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テレビはもう死んでいる?(その1)

2009年04月19日01時52分 / 提供:ニュースブロガー

ニュースブロガー

なんでも評点

またもや更新が大幅に滞ってしまった。海外の珍ニュースをネタにした記事はもう当分書けそうにない。そこで、かなり主観の濃いコラム的記事を書いてお茶を濁すことにする。

今まで自説を主張する系の記事は書かないスタンスを取ってきた。この記事でもそれは同じなのだが、「テレビはもう死んでいる?」の題名そのままに、昨今のテレビを巡る情勢を見ていて感じること、あるいは書籍やブログを通じてテレビと多少関わり合いになって感じたことをなるべくストレートに書いてみようと思う。

何度か連載というかたちになりそうなので、その1としておく。(なお、PCで見ている人には改行の幅が広く見えると思われるが、ライブドアニュースへの配信と携帯版ブログの両方の制限に対応するための処置なので、ご容赦願いたい)。

■自著がテレビで紹介されると聞いて舞い上がった馬鹿な私

あれは確か、去年の2月の連休前、当ブログ発の書籍『世界のありえな〜い100選』が刊行されてから1週間経ったか経たないかのタイミングだった。担当編集者に大阪の読売テレビから電話があった。『世界のありえな〜い100選』を番組で紹介させてもらいたいという話だった。

一時全国放送になったこともある情報番組「なるトモ!」の中で書籍を紹介してもらえるという話がいきなり舞い込んできたのだ。東日本にお住まいの人でも、「なるトモ!」が全国放送されていた一時期(2005年10月〜2006年3月)にこの番組をちらっとでも見たことがあるかもしれない。

関西ではそこそこ人気のある番組だったと思う。「だった」と過去形で書いたが、「なるトモ!」は2009年3月をもって終了してしまった。しかし、番組で書籍を紹介してもらえるという話があった当時は、なるみと共に司会を務めていた陣内智則が藤原紀香と結婚してまだ間もないころであり、まさかその陣内が半年後に司会をおろされ、1年後には番組自体が消えてしまうなど、視聴者は誰しも予想していなかっただろう。陣内智則と藤原紀香が長続きしないことは予想に難くなかったかもしれないが。

無名な著者の本が刊行後すぐにテレビで紹介してもらえるなんて、本当に幸先のよい話だった。担当編集者も相当に手応えを感じていたことだろう。私の方も、節操もなく関西の知人に本が紹介されることを触れ回った。しかし、連休明け、担当編集者から落胆しきった声で電話が入った。

紹介の話が急遽取りやめになったというではないか。断りの電話を入れてきたのは、紹介させてほしいと言ってきたディレクタとは別の人物。担当編集者によれば、最初に連絡してきた人物より上層のディレクタではないかということだった。彼と二人でいろいろ憶測を巡らせてみたが、現場レベルのディレクタはおそらくたまたま「なんでも評点」を知っていて紹介してみようと思ったっぽかった。

しかし、上層部から見ると、どこのウマの骨ともわからない著者の本をわざわざ紹介してやる必要などない、と判断したのか。あるいは、同じ番組か別の番組で「なんでも評点」を過去にネタ拾いに使っていたため、同じネタが収録されている書籍を番組で紹介するのはまずいではないか、という話になったのか。むろん、これらはただの憶測である。断りを入れてきたディレクタは、担当編集者に“ドタキャン”の理由を決して具体的に話そうとしなかったという。

(そういえば、筆者がまだ20代前半だったころ、コネで某タブロイド紙に記者として採用してもらえそうな話になったことがあるのだが、そのときもなぜか採用をドタキャンされた。思い当たることと言えば、親戚に新興宗教の幹部がいたこと、肉親がその昔、[本人の話によれば、それもかなりラジカルな]共産党員だったこと、私自身がまだ成人年齢に達していないときにストリートファイトで警察のお世話になったこと、学生時代何も知らずにバイトしていた雀荘の経営者が実は解散した組の偉いさんだったことくらい)。

非常に残念な話だが、こちらは一方的に恩恵を被る側の立場である。何の文句も言えない。その当時、こんな話があるくらいなら、別のテレビ番組から声がかかることもあるのではないか、と浅はかな期待を抱いていたことを思い出す。残念ではあるが、きっと次があるだろう、と。

だが、今考えてみれば、世の中そんなに甘くはないのだ。担当編集者があちこちに献本してくれたみたいなのだが、雑誌や新聞等にまともに書評を書いてもらえることもなく時が過ぎていった。

実は、『世界のありえな〜い100選』という本が出来る過程で、筆者自身がひどく落胆させられた事情もあった。悪評を買った表紙の問題がそうである。辞典調の重厚な表紙に金文字をあしらった表紙になると聞かされていたのに、いざ出来上がってきた表紙を見て、開いた口がふさがらなかった。なんと安っぽい表紙であることか、と。帯には、有名人の紹介文が入ると聞いていたのに、それも果たされなかった。

版元はやる気がないのか。そう思って、担当編集者やその上司の人に不満をぶつけた。すると、決して本を刷りっぱなしにするつもりはない、との答えだった。しかし、現状は、お金をかけたプロモーションらしきものは一切なく、あわよくばメディアで紹介してもらえるのではないかという消極的構え。

そんな受け身の姿勢のところに、降って湧いたようなテレビ紹介の話。今考えれば、出来すぎた話だったのだ。当ブログの珍ニュース記事にもよくあるように、出来すぎた話は期待はずれな結果になることが多い。まあ、「なるトモ!」で紹介してもらえなかったからといって、こちらに何らかの損害が生じたわけでもない(版元では、「なるトモで紹介されました」のPR文を刷り込んだ注文用紙をすでに作成していて、書店に配布しようとしていときに断りの電話があったらしいので、あえて言えばそれが“損害”か)。

まあ、こんな話を当ブログに書くことはないと思っていたが、「なるトモ!」は打ち切りになったし、担当編集者は別の出版社に移籍してしまったし、これまで奥歯に物の挟まった言い方しかできなかったのが歯がゆいのもあるし・・・。

ともあれ、本が出てから2か月くらいは、実に浅はかで、くだらない思考回路に陥っていた。「なるトモ!」からはドタキャンを喰らったものの、もしかしたら別のテレビ番組で紹介してもらえる話が来るのではないか。だからなるべくテレビの悪口は言わないようにしていよう、と。もっと突っ込んで言えば、内心はテレビというメディアに相当な不信感と軽蔑に近い思いすら抱いているのに、テレビで著書を紹介してもらえたらそんな幸せなことはない、という節操のない自己矛盾。

まあ、私は気が短いので、本が出てわずか3か月後には次のような記事を書いて、某テレビ局の番組作りを揶揄ってみたりした。



この記事には、ものの見事にntv社内から多数のアクセスがあったことを付け加えておこう。

そういえば、「なんでも評点」が“アボセンス”(Google Adsense広告の配信停止)を喰らったのは、上の記事とかでテレビ局を怒らせたせいではないかとコメントした人もいたが、Googleと日本のテレビ局は互いに別の次元にいるので交信できないはずだ。そもそもテレビ局関係者のネットリテラシーの低さは近頃何かと話題になっている(参考記事:大手テレビや新聞関係者 ネットリテラシーの低さ次々露呈 by J-CASTニュース)

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