2009年4月19日0時51分
麻生首相は18日夜、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会を招いて開いた迎賓館(東京都港区)での晩餐(ばんさん)会のあいさつで「元々この建物は、戦争でロシアに勝った直後の1909年に建てられた」と述べた。評価委にはロシア出身の委員が1人おり、晩餐会にも出席していた。
あいさつは英語。麻生首相は晩餐会場を選んだ理由として、迎賓館の建物が「ちょうど100年前」に建てられたことを説明。その中で、1905年に終わった日露戦争に触れた。発言を知った東京五輪招致委員会の幹部は「ヨーロッパでは戦争もジョークになることがあるようだが、首相が冗談のつもりだったかはわからない」と話した。