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韓国の中小企業、対日輸出が好調(下)

◆日本人の特性を知れば金が見える

 日本の法制度や日本人の特性をしっかり理解して成功するケースも続々と現われている。

 生ゴミ処理機メーカーのルフェンリは、日本の法制度をうまく利用した。現在日本の「食品リサイクル法」では、一定以上の面積を持つ事業場から出る生ゴミを減らすよう義務づけている。一般家庭に対しても生ゴミを減らす方向へと制度が変わりつつある。ルフェンリはこのような市場の特性を利用し、2007年から日本に本格的に進出した。まずは日本のホームショッピングを通じて名前を知ってもらい、ディノス、ジャスコ、ロフト、三越デパートなど、日本の大手流通網でも商品の販売を開始した。

 とりわけ日本の閉鎖的な流通構造のため、中小企業はQVCなど日本のホームショッピングを輸出販路開拓に利用している。

 今月から鍋などの台所商品で日本のQVC放送に登場するテフロン。キム・チュンギ理事は「大手企業ならテレビ広告などにマーケティング費用を投じることができるが、中小企業はまずブランドを知ってもらう必要がある。そのためには全国ネットで放送されるホームショッピングに頼るしかない」と語る。

 日本のホームショッピングに進出する企業は、これまで韓国のホームショッピングで大成功を収めた商品を主に販売している。とりわけウォン安が本格化した昨年10月以降は、日本のホームショッピング業界から多くのバイヤーが韓国を訪れている。GSホームショッピングと取引を行っている企業のうち、最近8社が海外のホームショッピング開拓に成功した。

キム・ヒョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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