自民党町村派の代表世話人、中川秀直元幹事長が13日、同派が東京都内のホテルで開いた政治資金パーティーを欠席した。同派では今年2月、町村信孝前官房長官が会長に復帰。事実上の「降格」となった中川氏は週1回の総会に出席せず、派閥とは絶縁状態にある。
新体制最初のパーティーに幹部が姿を見せない異常事態。安倍晋三元首相が「町村会長の下に団結し、党内最大グループとして力強く麻生政権を支えていきたい」と呼びかけたが、中川氏に近い議員からは「このままでは派閥離脱に追い込まれかねない」と懸念する声も漏れた。【近藤大介】
毎日新聞 2009年4月13日 22時54分