが、
このエントリはまさしくその特殊な団体の行動をどう評価するかがテーマであり、一家に対する裁判所や行政の処遇の当否を問題にしているのではありません。
在特会の行動を評価する前提として不法滞在の罪の性格を論じたのです。
また、ページ内検索をすればお分かりだと思いますが、「人種差別」や「レイシズム」という言葉が使われているのはごく一部であり、ほとんどが在特会との関係で使われているのではないでしょうか。
実際、何が問題でしょうか。
・善良に暮らしている不法入国者
・法に触れた行いを繰り返している日本人
どちらが好ましいか、一目瞭然だと思います。
犯罪性を問題にするのであれば、「犯罪を繰り返している日本人は日本から出て行け」というキャンペーンを先に行うべきなのです。
No.105 感熱紙(刑)さんのコメントを読んでいただけると、長く(不法)滞在している不法入国者の危険性の程度がご理解いただけると思います。
また、私の記述が「微罪だから『チャラ(帳消し)』にしろという意見」と読まれてしまう表現であるとは思えません。
本文だけでなくコメント欄においても入管法違反の罪が成立することは明言しています。
なぜそのように誤読されるのか不可解でありあきれているところです。
>しまさん
不法滞在者と日本人をイコールで結んでいるということなのですから
・善良に暮らしている不法入国者
・善良に暮らしている日本人
をイコールで結んでいるということでしょう。
私は≠とは思いませんが=とも思いません。あくまで≒にすぎない、と述べているのです。
>モトケンさん
長く(不法)滞在している不法入国者の危険性の程度についてはNo.91についても若干触れていますが、特段危険性はない、と認識しています。
しかし、モトケンさんのご意見は長期の不法滞在者ではなくても、不法入国者であることはその者の危険性を示すことにはならない、ということであったように思ったのですが間違っておりましたでしょうか?
それを前提にしますと、≒ではなく=と表現してしまうことは不法入国という事情をその者の危険性の評価においてまったく評価しないことを表しているように見えても仕方ない、と感じました。
なお、もともとNo.91は「ちょっとその表現は変なんじゃない?」ということをボソッと言おうという程度の揚げ足取り的なコメントであって特にこだわりがあるわけでもないので、これ以上この点について粘着しませんm( _ _ )m
誤解があると思います。
退去強制処分に、この処分に対する異議申し立てをしたのです。
出入国管理および難民認定法
第五十条
法務大臣は、前条第三項の裁決に当たつて、異議の申出が理由がないと認める場合でも、当該容疑者が次の各号のいずれかに該当するときは、その者の在留を特別に許可することができる。
四 その他法務大臣が特別に在留を許可すべき事情があると認めるとき。
第五十二条第6項
入国者収容所長又は主任審査官は、前項の場合において、退去強制を受ける者を送還することができないことが明らかになつたときは、住居及び行動範囲の制限、呼出に対する出頭の義務その他必要と認める条件を附して、その者を放免することができる。
出頭命令を拒否すれば、即、拘束されます。
手続きは合法です。
下記の様な意見もあることをhttp://fwge1820.exblog.jp/11080733/
モトケン 様 出過ぎたまねをいたしましてお詫び申し上げます。
趣旨に反するようでございましたら、削除をお願い申し上げます。
しまさん、
私が、今回、支援者を敵とする根拠は、
「ルールよりもその場限りの情を優先させることで、場当たり的に秩序を壊そうとした」
という理由です。もちろん、その方向に煽る報道をしたマスコミに対しても同様に考えています。
>しかし、モトケンさんのご意見は長期の不法滞在者ではなくても、不法入国者であることはその者の危険性を示すことにはならない、ということであったように思ったのですが間違っておりましたでしょうか?
こういうところにこだわるから形式論理だと言うのです。
刑法の知識のない人にわかりやすいようにある程度単純化して説明していることがおわかりになりませんか?
あなたが指摘するような論理的厳密さでもって説明を始めたら本が一冊書けてしまうのですよ。
omizo 様
横からすいません。
ご提示していただき良かったです。
旨く言えませんが、モトケン先生が仰るところの、自然犯に比べて、日本の法律でも行政犯に対しては、かなり柔軟な姿勢・対応が取れるようになっている事が分りました。
モトケン先生のお話にも、「なるほどな」と思えます。
「ルールよりもその場限りの情を優先させることで、場当たり的に秩序を壊そうとした」
カルデロン一家に在留特別許可を出すのも出さないのも、どちらも合法であって、別に在留を認めてもルールに乗っ取っていないわけではないです。
今回の件が対象になるかはさておき、公の場でのヘイトスピーチを取り締まる法律が日本にはない、というのも問題だと思います。
長いので3分割して投稿します。すみません。
HISさんとの一連のやり取りについて思ったことがありますので、本論からやや外れますがコメントいたします。なお、デモ自体についてどう思うかについてはコメントいたしません。
HISさんの「善良であった可能性が高いということならわかりますけど、「証左」とまでいわれると理解不能です。(№107)」というコメントは、私には至極真っ当なものに思えました。
モトケンさんは、なぜ「市民としては善良であることが証明されていく」かはNo.105 感熱紙(刑) さんのコメント参照と仰っていますが、頷ける部分はあるものの納得するには至りませんでした。
私なら、近隣の外国人が「挙動不審」だからといって、確証なく警察や入管に「通報」や「情報提供」など出来ません。念のために言っておきますが、対象が日本人でも同じです。例えば、万引きを目撃したとしても、「絶対間違いない」という自信が無ければ「通報」「情報提供」なんて出来ません。それだけ「通報」「情報提供」という行為に対して、心理的に高い障壁を感じるからです。ですから、地域住民から「通報」「情報提供」が無く、結果的に不法在留期間が長期化したとしても、それは「市民として善良であることを証明していく」ものとは言えないと思うのです。もちろん逆の証明もしていないので、むしろ「何も証明していない」と思えるのですが。
また、ponさんという方が「カルデロン一家に関しては地域住民の証言で善良な市民であることはほぼ”分かっています”。(№151)」と仰っていますが、”分かっています”と言い切れるほど報道されている地域住民の証言は信用できるのでしょうか。
犯罪報道で「そんな悪い人に見えなかった」「いい人だと思っていた」「真面目な人だと思っていた」などという地域住民のコメントがよく紹介されますが、そんなレベルなのでは?
さらに、一連の報道が「可哀想なカルデロン一家」という色一色なのも気になるところです。実際に偏向報道が為されているかどうかは分かりませんが、地域住民から否定的なコメントがあってもフィルターにかけられてしまっている可能性はあると思います。
そんな地域住民の証言をいくら統計的に積み重ねても、不確定性はぬぐいきれないように思えます。
報道されている情報以外に、何か確定的な情報があるのなら別ですが、私の場合、今回のカルデロン一家の件についてはTV報道以外からはまったく情報を得ていないので
もうひとつ。
№150におけるモトケンさんのHISさんへの質問についても妥当性を見出せません。なぜ、2択なのですか?
また、「私の場合」で申し訳ありませんが、「肯定的な確定情報が無い」状況で不法滞在者という「唯一の確定情報」を示された場合、5段階評価(1を何をするか分からない人/5を善良な人、とします)であれば「2」と答えます。9段階評価だったら「4」です。つまり、限りなく中間値に近いけれども「やや否定的」なイメージです。もし、「何も情報がない」状態であれば5段階評価で「3」、9段階評価で「5」となります。(判断材料がない)HISさんの№152や№154のコメントを見ても、同じように考えてるのではないかなあ、という印象を受けました。
それを、№156にように「2択に答えろ」と強要するのはいかがなものかと。HISさんも困ったんじゃないですかね。はっきりした回答はありませんでしたよね。
それを、№160で「偏見を助長するもの」と断定されてしまって、よくそのまま№165のように引き下がったな、というのが私の感想です。
なお、小倉ヲチの方で
> 討論のあり方 池田信夫blogのコメント欄から
> モトケン (2009年4月15日 12:09)
というエントリーを
> 自戒を込めて全文引用して紹介させていただきます。
ということで立てていらっしゃいますが、
そのわずか4時間後に
> 私のブログでこんな一般論は容認できません。(№159)
とか、
> あなたの主張は、偏見を助長するものと認めます。
> 従って、これ以上自説を展開するのであれば、別の場所でお願いします。(№160)
という発言をされている点に驚きを禁じ得ません。それって、対立する意見の排除じゃないんですか?本当に自戒したのですか?
本当に自戒したのなら、№166の
> No.165 HIS さん
> おやおや、旗色が悪くなったら逃げちゃうんですか(^o^)
のような挑発的なコメントをたしなめるのが筋ではないでしょうか。
>犯罪報道で「そんな悪い人に見えなかった」「いい人だと思っていた」「真面目な人だと思っていた」などという地域住民のコメントがよく紹介されますが、そんなレベルなのでは?
そうですね。
そのレベルの評価です。
そのレベルで持って「善良な市民」という評価を与えるには十分です。
犯罪者の多くは犯罪を犯すまでは善良な市民ですから。
ひとつ書き忘れました。
上の5段階評価、9段階評価についてですが、モトケンさんだったら、どんな評価になりますか。
どうも、私の受けた印象では、「5」「9」になるような印象を受けました。つまり「何も情報がない」場合は「善良だとみなす」ということです。
これに対して、私の場合は「3」「5」(判断材料がない)となります。HISさんも同じなんじゃないですかね。
そのへんの出発点の違いが議論のすれ違いになったのではないかな、と思います。
前提条件を書き忘れた。
「何も情報がない」場合の話です。
カルデロン一家が悪質である、という証拠を探したければどうぞ存分にお探しください。
みつかったらそのときには我々も見識を改めましょう。
言い方を変えれば、我々の「カルデロン一家は善良な市民として暮らしてきた」という評価を覆したければ相応の証拠を持ってきてくださいね、ということです。
ははあ、なるほど。
私の場合、そのレベルの情報は「可能性が高い」程度には評価しますが、確定的な評価とはみなせません。
ですから、どうしても「不法滞在者」という確定的な情報が比較考量的に無視できなくなってしまうのです。
もっとも、絶対的な情報不足で「判断できない」という思考停止状態になっちゃってますが。
(だから、本論へのコメントは避けてHISさんへの対応に絞ってコメントしました)
> カルデロン一家が悪質である、という証拠を探したければ
そんなこと言ってませんよ。
ちゃんと「本論にはコメントしません」と断っているじゃないですか。
誤解されそうな気がするので念のため。
5段階評価や9段階評価で「2」とか「4」とか言っているのは、「不法滞在者」という確定情報以外、「何も情報がない」場合ですよ?(モトケンさんの№150の質問がその前提だから)
カルデロンさん一家については、不確定情報とはいえ地域住民の「コメント」が一応ありますから、もっと「善良」寄りの見方をしています。
但し、「5」とか「9」にならないだけで。
と、言いますか、ponさんも2択で答えられるんですね。やっぱり出発点が違うんだなあ。
そりゃ2択くらいにしないと他の人と話が通じませんから。
「私のカルデロン一家の評価は3点です」とか言われてもはぁ?ってなもんでしょ。
貴方が独自の採点方式を使うのは自由ですが、それってなんか役に立つんですか?
議論が煩雑になるだけで意味が無いと思いますが。
本論の役には立たないですね。(だから本論の議論には参加してない)
HISさんの「なんで『証明』とまで言い切れるの?」という疑問の出どころはこうじゃないの?ということを示すためと、HISさんを「偏見」と言い切って排除してしまうのはおかしいのでは?とうことです。
>私なら、近隣の外国人が「挙動不審」だからといって、確証なく警察や入管に「通報」や「情報提供」など出来ません。
「挙動不審」が問題なのではありません。
周囲に迷惑をかけているのかどうかです。
具体的な迷惑行動があれば警察に相談する人は出てくるはずです。
そして、私の言う市民的善良性というのは具体的な迷惑行動(またはそれより悪質な犯罪等)の有無を問題にするものです。
「不審者」として職務質問を受けている「善良な日本人」は日常的にいくらでもいますよ。日本人の場合は、何の問題にもならない場合がほとんどですが、不法滞在者の場合は即不法滞在が発覚するわけです。
あなたは、日本人の善良性をどのようにして判断していますか?
私は、報道されている情報の中で、十年以上発覚しなかったという事実しか立論の根拠にしていません。
一家の善良性に対して否定的な情報があるのであれば、在特会の行動評価の情報の一つとして検討しますが、在特会においても否定的な情報は得ていないと思われますので、そういう前提でこのエントリを書いています。
>そんな地域住民の証言をいくら統計的に積み重ねても、不確定性はぬぐいきれないように思えます。
もともと不確定であることが前提です。
不確定であるのに、特定の個人を名指しして「犯罪外国人をたたき出せ。」というデモをすることの当否を問題にしています。
挑発的な発言をしたことはおわびします。
不法滞在者=不審者という決め付けに少々カッとしてしまったのと「お疲れ様でした」という挑発に乗ってしまったことを含めておわびします。
ただ、不法滞在者は全て不審者という混同(=すり替え)や、だからデモをかけられても当然という考え方には同意できません。
自分の価値観から逸脱したものは全て不審者である、という考え方に変わる危険性が大だと思いますし、私が明日不審者にされてしまうことも充分に有りうるからです。
もちろん、不法滞在者=不審者という決め付けをする人は危険思想の持ち主だから取り締まれ、と言う意見にも反対します。
私が反対しているのは、今回の個人・一家族を狙い打ちにしたデモに対してです。
>それって、対立する意見の排除じゃないんですか?
違います。
単なる対立意見なら「私のブログでこんな一般論は容認できません。」というようなことは言いません。
HISさんの意見が単なる対立意見ではなく、犯歴者に対する偏見を助長することになるものなので「容認できない」と言ったのです。
>どうも、私の受けた印象では、「5」「9」になるような印象を受けました。つまり「何も情報がない」場合は「善良だとみなす」ということです。
これも違います。
市民的善良性に関する入国時点の評価は、不法入国であったとしても「わからない」です。
それに長期間不法滞在の罪が発覚しないという事情が加わると、長期間であればあるほど「善良」だと見ることができるようになる、というものです。
>HISさんの「なんで『証明』とまで言い切れるの?」という疑問
これは揚げ足取りです。
エントリは、ものの見方ないし考え方を示しているのです。
そこへ個別の結果論(一家が真実善良かどうか)を持ち込んできています。
本論に対する意見でないなら、もう終わりにしてください。
具体的な根拠もないのに、個別案件である一家の善良性のマイナス評価に言及するのも控えてください。
一般論の体裁をとっていたとしても、一家の評価に直結するような意見も同じことです。
子供さんは現在日本にいて中学校に通っているのですよ。
どこに住んでいて名前はなんというかまで公になってしまっているのです。
在特会のデモが醜悪であると評価されるのは何故か、もう一度お考えいただきたい。
はっきり言わせてもらえれば、あなたもHIS氏も、無神経です。
No pude quitarte las espinas
少々感情が入りすぎたかなと少し反省していますが、正直、在特会のやり方(今回のデモ)には腹が立ちます。
はっきり言って娘さんには罪がありません。
なのに、自分たちの目的のためには娘さんの気持ちや心をどれだけ踏みにじり、傷つけてもかまわないというやり方には心底憤りを覚えます。
デモに正当な目的があり、結果的に娘さんの心を傷つけてもやむを得ないという事情でもあれば仕方がないという気持ちになるかも知れませんが、今回は、エントリ本文で述べたように正当な目的があるとは思えないのです。
デモに正当な目的がある、というご意見に対しては聞く耳を持たなければいけないと思いますが、その場合でも、最大限の娘さんへの配慮を求めます。
犯罪者の娘は不利益を受けて当然、というようなコメントは見つけ次第削除します。
在特会の娘さんをターゲットとしたデモは見ていて気分が悪い。しかし、批判しにくい子供を前面に出したご両親の訴えにも在特会と同様な気分の悪さがある。不法滞在発覚による強制送還という事態は、ご両親は容易に予見できたはずである。そのようなケースに備えて母国語の教育を娘さんにしておくのは、親としての義務ではないのか。ご両親は、自身のリスク管理の甘さを同情を引くための道具としてなかったのか。
娘さんの名前を公にしたのはご両親ではなかったのか。記者会見で娘さんを同席させ放送させたのもご両親でなかったのか。娘さんのプライバシーまで公開したのは何故か、そこに正当な目的はあったのか、本当に娘さんのための行動だったのか。ご両親にもあざとさ、大人のイヤらしさをどうしても感じてしまう。
そうであってもなお、「子供までひっくるめて吊し上げ、晒し者にするやり方」 は許容されないということでしょう。
でも、両親が名前を名乗ったら同居している娘さんの名前もわかっちゃうんじゃないですか?今の世の中、その気になったら、そんなことを調べるのは朝飯前でしょう?
「両親のあざとさ」をデモの醜悪さと相殺しようとお考えになっているようにも読めるのですが、私の読み方は間違っていますでしょうか?
私は、ご両親が(又は支援者が)「溺れる者藁をもつかむ」的な思いで会見を開かれた様にも思うのですけど。
もちろん、ご両親を「不審者」として見るか否かで会見に対する見方は変わるでしょうね。
気持ちは分かりますが、「あざとくみえる」のと「不審者」をリンクさせるのは関係性が希薄にみえます。
僭越ですが、余計なのを呼び込むかもしれないので・・・
感覚としてはおいおさんに同意します。たしかにお涙頂戴路線が鼻につく面があったし、自分たちの不法行為の落とし前については一切触れずにチャラにしようとする姿勢には共感できませんでした。情緒的なマスコミも市民団体も腹立たしい。しかし、在特会のデモが合法であるように、一家の異議申し立ても合法的なプロセスですから、それ自体をバッシングするのはあまりフェアとは言えません。
また、人の親としては、娘のためなら使える手は何でも使ってやろうとした彼らの心情は理解できないでもありません。
そして、「犯罪者」である両親は政府決定に従って日本を去り、不法状態は解消されました。後に残っているのは法的に居住を許された娘だけです。「親の因果が子に報い」は許されないという点を政府も認めているがゆえに、娘に日本在留の選択肢を与えたわけです。
そこへ、在特会が「犯罪者の娘は犯罪者」と見なしたデモを行ないました。言うまでもなく、娘は犯罪者ではありません。結果的に有名人になっていたとしても、娘を「不審な外国人犯罪者」と見なしてバッシングを行なう正当性はもうないのです。
その彼女を外国人犯罪者のシンボルと見なして示威行為に及んだ在特会は、ヘイトスピーチやゼノフォビアの謗りを免れないでしょう。
>「両親のあざとさ」をデモの醜悪さと相殺しようとお考え
相殺ではなく、同様に醜悪。
>は、ご両親が(又は支援者が)「溺れる者藁をもつかむ」的な思いで会見
その会見に子供を同席させる必要がどこにあるのかってこと。
>ご両親を「不審者」として見るか否かで会見に対する見方は変わる
関係ないでしょ。子供を攻撃するなと同様に子供を利用するなということ。
すみません。
また、熱くなっているようで・・・
本文を読んでもらえれば分かる人には分かると思うのですが、分かりににくいのではっきりいいますと、在留特別許可の問題の本質は司法判断ではなく、政策的判断です。
政策的判断ということになりますと、国民の多数意見はどのようなものかということも問題になります。
となりますと、支援者側としてはより多くの支持を集めるために演出を行うことも当然考えられます。
記者会見に子供さんを同席させる(私は見てませんが)というのもそういう演出と理解できます。
ある程度の演出はありだと思います。
子供さんを同席させる程度では特に非難することもないでしょう。
嘘をついているわけでも誰にも迷惑をかけているわけでもありませんから。
その演出がどのような効果を生じさせたかは別問題ですが。
本当に子供の事を思うなら、子供の一番の幸せは親と一緒に暮らす事なんじゃないかなと、同年代の子供を持つ私は思ってしまいます。
(うちの子はそうは思ってなかったりして・・・)
私は「同様」には思えませんが、みみみ様がお書きになっているようなことでしたら理解は出来ます。少なくともお涙頂戴メディアにについては私も「いい加減にして欲しい」とは思います。
醜悪さについては主観の違いなので一旦置いておきますが、迷惑度においては、TVや新聞を見なければそれですむ会見と、影響から逃れるのに困難なデモでは大分違うように思います。
んー。
「か弱き一個人」が生殺与奪の権を握る“お上”に「何卒お慈悲を」と泣きつくことの“みっともなさ”と、「か弱き一個人」に対して衆を頼んで威圧行為を行うことの下衆さ加減・醜悪さ加減・卑劣さ加減とは、まったく比較の対象にもならんことですわなあ。
前者に対しては「愚かな・・・」との感想を抱きますが、後者に対しては・・・唾棄すべき「人間のクズ」との印象以外持ちようがありませんな。ありていに言って、“善良にして美しい日本”から排斥されるべきは後者に属する輩である、と。
>子供の一番の幸せは親と一緒に暮らす事なんじゃないかな
だからこそ、いつ強制送還されるかもしれない状態なのに母国語の教育さえしてなかったことが理解できない。ご両親は本当に子供のことを考えていたのだろうか。
・「子供までひっくるめて吊し上げ、晒し者にするやり方」
・「娘さんの人生にヘッジなしでリスクを背負わせた上で、娘さんを晒し者にしてリスクを日本に移転し同情をひくやり方」
原点は同じでベクトルが正反対なだけです。私としては、善良な市民であり日本が好きな人には日本にいて頂きたいのですが、このようなやり方をされるとちょっとね。
「子供をだしに使う」というような両親が意図的に子供を利用したという論調がありますけど、これは違うと思います。
支援者側が子供の存在を強調したとしても、それをもって両親が自分たちの在留のために子供を利用しようとして、そのために子供を産んで日本語を教えなかったというのは陰謀論に近いものを感じます。
見通しが甘かったとか愚かだったという批判はあると思いますけど。
そして、そのことが在特会のデモを正当化する理由にならないことももちろんです。
ん~殆んどは「子供をだしに使う」は、「支援者側(両親含む)が子供の存在を強調した」部分を示していて、それ以降に記述されている論調はさすがに少ないと思いますが・・・
まぁ何れにしても
>そのことが在特会のデモを正当化する理由にならないことももちろんです。
ということで変わりありませんが・・・
>・「娘さんの人生にヘッジなしでリスクを背負わせた上で、娘さんを晒し者にしてリスクを日本に移転し同情をひくやり方」
法務省の判断はともかく、同情を引くという点では成功じゃないですか。
何がいけないのでしょうか?
残留のためにどう動こうが、両親は強制送還、娘は残留という結果は変わらなかったでしょう。
でも動いた結果、一人残った娘がどういう事情で一人で日本に暮らしているかは多くの日本国民の知れ渡るところとなり、貴方を含む一部の日本人以外はのり子さんを応援こそすれ、邪険に扱うことも無く、不審者として扱うことも無いでしょう。
何もせずにただ強制送還を待ってた方が良かったですか?
その方がのり子さんの為になったと?
それと、在特会のデモの是非がテーマのエントリで、カルデロン一家の非をあげつらうのがどういうことか分かってます?
主題に沿った主張ならば、
「両親にも非が合ったが在特会のデモは許容できない」
とならなければいけないわけでですが、貴方のコメントだとそういう風に繋げられないでしょ?
「両親にはこれこれこういう非があったのだから、在特会のデモは理解に値する」みたいになってしまいます。
在特会とは違うポジションに居る、という事はここに居る全員が守りたい大前提だと思いますので、そこら辺もうちょっと考えた方がいいですよ。
>No.226 カツビン さん
>ん~殆んどは「子供をだしに使う」は、「支援者側(両親含む)が子供の存在を強調した」部分を示していて、それ以降に記述されている論調はさすがに少ないと思いますが・・・
そうですね。陰謀論にまで自覚的に踏み込んでいる記述はたしかに少ないと思います。
しかし、「子供をだしに使う」と言っている人たちはその意味を自覚しながら言っているのでしょうか?
「支援者側(両親含む)が子供の存在を強調した」という程度であれば、全然、非難にも批判にも当たらないと思います。
在留特別許可を得るための事情の一つとして指摘しているだけですから。
そして、在留特別許可を得ようとする行為自体は、制度によって認められた許可を求めるものであって、なんら不当でも違法でもありません。
それとも「子供をだしに使う」と口にする理由は、支援者がつくことが気にくわない、または支援者が気にくわない、ということなのでしょうか?
みみみさんが「情動失禁」という言葉を一家を擁護するマスコミに向けていましたが、単に気にくわないレベルの話であれば、一家を批判する側も「情動失禁」と言えそうです。
No.213 おいお 様
ご両親の訴えかけの問題の是非と、娘さん自身の問題とは別個で考えなければならないところもあると思います。
別スレ「こういう話って、ネットでないとなかなか読めない」で在日の方の話も有りましたが、娘さんは一個人としてすでに全くの日本人として教育を施されている訳です。(在日の方と、今回の娘さんとでは環境・人格等は違うとは思いますが、是非読んでみていただきたいものです)
娘さんもご両親と離れ離れになってでも日本に留まる事を選択したわけです。
行政の対応もそんなところを考慮した裁定となり、私は安堵しました。
その処分に対しご家族は従ったにもかかわらず、あろうことか娘さん個人を狙い撃ちするようなデモは同じ国民として恥ずかしいです。
> もともと不確定であることが前提です。
> 不確定であるのに、特定の個人を名指しして「犯罪外国人をたたき出せ。」
> というデモをすることの当否を問題にしています
この点については同意します。(HISさんも争ってませんね)
> 単なる対立意見なら「私のブログでこんな一般論は容認できません。」
> というようなことは言いません。
HISさんの№107のコメントは、№96の肥後っ子さんによる一般論としての
の質問に対し、№105で感熱紙(刑)さんが一般論で回答した点に対する
ものです。時系列は前後しますが、№105の感熱紙(刑)さんの回答を
モトケンさんが認めて元トピに追記した時点で、モトケンさんの一般論と
しての見解に対する対立意見として成立したと解釈していました。
> HISさんの意見が単なる対立意見ではなく、犯歴者に対する偏見を
> 助長することになるものなので「容認できない」と言ったのです。
確かに「HISさんが偏見を持っている」とは言ってないですね。
勘違いしていました。謝罪します。
偏見を助長しているかどうかについての異論はありますが、引っ掛かって
いたのは「HISさん自身は偏見を持ってないのでは?」でしたから、
この点については取り下げます。
> 市民的善良性に関する入国時点の評価は、不法入国であったとしても
> 「わからない」です。
> それに長期間不法滞在の罪が発覚しないという事情が加わると、長期間
> であればあるほど「善良」だと見ることができるようになる、というものです。
入国時点で「0」からの「プラス加算」ということでしょうか。
私の場合は入国時点で「マイナス」からの「プラス加算」と考えます。
市民的善良性のある人は「不法入国しない」と考えるからです。
この点、私とモトケンさんの出発点が違うのは確かなようです。
HISさんも「違法行為のマイナスイメージと生活態度のプラスイメージ
どっちが強いか」と仰ってるので私の感覚に近いのではないかと推測します。
なぜ不法入国した時点で「市民的善良性に問題がない」と考えられるのか、
正直疑問ですが、モトケンさんが「認めない」としている一般論ですし、
これ以上は追求しないことにします。
> そこへ個別の結果論(一家が真実善良かどうか)を持ち込んできています。
一般論としての№192を補完するために№193のコメントを付けたのは、
今から見ると、確かに「個別の結果論」を持ち込んでいると言われても
仕方ないです。蛇足でした。謝罪します。
> 一般論の体裁をとっていたとしても、一家の評価に直結するような意見
> も同じことです。
元トピに組み込まれてしまっている一般論に対する意見も駄目、と言われると、
単にデモを不快に感じるかどうか、というだけのトピになってしまいます。
それなら、最初からデモに対する不快感だけ表明していただくか、コメント
を受け付けない形でエントリーを立ち上げていただければ良かったのに、
とは思います。
> はっきり言わせてもらえれば、あなたもHIS氏も、無神経です。
確かに余計なコメント(№193)など、私にも注意深さが足りない部分は
あったと思いますが、きちんと指摘していただければ分かります。
それをいきなり攻撃されては、面食らうばかりですよ。
私自身は、「子供をだしに使う」とか言っているわけでも、思ってもいませんが・・・憶測で書くと・・
>しかし、「子供をだしに使う」と言っている人たちはその意味を自覚しながら言っているのでしょうか?
の部分は、自覚しているか分かりませんが、惰眠さんが書かれている
『「か弱き一個人」が生殺与奪の権を握る“お上”に「何卒お慈悲を」と泣きつくことの“みっともなさ”』の
『「か弱き一個人」が生殺与奪の権を握る“お上”』の部分に考慮が至っていない可能性は高いと思ってます。ここに思い至っていれば批判・非難をすることはないと思ってます。
>それとも「子供をだしに使う」と口にする理由は、支援者がつくことが気にくわない、または支援者が気にくわない、ということなのでしょうか?
思いが至らないから「気にくわない」という感情がでてくるんでしょうね。
またマスコミの思考停止したような一家擁護の「情動失禁」状態を見て、呼応するように反感を持ち「情動失禁」状態になる部分あると思います。
追記です。
言葉を借りて一言でいえば、
自ら認識しつつ法を犯したのに(自業自得なのに)、“お上”に「何卒お慈悲を」と泣きつくことに反感を持つ(気にくわない)人が多いということでしょうね。
ただですね、「殺したいほど憎む」のと「憎しみのあまり殺す」のとが天と地ほども違うように、「気に食わない」こととナントカ会とやらの連中みたいなことをするのとは、大きな隔たりがあると思います。
というか、そもそも「気に食わない」なんて感情をいちいち持続させるほどの話かよ、と私は思うわけです。連日繰り返しそのニュースをやってるにしたって、その項目が終わって次のニュースを読み始めた瞬間に「気に入らねぇなあ」の感情も忘却の彼方に流し去ってしまう程度の話とちゃいますかね。
それを流し得ず執着するっつーのは、なんかひどく精神的に不健全なんとちゃいますかなあ。
すでに、何回か指摘されているんですが、自ら認識しつつ法を犯した者に対しても、理由があれば許してあげますよ、というのが入管法の考え方であるわけです。
法が認めていることを求めているのに反感を持たれる筋合いはないわけです、本来は。
しかし、反感を持ってしまうと言うのは、そのような入管法の決まりを知らないからだろうと思われます。
入管法に許す制度つまり在留特別許可という仕組みが組み込まれているということが入管法の行政取締法規たる所以を端的に示しているわけで、入管法に定められている罰則(不法滞在の罪など)も入管法の基本的な考え方に基づいて理解されるべきものです。
もっとも、入管法の考え方を知ったとしても、俺は外国人は嫌いだ、という人は反感を持つだろうと思いますが。
このエントリは、表向きは論理的な法律論の説明の体裁をとっていますが、その背景にはこのブログのエントリとしては珍しく強い感情があります。
在特会の一家(特に娘さん)に対する個人攻撃的デモに対する憤りです。
そのようなエントリのコメント欄において、さらに一家を傷つけるような状況が生じることは私の本意ではないのです。
知らずに、または無理解の故にそのようなコメントを投稿する人に対しては、そうではないという説明をしたつもりです。
しかし、HIS氏は、他のブログでの投稿からも明らかですが煽り傾向が強い投稿者です。
私個人に対する煽り的批判であるならばスルーするという選択肢もありますが、このエントリの趣旨からしますと、ここではスルーするわけにはまいりません。
Ganeshaさんは、そのようなHIS氏に賛意を表することからスタートされましたので、いわばとばっちりを食らった結果になったのかも知れません。
言葉が過ぎた点がありましたが、このエントリが通例の議論エントリではないことをご理解願いたいと思います。
さっきから墓穴を掘っているようで恐縮なのですが、私は「だしに使う(だしにする)」という言葉には「口実に使う」という意味がある、と解釈しています。つまり「本当の理由は他にあるんだけど、子どものことを偽りの理由にしておこう」みたいなニュアンスを感じます。
家族の病気をだしにして早退する。
仕事をだしにしてデートをドタキャンする。
また、あのご一家が「ゴネて、篭城している」ならともかく、ご両親は決定に従って出国し許可の出た娘さんは残る、という法に従う道を選ばれたのに、「不法在留者は犯罪予備軍」という偏見を助長しかねないデモをしたことは非難されても仕方がないと思います。メディアが情緒的にデモを非難することで、(メディアの報道に反発し)デモ隊の主張に共感する人がでてきたら、デモ隊の目的は達成された、と言えるのかも知れません。
不況、不況と騒がれ、閉塞感に満ちた社会にそういう排他的な空気が充満したとき、恐ろしいことになった、という歴史を繰り返さないという保証はありません。
モトケンさん>
>しかし、反感を持ってしまうと言うのは、そのような入管法の決まりを知らないからだろうと思われます。
今まで静観してまいりましたが(汗)。
その通りだと思います。例えば入国時は適正なパスポートを持ち、適正な方法で入国したとしても、人間が集団生活を送る上の便宜上の仕組みである国家は結構流動的で、その後国が無くななり、結果的に不法滞在になってしまうなんてことがたまにあるわけです。
最近の例ではビルマ発行のパスポートで入国した人、古い話だと中国国民党政府発行のパスポートで入国した人。
また平和な日本では理解しがたいのかもしれませんが、正規の方法で入国することが不可能になり、それを受け入れざるを得ない。というより受け入れるべき事情も多々発生します。
近年ではベトナム、カンボジア難民。古くはロシア革命で受け入れた難民。古代にまでさかのぼれば、新羅や高句麗の難民(ちょっと古すぎるか?笑い)。
さらに他のエントリーのコメントでも指摘されていましたが、国によっては生まれた場所で国籍が決まる国もあり、それらとのすりあわせも必要になるでしょう。
入管管理システム、国籍法が柔軟に対応できるようになっているのは、これらが理由だと理解しています。
>惰眠さん
>大きな隔たりがあると思います。
その通りと思います。
>忘却の彼方に流し去ってしまう程度の話とちゃいますかね。
その通りだと思います。批判言動・行動(デモ等)は「情動失禁」に相当するでしょうね。
>モトケンさん
>自ら認識しつつ法を犯した者に対しても、理由があれば許してあげますよ
確かに私もこのエントリで認識するまで、入管法の考え方については思い至っていませんでした。巷では当然多くの人が至っていないでしょう。こういう場合にマスコミが情だけではなく、説明してくれたらと思います。
>在特会の一家(特に娘さん)に対する個人攻撃的デモに対する憤りです。(略)
>このエントリが通例の議論エントリではないことをご理解願いたいと思います。
前のコメントは、「通例の議論エントリ」としてみた場合、要らぬところから「つっこみ」が入ると思い書いたものです。このように明言していれば、スタンスが多くの人に伝わると思いますので、退散いたします。
>こういう場合にマスコミが情だけではなく、説明してくれたらと思います。
ほんとに心の底からそう思います。
でも、それだけの能力がある人がいないみたいです。
自分で説明できなくても、問題意識さえ持つことができれば、そういう問題意識の視点でもって弁護士にでも意見を聞けば、それなりの説明をすることはできると思うのですが、こういう面でも光市母子殺害事件のときと同じですね。
モトケンさま。
マスコミにも、入管法(通達など含む)を良くご存知の方もいらっしゃる、様ですが、あまり表に出られないようです。 色々有るようです。
弁護士さま、行政書士さま、のブログにこの手の説明をされますと、コメント欄が、エラ事に成っておられるようです。
坊主憎ければ、他の宗教の信者さんの靴下まで憎い感じです。
入国、在留許可も最終的には、法務大臣の裁量権にゆだねられるのに、なぜに立場の弱い方を、責めるのでしょ。
「か弱い民間人と冷酷な国家」
この構図は=マスコミの恰好のネタ、これサヨクにも美味しいエサですねえ。
それに対するカウンターとしての自覚が有る人々から見れば標的に成るのが自然です。
デモの目標が政府に留まらず、彼の一家の支援?団体にも向かった時点では、祭り上げられたシンボルは騒動からはどうやっても外せないですね。
不幸を助長した在特会が批判されても仕方ないですが。
この様な経緯を招いたのは本人の親族が発端で、それを拡大した人々も存在するのだから、デモ側ばかりを特に罵倒すれば自分も低い位置に立つ事に・・・
(誤読を訂正して返答するのが面倒なので削除。意図的な誤読を続ける限り今後も同様の措置をとります。 モトケン)
(追記 読者の要望により転記保存)
転記先
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3910/1239895396/2
なんか、旧ブログで医師の刑事免責等がテーマだった頃のやりとりの既視感が…
kahnさん、本当に、エントリとモトケンさんのコメントをちゃんと読んでからコメントしましょうよ・・・。
kahnさんのコメントを読むと。
その女の子が「不法入国」したり「在留特別許可を認めよ」と押しかけたかのような・・・
エントリーの趣旨は「何で矛先が子供に向かうんだ?!」なのでは。
なーにが「カウンターとしての自覚」ですか。笑わせないでください。
ウヨクだのサヨクだのにかこつけて、衆を頼んで個人を槍玉に挙げるような性根の腐った連中の肩を持つ気になるたぁ、大した不見識振りですよ。
一面を捉えて全否定ですか?
もし何か特別な思いに囚われて居るなら健康に悪いですよ。
(トピずれ、その他、の理由により転記 モトケン)
転記先
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3910/1239895396/3
一家の支援者達は、人道的見地(あるいは別の思惑)から、政府に対し「特段の事情のある不法在留者に対し、在留特別許可を出すべきだ」と主張しているわけですが、それに対する対抗言論の存在は否定されるべきではないと思います。
ただ、その場合のカウンターとしての主張は、国家機能(特に在留外国人管理)の維持の観点から「不法在留状態にある外国人は、特段の事情があっても在留許可を認めるべきではない」あるいは「在留特別許可の運用は慎重に行われるべきである」というものであり(私自身の考えはこれに近い)、主張の向けられる先は、支援者達と同じく決定機関である日本国政府(法務省)であるはずです。
少なくとも、今回の在特会のデモのように個人に対し「(在留特別許可を求める)主張をするな」とか「日本から出て行け」などと見当違いのヘイトスピーチに、対抗言論としての価値を見いだすことは極めて困難であり、惰眠さんの言われるように「ウヨクだのサヨクだのにかこつけて、衆を頼んで個人を槍玉に挙げるような性根の腐った連中」の所行であると思うのです。
Ganesha さんへ
>HISさんの№107のコメントは、№96の肥後っ子さんによる
>一般論としてのの質問に対し、№105で感熱紙(刑)さんが
>一般論で回答した点に対するものです。
申し訳ありませんが、一般論としての質問ではありません。
私の意図は、ここで論じられている意図を理解しようと
した際に、その時点では理解できなかったので、教えて
欲しかっただけですよ。
私は感熱紙(刑)さんの説明で理解できました。
自分の解釈では、モトケンさんの言うような「証明」とまで
は言い切れないのですが、当人達が善良であると考えても
支障はない、ということです。
先にも書いたように、彼らの処分は「本国送還」を受け入れた
時点で完結しています。これ以降第3者から罪を責められる
筋合いはありません。
だから、これまでの当人達の態度とか、子供を引き合いに
出すとか、それを見た第三者がどう思おうがは(個人の感情や
印象にすぎないので)どうでも良いと思うのです。
思うのは勝手ですが、この件に便乗して、個人の主義主張を
デモで表現しながら個人攻撃するのは、正しくないと
思います。
デモの是非が主題のエントリで家族を非をあげつらうのであれば、デモを擁護している、あるいはデモに賛同している、と思われる程度の覚悟はして置いてくださいね、ということですね。
(トピずれ、その他、の理由により転記 モトケン)
転記先
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3910/1239895396/3
いい加減カルデロン一家が処分に従ったことは皆承知していると思うんですが、まだ「追い討ち論」を続けるんですか?
問題はメディアを利用した団体が、
メディアへの反発を代理でかぶることの是非にシフトしてきているような気がします。
まだ反発している人の大半はあきらめの悪いメディアに対するものが多いと思うので。
(トピずれ、その他、の理由により転記 モトケン)
転記先
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/3910/1239895396/3
いつも興味深く読ませていただいている者です。
ここまで皆様が感情的になるエントリーは初めて見ました。
ななめ目線から見ると、カルデロンのり子さんを前面に出して「中学生なのにかわいそう」路線で行った団体のコマーシャルは大変に成功している、と思わされます。
私もネトウヨと呼ばれるほうの人間ですが、在徳会みたいな連中と一緒にされるのは迷惑です。。。
カルデロン一家がどうしても日本に残りたいために何でもするのは理解できますが、背後にいる団体や感情論丸出しのメディア、メディアに出てくる自分の思想に都合よい法律論を呈する弁護士の方々には強い嫌悪感を抱きますね。
話をぶった切って申し訳ないのですが.カルデロン一家の支援者にとって自分たちの目的のために.使い易い道具の名前がたまたまカルデロンという名前だっただけで.支援者にとっての道具の名前がゴンザレスでもポボフでも林でも構わなかったでしょうし.在特会は横浜だろうが嬬恋だろうが豊橋だろうがきっとデモを行ったと思います。この時点でモトケンさんにとってあまりお気に召さない発言だったと.思いますがモトケンさんは今回のカルデロン一家の支援者たちはいったいなにを目的として行動しているとお考えですか
現実にカルデロンのりこさんに対して特別在留許可が
与えられた後同じように不法残留をしている人たちが,カルデロンのりこに与えられたのならば私たちにも与えろと,同じように子供たちを利用してデモを行いカルデロンのりこの両親はのりこは日本に帰化わたしたちは日本に永住しますと発言しています。
最悪でも裁判で時間を稼いでマスコミを使えば無理が通ると誤ったメッセージを与える結果になってしまいました。
最後に在特会のデモに参加した人たちを醜悪だとか可哀想な子供に対してなんてことをするんだと言って叩くのは簡単でしょうしリンクをしているお友達にも受けがいいでしょうけどそれだけでいいんですか?
おかしいと思ったことにこれはおかしいことだと声を挙げはじめた人たちがいるという事実を理解できないのですかこれはまだ始まりに過ぎないんですよ
>最悪でも裁判で時間を稼いでマスコミを使えば無理が通ると誤ったメッセージを与える結果になってしまいました。
無理が通ってますか?
結論としては、両親は強制送還になってますよ。
>おかしいと思ったことにこれはおかしいことだと声を挙げはじめた人たちがいるという事実を理解できないのですかこれはまだ始まりに過ぎないんですよ
おかしくないことをおかしいと思い込んでいる人が多すぎます。
一家(とその弁護士)は、法に則った手続を行い裁判所と政府の指示に従っています。
両親は自分たちに在留特別許可を認めて欲しいと主張しましたが、政府はそれを認めませんでした。
両親の主張を認めれば、同様の不法滞在者の多くについても認めなければならなくなるがそれは困る、という判断があったものと推測しています。
そして、私はそのような政府の判断を何も批判していません。
両親もそのような政府の判断に従いました。
逃亡して強制送還を免れたわけではありません。
娘さんに在留特別許可が認められた点については、娘さんと両親とは事情がかなり違いますし、その事情の違いを考慮して在留特別許可を認めた政府の判断がおかしいとは言えないでしょう。
政府は政府の判断で認めたのであって、一家やその支援者が不当な圧力を政府に加えて、政府がその圧力に影響されたという事実は認められません。
マスコミも反支援者側も、冷静かつ正確な状況認識が乏しいのではないかと思います。
なお、強制送還の当否についての個人的意見としては、現時点では「とても悩ましい」という感じです。
在留特別許可を認めるべきでないという理由も認めたっていいじゃないかという主張も、両方理解できるからです。
最近のブコメ
このエントリは、「犯罪外国人」に対するヘイトスピーチ的デモに関するものなんですけど。
ちなみに、私の主張は差別禁止論と言っていいと思いますが、あらゆる差別禁止論の根っこは同じですよ。
自己レス(補足)
>無理が通ってますか?
>結論としては、両親は強制送還になってますよ。
結論として、両親が強制送還にならずに在留特別許可を認められたとしても、それをもって無理が通ったということにはなりません。
法務大臣の裁量の範囲内のことです。
参考サイト
http://www.visadaikou.jp/gyomu2-3.html
何度も指摘されてますが、在留特別許可というのは「密入国や不法滞在などで入管法に違反して日本に滞在している人」を対象にしているのであって、「密入国や不法滞在などで入管法に違反して日本に滞在している人」に在留特別許可を認めることは、法務大臣の裁量権の乱用と認められない限り、不当でも不法でも違法でも無理でもありません。
最近の流れはすでに、今回のデモは合法だが醜悪だ と 今回のデモは醜悪だけど合法だ を言い争っているだけな気がするんですが。
合法であることにどれだけの意味があるかは置いておいて
デモの積極的擁護者なんているんですか?
ちょっと上にも「おかしいと思ったことにこれはおかしいことだと声を挙げはじめた人たちがいるという事実」なんてことを書いている人がいますが、こういう方は積極的な擁護者といえるのではないでしょうか。積極的ではないにしろ、対抗手段として仕方ないと「許容」している人も、ネット上には見受けられます。
横レス失礼
>在特会のデモに参加した人たちを醜悪だとか可哀想な子供に対してなんてことをするんだと言って叩くのは簡単でしょうし
簡単に叩かれてしまうようなことはしないのが賢明だと思います。
モトケンさん、ならびにこのエントリに参加されている皆様へ
このエントリで話題の父母が、「強制送還」の処分を受けたとの書込が目に付きますが、法律上は「国外退去命令」に従って自らフィリピンに向けて出国(帰国)した形になっています。これは広義の「強制退去処分」の一形態ですが、法手続上は「強制送還」とは言いません。
入管が身柄拘束して収容し、有無を言わさずに強制的に飛行機に乗せて帰国(出国)させる場合、航空会社への支払いは日本政府が立替払いして、当該出国者に求償します。しかし、不法入国や不法残留者の多くは帰国旅費を賄える資力が無く、政府からの求償に応じることが出来ないので、結果的に帰国旅費の全額が日本の国費負担となってしまう者が大多数となります。
こうした日本政府の費用負担を減らす為に、国外退去命令を受け容れて自ずからの費用負担で出国を約束した者は、強制的な身柄拘束をせずに帰国させます。この場合は帰国の飛行機便の切符を買ったり、身辺を整理して荷造りしたりする為に必要と思料される日数の猶予が与えられ、それまでは身柄拘束されることなく、多少の制限はありますが、自分のアパートやホテルでの生活ができます。
今回のフィリピン人家族の場合、3月9日の入管出頭に際し、父親を一時的に身柄拘束しましたが、その日の内に解放されたのは、上記のように両親が自らの費用負担で自発的に出国することを約束したためです。その自費帰国の申し出が確実であると入管も認めたために父親の身柄を解放し、残る娘の生活基盤の確保と中学2年生としての新しい生活体制が確立出来るまでの時間の猶予を与えたために、4月13日の出国となったものです。
この4月13日の出国を「強制送還」と表現されると法律職の者としては少々違和感を感じます。「国外退去命令に従った自費帰国」と書いて頂いた方が、法律手順としては正しい表現だと思います。またこの両親は最後まで日本の国費に負担を掛けないよう、配慮して行動した善良性については認めて良いと思います。いや善良性をある程度認めたからこそ父親の身柄拘束を解き、4月までの時間猶予を入管(日本政府)が与えたと理解すべきでしょう。
モトケンさんのエントリ本旨や、投稿欄の議論の流れとはズレた話で大変失礼しました。法手続の一つの提示解説として受け流して下さい。
おかしいと思ったことにこれはおかしいことだと言うことは必要だと思いますが、その際にそのやり方はおかしいと思われるようなやり方をするのはおかしいのではないでしょうか。
子供をダシに使うのはおかしいとか、特別在留許可が出るのがおかしいとか、逆に出ないのがおかしいとか、その意見が出てくることは理解できるんですよ。同意するかどうかはともかくとして、一理あるとは思います。ただ、意見を表明するやり方として不適切なんじゃないかという話なんですよ。このエントリでは、意見の当否ではなく、手段の当否を問題にしているんです。そこをごっちゃにすると混乱するので整理しましょう。ながしさんはこのデモのやり方をどう評価しますか?
ながし様
今回の事件のどの部分が「おかしい」とお考えでしょうか?
どうなれば「おかし」くなくなる(正常な状態に戻る)、と思われますか?
別エントリのコメントを転載
用語の正確な説明、ありがとうございます。
私も違和感を感じつつ「ま、いっか。」と法律家にあらざるルーズさで書いていましたが、用語の不正確さないし厳密さを欠いていることを自覚しつつも、わかりやすさ優先で不正確な言葉を使うこともあり、ジレンマを感じることが多いです。
> 肥後っ子様
ご自身の発言主旨に反する引用をして申し訳ありませんでした。
ただ、自己弁護をさせていただくと、
> と本当に言えるのかが、私には理解できません。
> が本当に成り立つのでしょうか?
というご質問のなさり方は、「カルデロン一家の件とは切り離しても一般的に」言えるのか?成り立つのか?という質問に見えました。(「」部分が私の脳内で補完された部分です)
大変よく理解できました。
ありがとうございます。
私はよく理解できないままに「出国」と言っていましたが、結果として間違っていなかったようでホッとしました。
普通、強制送還って入管の施設に収容されて、飛行機にのせられる、という記憶があり、それとは違うなぁ、という漠然とした印象がありましたが、調べてみたらこんなのを見つけました。
退去強制手続及びの出国命令手続きの流れ
ご両親はこのフローチャートの一番左の出国命令書に従われたわけですね。
サルガッソー様
> いい加減カルデロン一家が処分に従ったことは皆承知していると思うんですが、まだ「追い討ち論」を続けるんですか?
追い討ち論はしていません。
読んで頂ければご理解頂けると思うのですが、
もしそのように思われたのでしたらすみません。
肥後っ子 さま。は、
先にも書いたように、彼らの処分は「本国送還」を受け入れた
時点で完結しています。これ以降第3者から罪を責められる
筋合いはありません。
だから、これまでの当人達の態度とか、子供を引き合いに
出すとか、それを見た第三者がどう思おうがは(個人の感情や印象にすぎないので)どうでも良いと思うのです。
思うのは勝手ですが、この件に便乗して、個人の主義主張をデモで表現しながら個人攻撃するのは、正しくないと思います。
と、お書きに成られておられますので。ご理解いただけたと理解しております。
今般、立川のビラ配布事件に関するエントリを読み返しまして、「住民に対する無神経さ」に対する反感という意味で、このビラ配布事件と本件の「いじめデモ」に対するモトケンさんの怒りが共通するものであったということを理解しましたので、本件に関しての私の誤解についてはお詫びいたします。
両エントリの語調の違いは、自衛隊員の家族とカルデロン一家に対する思い入れの違いか、エントリの主旨の違いかは分かりかねますので、これ以上申し上げることはありません。
>今回のデモは合法だが醜悪だ と
>今回のデモは醜悪だけど合法だ を言い争っている
(中略)
>デモの積極的擁護者なんているんですか?
個人宅へのデモという観点からすれば、上述のように、これまで自衛隊の官舎(居住している自衛隊員の多くは何の決定権もない一般隊員であり、しかも、自衛隊員ではない子どもを含む家族が住んでいます)へのデモはごく普通に行われていますし、立川では官舎の近くに「監視テント村」なるものまでできていることから、それらとの均衡上、今回の「いじめデモ」も容認せざるを得ないでしょう。
官舎へのデモという「左からのいじめデモ」には何も言わず事実上容認し、今回のような「右からのいじめデモ」については「醜悪」だと「したり顔で」批判する人こそ、「自らのイデオロギーを『正義』の仮面で隠蔽しようとして失敗した、哀れで『醜悪』な人間」というに相応しいです。
醜悪という意味では
自身の侵した罪に対する反省の色を見せないのにもかかわらず、「お上の慈悲」が当然のようにもらえるといわんばかりの態度をとった両親の「盗人猛々しい」醜悪さ
中学生の娘さんを「広告塔」に仕立てて一家の支援運動に対する反対運動に直面させるという「リスク」に直面させた「周囲の大人」の醜悪さ
というのが多くの国民の琴線にふれたのでしょう。
娘さんについては、まだ子どもだからという理由で娘さんをマスコミなどの前に出さないという選択肢もありましたし、その選択肢を選択することに対する反対はきわめて少ないと考えられるにもかかわらず、その娘さんを「広告塔」として運動の矢面に立たせてしまいました。
そのことによって、両親犯した罪に対するの反省のなさ(
少なくともそのように見える)を際立たせ、あまつさえ、反対運動の格好の目標にもさせてしまったというのは、それこそ事故の都合で子どもを振り回した「周りの大人」の配慮のなさと言えましょう。反対しているのはネットに引きこもっている「ネット右翼」だからデモを起こす度胸もないというらかっ天敵見通しであれば、それは致命的なミスです。デモは「左」の専売特許ではなくなったのです。
余談的に言えば、ある団体の「広告塔」になっていた芸能人が、後になって、その団体が問題を起こした際に「広告塔」だったからという理由でバッシングに会うということは往々にしてあります。このように「広告塔」になるということはそれなりのリスクを負うということになりますので、芸能人も「仕事」を選ばなければならないということになります。(その芸能人が「共犯関係」にあれば当然の報いですが)
>官舎へのデモという「左からのいじめデモ」には何も言わず事実上容認し、今回のような「右からのいじめデモ」については「醜悪」だと「したり顔で」批判する人こそ、
どっちも容認しません。
容認しない理由は両者とも同じです。
と同時に、どちらの行動も違法性が無い以上、止めることはできません。
つまり、容認せざるを得ません。
ここに居る多くの人はこのようなスタンスだと思います。
>というのが多くの国民の琴線にふれたのでしょう。
単純に事実誤認だと思います。
多くの国民がカルデロン一家に同情的だったからこそ、法務省はこのような温情ある処分を決定したのでしょう。
>反対しているのはネットに引きこもっている「ネット右翼」だからデモを起こす度胸もないというらかっ天敵見通しであれば、
言っても無駄でしょうが、それは”あなた方”の被害妄想だと思います。
それと上でも言いましたが、そういう二項対立のモデルを使うのであれば、貴方の立ち位置はかの醜悪なデモをやらかした在特会と同じ位置になりますが、それでも良いんですか?
立川の事件とは、重なる部分もありますし、重ならない部分もあります。
それを捨象して、このように言い切ってしまうことについてはどうなのだろうと、一応疑問を呈しておきます。
しまさん:
> 犯罪性を問題にするのであれば、「犯罪を繰り返している
> 日本人は日本から出て行け」というキャンペーンを先に行
> うべきなのです。
私が知る限り、非常に多くの国において
・自国民は犯罪者であるかいなかに関わらずその国に居住する権利を有する。
という制度になっています。普遍的に認められた人権と考えて
も差し支えないでしょう。
# 例外的に、サウジアラビアは国籍を剥奪した上で国外退去
# 処分という例がいくつも報道されています。
一方で、犯罪を犯した外国人の国外退去処分も非常に多くの
国で制度化されています。一定の犯罪を犯した外国人の権利の
中に「その国に居住し続ける権利」はないと考えて差し支えな
いと思われます。
# 今回の事例がその「一定の犯罪」に含まれるかどうかの議論
# は置いておきます。
犯罪を減らしたいというのは多くの人の要求です。でも、犯
罪者にも人権があり、人権に反した要求は明らかに横暴です。
「犯罪をおかした外国人は国外退去」という要求と、「犯罪を
犯した自国民を国外退去」というのを同じように語るのはあま
りにも非常識です。
> モトケンさん、ならびにこのエントリに参加されている皆様へ
> このエントリで話題の父母が、「強制送還」の処分を受け
> たとの書込が目に付きますが、法律上は「国外退去命令」
> に従って自らフィリピンに向けて出国(帰国)した形に
> なっています。これは広義の「強制退去処分」の一形態で
> すが、法手続上は「強制送還」とは言いません。
この件については、自分なりに勉強してからここに参加して
いますので、法務業の末席さんの見解には同意いたします。
でも、その同じ話でいえば、今回のケースは
話題の父母が自らの意思で未成人である娘を両親から離れ
て日本での生活をさせることを決めた。
ということになります。自らの意思での決定であり、日本国
政府から強制されたとか、無理やり娘と別れた生活をさせら
れたとかいう話ではないのです。
都内病院勤務医様
横レスですが、
>自らの意思での決定であり、日本国政府から強制されたとか、無理やり娘と別れた生活をさせられたとかいう話ではないのです。
コメントの主旨が分かりませんが、モトケン先生をはじめ、このブログで今回のデモに反対している人は、あくまで住んでるところや娘の通学先周辺にまで押しかけた、個人攻撃を目的としたデモに反対しているだけであって、退去命令(を受けて自主退去した訳ですが)という国の処分自体を問題視する意見はなかったはずですよ。(トピズレなので反対してても触れてないだけかもしれませんが)
私も妥当な判断だと思います。
ただ、あくまでこのトピの主旨は、今回のデモの是非であって、国の処分の是非についてではないですよ。念のため。
>No.275 都内病院勤務医 さんへ
私への名宛ての返信となっておりますのでレス致しますが、私の言いたいことは、上記No.276にて じじい 様が全て代弁して下さっております。
また別エントリ「不法滞在者に在留特別許可を認めるということ」での私の№51投稿もご参照頂ければと思います。
>No.276 じじい 様
投稿された内容については、全くの同意です。
代弁して頂き、ありがとうございます。
No.6通行人1(被医療者)で書きましたが
私も右であろうと左であろうと矛先を間違えたデモには反対です。いずれも「弱い(?)者」に対する嫌がらせです。ですから、すでに「恭順の意」を示している人に対するデモを醜悪だという主張も多く(か否かは議論の分かれるところですが)の日本人の琴線に触れたのだと思います。
ただ、ここはNo.276 じじい さまが書かれているように、カルデロンさん一家(特に日本に残る娘さん)に対するデモの是非を議論している場(と理解しています)なので、立川(やその他の左からのデモ)の話をしていないことを非難されたり、話をしていない奴は左翼だ、的な決め付けをされても違和感を感じます。だいいち、左翼が自衛隊官舎に対してデモをしているのだから、右翼がカルデロン一家にデモをしても容認せざるを得ない、という論理はそもそもおかしくないですか? (私は
また、残留を希望するためにいろんな手段を使った一家側にかなり厳しい言葉(「盗人猛々しい」とか、犯した罪に対する反省が無い様に見える両親とか、娘を「広告塔」に使った周囲の大人の醜悪さとか)を使われているのにも違和感を感じます。凶悪犯を弁護する奴は共犯者だから懲戒請求を出してもいい、みたいな響きを感じるのは私の「被害妄想」でしょうか?
私は芸能人が広告塔になる(それによって、それなりの報酬を得る)ことと、娘さんが(「周囲の大人に利用された」にせよ)「両親と一緒に日本で暮らしたい」と訴えることは同じではない、と思います。実際過去には「広告塔」になった芸能人に賠償責任が認められたと記憶していますが、彼女の主張は「広告」ではない。大体、芸能人が広告塔になって失敗するのは、どうしても断れない事情があるとか、事務所の脇が甘いからでしょう? 周りの大人の思惑はどうであれ、彼女の訴えは彼女自身の心から生まれた真っ当なものだったように思いますし、「情に流されることなく」法務省が下した決定も真っ当なものだと思いますよ。さらに言えば、彼女を広告塔にした、という見方は「陰謀論」や言いがかりに近いと思います。文句を言うなら在留特別許可を与えた法務大臣(といっても個人ではないですよ、=法務省です)に対してだと思います。
どなたかが書かれていましたが、「坊主憎けりゃ・・・」ってことなのでしょうか?
すみません。
操作ミスしました。
(私は で切れてますが、「いずれのデモも容認すべきではない、と思います。) と続けるつもりでした。
頻繁に脱線投稿している私が申し上げるのも何ですが、エントリの論点に投稿の焦点を絞るのは、ひとつのマナーなのでしょう。どこまでが許容される脱線なのか?許容されない筋違いなのか?の判断は難しい事も多いですが。
激しく自戒も込めて、そう思います。ペコリ。m(__)m
まるきり出遅れてますが、感熱紙(刑)さんからコメントを頂いたので。
デモを個人にむけられない事は自明の理です、というより個人に向くものは表現の自由としてのデモンストレーションとは見做せない意味で、ご批判に同意です。
私の発言趣旨は、在特会の性格が問題だとして片付けてしまえるのか?と言うもの。
デモの目的は政府なり社会一般で、個人の生活圏で行ったデモは主にマスコミ受けをねらった行動と見えますが。
半公人と化してしまった人の廻りで起こりがちな過ちです。
在特会が外国人の不法入国や滞在に過敏なのは周知の通り、それは考え方で政治の問題とすべきですが、今回の問題はそれだけが元凶と言う訳ではない。
原因には無理解や誤解に誘導された要素が有り、それを助長したがっている連中が居て、うかつにもそれを利用しようとして増幅・・・と言うことですが周回遅れかも。
>デモの目的は政府なり社会一般で、個人の生活圏で行ったデモは主にマスコミ受けをねらった行動と見えますが。
同感です。
在特会が政府に対してデモすればいいという意見がありましたが、ならば一家もマスコミになどは出ず、政府にだけ言えばよく、それなら誰にも知られず、こういうことは無かった。
マスコミを使って「表現」をしたのだから、直接間接に何らかの批評を受けるのは仕方の無いことと思います。
アホですか。
行政官庁という圧倒的に強大な組織に、一個人や、たかだか一家族が「お慈悲でございます」をやるのに支援者を必要とするのはアタリメーのことでしょーが。
だいいち、「批評を受ける」っつーのはその一個人や一家族が“直接的に安全や静穏を脅かされる”ことを指すのかっつーの。バカをいうのも大概にしなさい。みっともない。
>>283
弁護士に依頼したりするのは当然としても、大々的にマスコミ等を使う事の副作用を考えてないのが
アホなんでしょ。
話が大きくすれば、味方ばかりが集まるとでも思ってるのですか?
また、一部ではあの一家は不法滞在以外は真面目に暮らしていたかのような主張がなされていますが、
本当に真面目に暮らしていたなら、そもそも発覚していません。
発覚したのは、マスコミによれば別の案件で職質を食らったから(万引きで捕まったとの説もある)です。
この問題は、政府の外国人政策に関連しますので、問題が公になった以上、さまざまな意見が表明されることは当然であり必要であると思いますが、的外れな内容、不相当な方法、不当な目的の意見表明は、それらの観点批判されるべきあって、そのような批判を「直接間接に何らかの批評を受けるのは仕方の無いことと思います。」というわけにはいかないと思います。
エントリ本文とコメント欄を全部読んでますか。
人の犯罪事実を指摘する場合は、新聞報道等それなりに信頼するに足る情報源を示す必要があると考えます。
「との説もある」程度ではまったく不十分です。
http://www.youtube.com/watch?v=TmmZ8YsC6p4
この動画の中で、発覚原因は警察による路上での職務質問と言っています。
>人の犯罪事実を指摘する場合は、新聞報道等それなりに信頼するに足る情報源を示す必要があると考えます。
では、裁判や国会答弁で明らかになっているあの一家(一族)の犯罪事実を改めて指摘しておきます。
アラン氏側:両親二人、姉一人に不法残留歴。
サラ氏側:両親二人、弟、妹の四人に不法残留歴。
要は、アラン・サラ氏の二名だけでなく、あの一族は集団で入管法違反を繰り返していて、日本の法律を遵守しようとする意識が極めて希薄であるという事実です。
今回の事件で真に問題なのは、ここまで大量の不法滞在者を出している一族でありながら、何年も発覚しなかった我が国の出入国管理の甘さですね。
罰則は数年前の法改正によって厳しくなりましたが、出入国の管理や不法外国人の取り締まりは今後もっと厳しくやる必要があります。
だから、このエントリの本文とコメント欄を読んで理解してからコメントしてください。
独白。
(件のナントカ会だとか、その取り巻き連中のオツムの程度が良く知れるサンプルだなー・・・)
一応確認しておきたいんですが、今回の件について見逃しても良いと考えている訳じゃないんですよね?
在留許可の問題は別に論議すべきだとは思いますが、ここはデモの話をする場ではなかったのですか?
お寿司屋さんで「フィッシュ・バーガーを食べたい」と言われても、「それならマクオナウオにでも行ってください」としか言えないですよ(^^;
一応確認しておきたいんですが、
・誰の考えを確認したいのですか?
・「今回の件」はデモの件ですか?カルデロン親子の不法在留の件ですか?それともそれ以外の件でしょうか?
モトケンさんの考えについては、本文とコメントを読めば何度も書いてあると思うので、直前にコメントされている誰かに宛てたコメントなのでしょうか。
No.112 モトケン 先生のコメントをお読み下さいませ。
ご指摘サンクスです。ごめんなさい読んでいませんでした。
>両親はデモの二日後には帰国のため出国予定だったとのことですし、子どもさんは在留特別許可を得ていますので、デモ時点では適法に在留しています。
私は、デモが一家に追い討ちをかけるのが目的だったとは思っていません。
問題は既に「一家がマスコミで発表した意見」に対するものにシフトしているのではないでしょうか。
私は在特会関係者で無いので、真の目的はわかりませんが。
であれば、(一家がマスコミで発表した意見に対する)デモを行う場合に、関係ない場所で行うのは、それこそ変な話です。
また、一家が暴力で安全が脅かされたわけでもなく、デモ自体も合法であれば、問題ないと思います。
もちろん、今回の件で在特会のデモに反対するデモを事務所や代表者の所在地で起こされるのはしかたないと思います。
最近のブコメ
この人も読めてないのかしらん。
誰も「なし崩しの無法化」なんて言ってないんだけど。
>問題は既に「一家がマスコミで発表した意見」に対するものにシフトしているのではないでしょうか。
「一家がマスコミで発表した意見」についてはデモ以前に決着がついた話であり、一家はその決着に従うことになっていたものです。
あなたは、デモのビデオをご覧になりましたか?
見た上でのご意見ということであれば、これ以上は見解の相違です。
すべてに決着がついたとは思えません。
一家を支援する団体は今後もメッセージを出すでしょうし、マスコミに乗った一家の発言は、今後も議論の的になり新たな運動を起こす可能性が高いと思います。
法律もその運用も、今後ずっと変化しないわけではないですし。
デモのビデオは見ました。不気味ですね。
しかし、マスコミを通しての発言は大変な力であり、それに対するデモは特に容認されるべきだと思いました。
ふーん。
だとすると、YouTubeやインターネットなどの“マス・メディア”も、最近じゃ既存メディアなんかよりよっぽど力を持ってきたようですから、そういう媒体を通じて「リンチ」を煽るような連中を個別に洗い出して、その自宅や学校、勤め先などにデモを仕掛けることも容認されなければなりませんね。
こういう、性根の腐りきった“アンチ××”や“××ヘイト”の連中は、反社会的行動への抵抗感が薄く、したがって社会にとって害悪以外の何者でもありませんから。
意見には意見で対抗するのが文明社会の流儀だと思います。
つまり、記者会見に対抗するなら自分たちも記者会見を開いたり(お金はかかるけど)意見広告を出すなどすればいいのであって、受け手に(TVのスイッチを切ったり、新聞等を読まないなどの方法で)拒否する自由がある記者会見に、周囲にも迷惑をかけるデモで対抗するのは「(会見を開いた側の)言論の自由」に圧力をかける行為にも思えます。
そういえば、ミュンヘン五輪でイスラエル選手団を虐殺したアラブテロリストたちも、当時の世界(マスコミも含めて)が無視していたパレスチナ難民に衆目を集める目的があったそうですね。で、実際に事件以後の世界はパレスチナ問題を無視できなくなりました。
「目的は手段を正当化する」を地で行く行為ですが、在特会やデモ支持者の考え方も似たようなものなのでしょうか。
自衛隊官舎に反戦ビラを入れる反戦運動家や、法務大臣の命令で死刑を執行する刑務官を責めるかのような死刑廃止派を「筋違い」と非難する一方で、こっちはOKなんですかね。
それに、そもそも「在特会」という団体自体、個人活動では自分たちの主張を広めにくいから徒党を組んでいるわけで、それなら一家が支援者やマスコミの力を借りて声を大きくするのと同じことでしょうに。
>自衛隊官舎に反戦ビラを入れる反戦運動家や、法務大臣の命令で死刑を執行する刑務官を責めるかのような死刑廃止派を「筋違い」と非難する一方で、こっちはOKなんですかね。
みみみ様、話がさらにややこしくなりますから、テレビでも付けて、ゆっくりと深呼吸を(^^;
>>277
法務業の末席様、出すぎたマネをしましたm(_ _)m
失礼しました。
この逆の混ぜっ返しをする輩がそこら中にいるので、苛立ちのあまりつい書き込んでしまいました。こう書くと同レベルですね。自重します。
いつも私が皆さんに言われてるんですけどね(^^;
お気分を害されたら申し訳ありませんm(_ _)m
何のために法律があるの?
あんたがいま検察やってないのは法を遵守しない無法者だからってこと?
入れ替わり立ち替わり、エントリとコメント欄の趣旨を読まない(または読めない)人が現れるのは、もはや謎と言うべきだろうか?
それとも、これがネットでは当たり前なのか?
ぽっぽまん さん、どこをどう読むとそういうコメントになるのかオセーテ。
>周囲にも迷惑をかけるデモで対抗するのは「(会見を開いた側の)言論の自由」に圧力をかける行為にも思えます。
それは違うと思います。
デモは法律で認められた権利であり制限すべきではありません。
デモで言論の自由が脅かされるという話は初耳です。もしそうならデモは全部規制すべきなのでしょうか?
また、意見の表現方法も自由のはずで、有利だと考えた表現を使用すればよく、記者会見で批判されたら記者会見で、ということはないと思います。
例えばTV局は、一家の発言を放送した時間と同じ時間を在特会の記者会見に割り振るとは思えませんし、もちろんそうする義務もありません。