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【社会】

「母が帰ったら本当の春」 曽我さんが署名活動

2009年4月19日 17時13分

 北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(49)が19日、地元の新潟県佐渡市の真野公園で、行方が分からない母ミヨシさん=失跡当時(46)=ら被害者の早期救出を願い、署名活動をした。

 公園では「桜まつり」が開催中。曽我さんは「桜も咲き暖かくなってきたが、わたしにとっては母が佐渡に帰り、一緒に暮らせるようになったときが本当の春だと思う」とミヨシさんへの思いを語った。

 曽我さんは支援者ら約10人とともにテントと机を並べ、約2000本の桜を見に来た観光客らに署名を呼び掛けた。近くの土産物店で働く夫ジェンキンスさん(69)も応援に駆け付けた。

 署名した三重県四日市市の無職市川敏彦さん(65)は「曽我さんを気の毒に思う。日本政府は北朝鮮にもっと厳しく対応するべきだ」と話した。

(共同)
 

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