東名高速の大型トラックタイヤ脱落事故で、「京阪産業」営業所の家宅捜索を終え、押収物を運び出す静岡県警の捜査員=12日午後2時34分、静岡県富士市 トラック整備不良の疑い 捜索で資料押収、過積載も静岡県牧之原市の東名高速道路で大型トラックのタイヤが脱落、観光バスを直撃し運転手が死亡した事故で、県警は12日、自動車運転過失致死容疑でトラックの男性運転手(37)が勤務する廃棄物処理会社「京阪産業」(静岡市)の営業所(同県富士市)など2カ所を家宅捜索、整備関連の書類や業務日誌など約150点を押収した。 外れたタイヤのボルト8本すべてが破断、うち2本は断面がさびていた。2本は事故のかなり前に折れた可能性が高く、県警高速隊は整備不良の疑いが強いとみて調べている。またトラックの最大積載量は11トンで、過積載だった疑いも出ている。 同社の男性専務(60)は「整備は運転手に口頭で注意するだけだった」としており、高速隊は、整備は運転手任せだったとみて資料などを分析している。また積み荷の重量も運転手任せで会社側は厳しく管理しておらず、高速隊は積まれていた廃プラスチックなどの重さを量り調べている。
【共同通信】
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