ジャンクフードを水で薄めて乳児の食事に、母親2人が児童虐待の罪に問われる−オーストラリア

　オーストラリア・クイーンズランド州で、母親2人が児童虐待の罪に問われている。2人は生後間もない乳児に残り物のジャンクフードを水で薄めたものを食事として与えていたという。同国や英国のメディアが伝えた。

　母親らは家をシェアしており、自分たちが食べ残したピザやジャガイモ、揚げものなどを水で薄めたものを乳児たちに与えていたとされる。

　当局は昨年8月、2人と暮らしていた女児（当時16か月）と男児（当時13か月）を保護。小児科医によると保護当時、乳児らは極度の栄養失調状態にあり、死に至る危険性もあったという。立ち上がることができない、首が据わらないなど発達の遅れも見られたようだ。

　母親らについて、警察当局は「乳児らを病院に連れていくよう指導を受け、紹介状も受け取っていた。（しかし乳児に十分な栄養を与えていた形跡はなく）専門家らの指導を無視していたことになる」と指摘している。

　2人の公判は今後開かれる見通し。(c)Web-Tab


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