動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

大宰府市レスキュー、書類送検



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2月6日にレスキューを行った29頭の繁殖場崩壊事件が、4月17日付けにて福岡県警が動物虐待容疑で書類送検したとマスコミ各紙にて公表されました。
繁殖業者も容疑を認めているので間違いなく処罰されることと思います。
動物虐待、狂犬病予防法違反、登録違反、動物取扱法違反など多くの容疑があります。

今回の告発は私たち動物愛護団体ではなく警察が自ら行いました。
警察が行わなければ団体がやります。と告発状を用意していましたが通報が有った事件なので検事と相談するが、告発がダブるので、待っていてくださいとの事でした。
結果、警察がしますと。言ってくれました。
動物虐待事件で警察自らが本腰を入れてくれたのは有難いことだ。

3年前の広島DPの時は警察が頑張ってくれましたが、検察庁は不起訴処分としました。
あれだけの大きな虐待事件が処分なしでした。
動物愛護が叫ばれている中、今回はそうにはならないでしょう。


動物愛護推進策が今年からスタートしましたが、その初っ端の事件です。
山形県でも狂犬病予防法違反にて男性が書類送検されています。
今までは予防注射や登録を行わなかったくらいでは中々、起訴まではいっていないのが現実でしたが、今は違います。
動物愛護に関する法律が名実ともに実の有る法律になってきたのです。

現在、動物虐待監視委員会では狂犬病予防法に基き、ワクチン接種と登録の励行を促すように啓発を行っていますが、福岡県内の某ブリーダーの件にて管轄行政に対し、犬の登録原簿の情報公開請求を行ったところ、14頭の内、1年〜6年間、畜犬登録を怠っていました。
行政に問い合わせたせいか、慌てて21年3月4日に登録をしています。ワクチン接種は20年12月に行っていました。
このことから判るように動物取扱業者は飼主義務を履行していないのです。
多くの動物取扱業者は飼主義務を怠っているのです。
6年間も畜犬登録をしていなければ明らかに狂犬病予防法違反です。
20万円以下の罰金に処する。という罰則規定もありますから、行政は告発して処罰しなければなりません。

行政が処罰をしていないのは、遅ればせながらも畜犬登録と狂犬病予防注射を実施したということで、温情措置を取られたのでしょうか。
しかし罪は罪なので、違反すれば処罰する、が法律です。
行政の職務怠慢に当るのでは・・・。
問い合わせをして真意を確認する必要があります。
告発には時効はありませんのでいつでも実行することが出来るのです。

この某ブリーダーは太宰府レスキュー事件に関連していた方で、レスキュー当時、当団体に通報した方ですが、現場では自身が優良ブリーダーだと自負され発言をされていたのだが、実態を調べると上記のように登録義務を怠っていたのでした。
同業者を批判する前に自分自身の立ち姿も直さなくてはいけませんね。
もう御一方、居られますがこの方もどこまで義務を励行されているのか調査中ですが、悪い結果が出たら罪を償ってもらわなければなりません。
動物取扱業者として動物のプロとして、襟を正してもらいたい。

厳密に言えば、法律に違反した時点で処罰の対象になるのですが、現実の多くは実行されていないのです。
一般の飼主は登録や予防注射を行っています。
一部、行っていない人もいますが犬を飼う以上は守らなければならない規則なのです。

動物取扱業者の繁殖業者もペットショップも例外はありません。
生後91日以上の犬を所有した人は全て飼主義務が発生するのです。
1ヶ月以内に畜犬登録を管轄行政に出す規則です。

中にはこのルールを知らない人も居るかもしれませんが、この際、知っておくべきです。


犬たちを扱う動物取扱業者は知っていて当然ですが。
知っていても行っていないのは、ただ単に怠慢か費用をかけたくないのか、はたまたそれ位では処罰などされないと高をくくっているか。ですね。
だから厳罰に処してほしいと考えるのです。
犬に関するプロが法を守らないで一般市民が守っている。
おかしな現象ではないですか。

行政も今まで放置してきた責任があります。
守るように指導し、監視チェック機構を稼動すべきです。

予防注射接種率の高い地域ほど義務違反を摘発しています。
ちなみに山形県(95.3%)は長野県(95.5%)に次いで全国2位の接種率。(平成19年度)
ワースト1位は沖縄県(52.0%)、2位岡山県(62.1%)、3位香川県(64.2%)、4位愛媛県(64.6%)、福岡県5位(65.0%)。
全国接種率 (75.6%)

狂犬病予防法違反の容疑 書類送検
更新:2009/04/08(山形新聞)
飼い犬に狂犬病の予防接種を受けさせなかったなどとして、県警は7日、鶴岡市内に住む30歳代の男性を、狂犬病予防法違反の容疑で、地検鶴岡支部に書類送検した、と発表した。

捜査関係者によると、男性が飼っていた秋田犬とグレートピレニーズの2頭について、鶴岡市に対し飼い犬の登録をせずに飼い、2008年4月から6月までの間に定められた狂犬病の予防接種を受けなかった疑い。
飼っていた犬が近所を徘徊(はいかい)するなどして発覚したという。
男性の背景から「別件」的な要素もありそうだが、昨今狂犬病予防法違反での逮捕を含め、事例が増えている。


ご協力をお願い致します。

動物虐待監視委員会入会申込書

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