名古屋市長選で候補者の演説に耳を傾ける人たち=19日午後、名古屋市中区 河村氏が先行、細川氏ら追う 名古屋市長選の終盤情勢26日投開票の名古屋市長選は終盤戦に入り、いずれも無所属新人で、前衆院議員河村たかし氏(60)=民主推薦=が知名度を生かし先行、自民、公明両党の県組織が支持する元中部経済産業局長細川昌彦氏(54)が激しく追い上げている。愛知県商工団体連合会長太田義郎氏(65)=共産推薦=が後に続く。 河村氏は衆院議員で5回当選した市中心部の地盤をベースに無党派層に支持を拡大。しかし、市民税減税などの公約に反発する民主党市議の動きは鈍く、連合愛知も推薦を見送るなど組織票は固めきれていない。 細川氏は「市民派」を掲げ経済政策でアピール。自民党支持団体もこまめに回り、引退する現職松原武久市長の支援も取り付けた。自治労など従来は民主党系だった組織の切り崩しも狙う。 太田氏は街頭演説などで福祉の充実を強調。共産党支持団体に加え無党派層の取り込みも図り、追撃に必死だ。 元会社員黒田克明氏(36)は苦しい戦い。 主要政党の相乗りが崩れ、32年ぶりに与党と野党第1党が激突。有権者の関心は高く、投票率は前回の27・50%を大きく上回りそうだ。 【共同通信】
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