Fireworksでモザイクを掛ける
Hackを導入して画像処理をFireworksに移行したときに、このソフトではモザイクが掛けられないらしいと書いた。その後色々調べたけど、やっぱり少なくともFireworks MXには標準でモザイク機能は無いっぽい。
でも少しの操作でモザイクを掛けられる方法を思い付いたので、これから説明します!
理論編
画像加工におけるモザイクとは、特定の領域(モザイクひとマス)に含まれる色を平坦化する加工のこと。つまり領域毎にそこに含まれる色の代表値を選び出し、その領域を選んだ色で敷き詰めればモザイクになります。
Fireworks MXによる実践編
例としてこの画像の真ん中にモザイクを掛けます。
- まず、モザイクを掛けたい範囲を選択。以降、選択範囲を維持したまま操作を続けます。解除されないように注意。
- そして選択範囲をコピーしてそのままペースト。同じレイヤーに新たなビットマップオブジェクトが作成されます。
- ここで環境設定を開き適当な画像補間方式を選ぶ。一般的にはバイキュービックで良いでしょう。この補間方式によって出来上がるモザイクの雰囲気が少し変わります。
- 続いて数値を入力して変形で選択範囲を縮小。この時に選ぶ倍率でモザイクの荒さが決まります。この例ではモザイク一つを5×5ピクセルにするために、元画像の1/5である20%を入力。
- 変形したら、そのまま再び環境設定を開き、画像補間方式でニアレストネイバーを選びます。モザイク効果を得るためには必ずこの方式でないとダメ。
- そして縮小したときと同様に数値を入力して変形を開き、今度は元の大きさに戻すために5倍にあたる500%を入力し実行。
これで元画像のビットマップオブジェクトの上にモザイクのみのビットマップオブジェクトが出来上がり!
これが完成画像。
この例では四角く選択しましたが、不定形で境界がぼけた選択範囲でも大丈夫。
この方法だとモザイク部分のみ別オブジェクトになるので、必要に応じて不可視にすれば元の画像に復元できる利点もあります。
手順3.の補間方式は、理論編で書いたモザイク一つ辺りの色の代表値を選び出す方法にあたります。手順4.と6.の縮小・拡大率とモザイク一つの大きさの関係は、この表のように決まります。
モザイクの大きさ(ピクセル) | 縮小率 | 拡大率 |
---|---|---|
2×2 | 50%(1/2) | 200% |
3×3 | 33.33%(1/3) | 300% |
4×4 | 25%(1/4) | 400% |
5×5 | 20%(1/5) | 500% |
6×6 | 16.67%(1/6) | 600% |
7×7 | 14.29%(1/7) | 700% |
8×8 | 12.5%(1/8) | 800% |
9×9 | 11.11%(1/9) | 900% |
10×10 | 10%(1/10) | 1000% |
※ ただし倍率によっては最終的に出来るモザイクの範囲が最初の選択範囲と異なることもある。
この応用としての縦横比の異なるモザイクも作れます。
探していた情報で助かりました。
投稿: 奈々氏 | 2005.10.04 11:32
お役に立てて嬉しいです。(^^)
投稿: やん | 2005.10.04 23:40
まさに、欲しかった情報でした。どうもありがとうございます。
投稿: kane | 2006.02.21 10:40
kaneさん、いらっしゃいませ。
お役に立てて何よりです。(^^)
投稿: やん | 2006.02.21 23:28
すごく助かりました。
ありがとうございました!
投稿: k-zil | 2006.08.12 18:06
k-zilさん、はじめまして。
こちらこそ、僕のブログを読んでいただきありがとうございます。(^^)
投稿: やん | 2006.08.12 23:24
自作ハメ撮りに薄消しできました。
投稿: あつし | 2006.09.01 19:16
あつしさん、はじめまして。
お役に立ててなによりです。(^^)
投稿: やん | 2006.09.02 01:15
Fireworks8ですが同様のやり方でできてました~。
ありがとうございました。
投稿: sananchi | 2009.01.14 15:50
sananchiさん、はじめまして。
僕も現在はFireworks 8を使っています。
投稿: やん | 2009.01.14 23:11