気付けば久々の更新です（笑）まぁそんなに話題もなかったように思いますが。
今回は出会いサイトについて綴ります。出会いサイトを運営する大手は多くなく、数社に絞られるようですが、船橋にある大手インセンス会長が逮捕されたのは記憶に新しいところです。
周知のように2007年11月28日、千葉県警はアダルトサイトの利用料名目で現金をだまし取った詐欺容疑で、インターネットアダルトサイト運営会社の役員落合正行容疑者ら男女6人が再逮捕されました。「ツークリック詐欺」と呼ばれる、Web画面上で２クリックしただけで登録したように見せ掛けるもの。約3400人から3億円以上をだまし取ったとみて捜査中です。 落合容疑者らは他人に譲渡する目的で銀行口座を開設し預金通帳をだまし取ったとして、既に詐欺容疑で10月に千葉県警に逮捕されていた中での再逮捕でした。新たにインセンス系列の経理業務受諾会社であるプラクティスの社長も逮捕されました。いくつかのサイトでも語られていますが、情報がバラバラであり、正確でなかったりなので、その後インセンスはどうなったのかをレポートしてみたいと思います。既に関連会社を退職している人物に取材した内容です。
【所在地】
千葉県船橋市本町2-2-7 サンテックビ ル（ここに全ての会社が集結しています）
千葉県船橋市本町3-2-2丸善ビル（インセンスのプログラマーやシステム業務）
千葉県船橋市本町7-10-2 ユニマットガーデンスクエアー（MyWork船橋支社）
マイワーク http://www.mywork.ne.jp/
レバレンス http://www.reveren.co.jp/
イーウェッジ（閉鎖） http://e-staff.org/
インセンス（閉鎖） http://insence.org/
・出会いサイトのシステムを開発し、数多の出会いサイトを運営していたのが【インセンス】
・それら出会いサイトの広告代理店を一手に担っていたのが【レバレンス営業部（旧名アクシブ）】
・本当はインセンスのバイトなのにダミー会社名でサクラバイトを募集していたのが【マイワーク】
・インセンス関連会社の経理業務を担っていたのが【プラクティス】
・出会いサイトをプログラミングしていたのが【インセンスシステム開発部】
・出会いサイトのドメイン取得やIP設定とサーバー設置をしていたのが【インセンスネットワーク管理部】
・出会いサイトをデザインして作成していたのが【インセンスモバイルメディア管理部】
・出会いサイトシステムをフランチャイズで販売していたのが【レバレンス営業部】
・フランチャイズサイト運営に使い方を研修していたのが【イーウェッジ】
・サクラバイトを管理画面を通して管理し、教育していたのが【イーウェッジ】
2007年12月21日現在も変わらず同じ場所で運営されていますが、インセンスの運営する出会いサイトは落合会長逮捕から数日後に全サイト閉鎖され、サクラバイトは全員解雇通知されました。インセンスそのものはまだ会社として存続していますが、2月末頃を以って解散となります。インセンスに限らず、所謂インセンスグループは年内で解散が決定しています。各社別法人ですが、出会いサイトで食べていることには変わりなく、インセンスという名前がついてまわる運営は事実上支障をきたすという判断です。
11月中旬から12月初旬にかけて各会社の社員とバイトに通知され、多くのスタッフは年末を待たずに退職しました。正社員と契約社員は社会保険に加入し、雇用保険もあるので会社都合での退職となり、1週間の待機期間を経て失業手当を受け取ることができます。
労働環境は労働基準法に違反しています。サクラバイトや、社員になる前の試用期間はバイト期間が２ヶ月あり、年齢に関係なく時給900円です。バイトは残業代が支払われますが、25％割増はなく何時間残業しても900円のままです。30分単位なので29分にタイムカードを押しても1円も貰えません。正社員になれるのは4月と10月だけなので、まずバイトから契約社員になりますが、残業代は一切つかなくなるので時給換算すると結局900円程度。レバレンスでは定時は9:00〜18:00ですが、クライアントに請求書を発行する期間があり、女性でも1週間は23:30〜24:30頃にならないと会社を出れません。終電に間に合うように帰りますが、船橋に住んでいる徒歩や自転車で通う人は遅くまで残ります。
インセンスとイーウェッジは、システムやプログラミングをしているので拘束時間は長いです。出会いサイトを運営するシステムそのものを販売しているので、そのクライアントからシステム障害ということで24時間電話が入ります。個人は携帯かPHSを持たされ、夜中２時、３時でも休日でも平気で電話がかかります。24時間365日拘束されながら、労働対価は貰っていません。それに対して「おかしい」「こんなのイヤだ」と言う人もいない真面目な人たちです。
上記のことを船橋労働基準監督署長宛に詳細に記して「改善指導」を依頼したようですが、完全無視されてしまったそうです。多くの人が語られているように、警察や労働基準監督署とも利権があったと想像してしまいます。今回逮捕されるに至りましたが、利権に絡んでいないところの警察によるものだったのか、上からのお達しで切り捨てたからでしょうか。
多くの出会いサイトがあり、それを運営している会社も多くあります。１つの会社で１サイトの運営ということはまずないので、軌道にのればサイトが増えていきます。出会いサイトシステムは多くなく、ほんの数社でシェアを分担しています。その中でインセンスが開発したシステムは、実際にサイト運営している中で、細かい部分を改良していった結果完成されたものであり、他とは使い勝手が異なり優秀であることから、運営したいと思っているクライアントにしてみると導入したいシステムのようです。
後払ができることや、出会いサイトを利用したことがあるメルアドを業者から購入し、それをインポートできることが最大の魅力とのことです。普通はサイトに登録した人からのメルアドしか入手できませんが、大量に手に入れたメルアドをインポートして、何十万通を一斉に送信できるそうで、他のシステムは一切これができないようです。
しかし、現在使われていないメルアドも大量にあるので、送信できずにシステムに障害をきたすこともあり、手作業で削除しているアナログ部分もあります。インポートはあくまでも１つの機能であって、自社サイトの会員メルアドをまとめる際に使用するものとし、業者から手に入れたものをインポートする為ではないとアナウンスはしていますが、業界ではこれが先行して人気があるようです。
マイワークはWebと紙媒体で求人を扱っていますが、一般会社も半分程度は扱っていました。あとの半分はインセンスが運営する出会いサイトのサクラバイトの募集や、関連会社の総務・経理・営業管理・システム開発・ネットワーク管理・サイトデザインを募集していました。
募集する際にはインセンスという会社名では決して掲載せず、株式会社や有限会社という名称がつかない架空会社名で掲載していました。会社所在地は全て船橋ですが、微妙に何丁目・何番地という部分が違っているだけです。ビル名は決して掲載しません。船橋市本町2-2-7 サンテックビ ルだったら、船橋市本町2-2までの掲載です。
架空会社名に使われるものでは、フロムマインド、デジタルソリューション、スカイウェブ、R&Gエンタープライス、メディアリンク、トップコミニュケーション、アットフューチャー、アドネットシステム、トラストネットワークなどがありました。
面接はサンテックビル６Ｆにある会議室。合同面接という形でこの部屋で面接をします。ここはサンテックビル全体で使用する共同会議室です。サンテックビルの全てがインセンスグループではなく、１Ｆはジーンズメイトですし、６Ｆの国際コミュニケーションセンターというのも名前からするとインセンスと思われますが、全く別会社で普通の仕事です。他にも関係ない会社がいくつか入っています。
最初からサクラバイトと求人媒体から読み取ってくる人もいますし、何も知らずにくる無知な学生や主婦も多くいました。酷いのは面接時に触りだけ本当のことを言うこともあれば、働く当日の朝に言われることもあります。真実を知らされて怒って帰る人、しぶしぶ働く人、割り切って働く人、いろいろいます。
ですが、多くの人が思うような酷い人はいなくて「普通の人」が殆どのようです。むしろ他の会社よりしっかりしたマナーの持ち主が多いような印象を受けたそうです。システム関連はオタクっぽい人ばかりかという印象ですが、まともで穏やかな常識人で、営業も朝礼などで大声で社訓を読み上げるようなことは一切なく、ゆったりしています。数名は茶髪でロン毛もいますが、多くの人はどこから見てもサラリーマン。
ベンチャー企業なのでどの会社も若く、全員が20代と30代です。インセンスには弁護士が常駐しています。マイワークは今後普通の会社を扱う求人会社として存続するようです。
レバレンスは広告代理店なので、あらゆる雑誌に出会いサイトの広告を掲載しています。インセンスからも多くの受注がありましたが、それ以外の出会いサイトを運営する会社からの依頼があり、広告代理店として独立している会社です。なので、この部門だけで独立し、来年から別会社として運営するらしいです。
また「恋探（こいたん）」という完全無料サイトを運営しています。インセンスのサクラバイトがいなくなった今は、完全に広告バナー収入だけのサイトになったので出会いがあるかもしれません。しかしそこに登録するのは本物もいるでしょうが、殆どは他の出会いサイトのサクラが登録し、何度かやりとりした後で自分のところに登録させるという手口です。サクラは1対1でやりとりすることもありますが、殆どは1対何万通という「同報メール」という機能を使い、同じメール内容を一度に何万通、何十万通送信するのが普通です。なのでやりとりが微妙に噛み合いません。
サイトで使用される女性の画像は、勿論加工したもので版権が発生していたり、そういう画像を作る専門部署から回ってくるものです。
レバレンスが営業窓口になり、インセンスとイーウェッジも一体となり、出会いサイトのシステムをフランチャイズ販売しています。600万程度で販売し、毎月ロイヤリティが別途入るそうです。ロイヤリティだけで会社が運営できるくらいの額だそうです。なので、この部門だけ別会社として別の場所で来年から営業が予定されているみたいです。ちなみに１サイトがどのくらい稼いでいるかというと、１ヶ月で1億5千万円程度とのこと。それが数十社あり、ロイヤリティが何％かまでは知りませんが、10％としても×販売数とすると凄い金額です。
各社間、出入りが自由にできるそうなので、全部一緒の会社な感覚とのことです。
インセンスの会長と、関連会社の社長などが逮捕され、出会いサイトがなくなるものではなく、ユビキタス銀河や新宿ソフトなどの大手の他にも、目立たずにやっている会社はいくらでもあり、決して無くならない出会いサイトです。求人サイトや紙媒体で堂々とそれとわかるように掲載していても、何の規制もお咎めもありません。見せしめの為だけに毎年１社、大きなところの社長を逮捕している警察ですが、本気で出会いサイト運営会社を取り締まる気はないのでしょう。どんなに被害者からの声が寄せられても、恐喝督促が行われても、未成年が被害にあう入口だとしても、所詮は警察と繋がっている「利権」が存在しているように思います。
それだけではなく風俗関連同様、このようなものを放置することで日本人を堕落させようとしている意図も感じられます。そもそも政治家も官僚も警察も役所の人たちも教師も、風俗に通いますし、出会いサイトを利用していますし、盗撮も痴漢もしていますから。
ちなみに出会いシステムを導入し、出会いサイトを運営している会社の会員情報やメール内容、売上管理も全て見れ、１日に登録される会員数、女性はどのサイトでも０人〜１人、多くても２人です。サイトに女性登録数何人と記載されているのを信じている男性諸君、サクラじゃない女性は本当に少ないんですよ！ そして登録したところで新宿ソフトのように恐喝督促メールや電話がくる会社は皆無で、利用したとしても支払わなくて何の問題もないようです。なぜなら支払わない人が50％もいるようなので、半分の人から回収できればいいという感覚で、それでも十分儲かるシステムとのこと。
12月25日、逮捕され留置されていた役員たちが全員出所しました。会社に出社したり電話連絡することは禁止されているようです。
その後・・
錦糸町で新しく会社を作ってやっているみたいですね。会社名はSGC？ インセンスのいくつかの部署を集めて会社にしました。ネットワーク管理、システム開発、モバイルメディア管理、営業。実際に出会いシステムを作っていたのはこの人たちです。インセンスが閉鎖されたといってもサクラを使っての自社サイト運営を止めたというだけであって、システムを作って販売するという商売を続けていくだけで儲かるのです。インセンス時代から実際に運営していたのはイーウェッジという会社のFUKUOKA社長と聞いています。その社長が独立して錦糸町に会社を作ったという流れです。彼に資金提供したのが、インセンスと取引関係にあった会社、つまり「出会いサイト」をインセンスが受注して数サイトを作っていた関係のです。資金提供した人物とは「SOMEYA」氏。１サイトで月1億から2億の売上があると聞いていますので、かなり儲けている会社です。SGCのSというのはたぶん会長の名前だと思います。いくつか違う名前の会社で出会いサイトを運営していて、グループのトップにいるようです。その彼が新会社の株主になって社長のFUKUOKA氏を全面的にバックアップしながら運営しているのが錦糸町の会社です。何をしているかというと、出会いサイトを運営したいと思っている人に、出会いサイトを作って、操作方法を教えて、ロイヤリティを毎月徴収し、軌道に乗ったら２サイト目、３サイト目と増殖していくようです。そのような会社が何社もあるみたいなので、出会いサイトは増殖し続け、これまで同様被害者は減らずに増えるのみ。
今回は出会いサイトについて綴ります。出会いサイトを運営する大手は多くなく、数社に絞られるようですが、船橋にある大手インセンス会長が逮捕されたのは記憶に新しいところです。
周知のように2007年11月28日、千葉県警はアダルトサイトの利用料名目で現金をだまし取った詐欺容疑で、インターネットアダルトサイト運営会社の役員落合正行容疑者ら男女6人が再逮捕されました。「ツークリック詐欺」と呼ばれる、Web画面上で２クリックしただけで登録したように見せ掛けるもの。約3400人から3億円以上をだまし取ったとみて捜査中です。 落合容疑者らは他人に譲渡する目的で銀行口座を開設し預金通帳をだまし取ったとして、既に詐欺容疑で10月に千葉県警に逮捕されていた中での再逮捕でした。新たにインセンス系列の経理業務受諾会社であるプラクティスの社長も逮捕されました。いくつかのサイトでも語られていますが、情報がバラバラであり、正確でなかったりなので、その後インセンスはどうなったのかをレポートしてみたいと思います。既に関連会社を退職している人物に取材した内容です。
【所在地】
千葉県船橋市本町2-2-7 サンテックビ ル（ここに全ての会社が集結しています）
千葉県船橋市本町3-2-2丸善ビル（インセンスのプログラマーやシステム業務）
千葉県船橋市本町7-10-2 ユニマットガーデンスクエアー（MyWork船橋支社）
マイワーク http://www.mywork.ne.jp/
レバレンス http://www.reveren.co.jp/
イーウェッジ（閉鎖） http://e-staff.org/
インセンス（閉鎖） http://insence.org/
・出会いサイトのシステムを開発し、数多の出会いサイトを運営していたのが【インセンス】
・それら出会いサイトの広告代理店を一手に担っていたのが【レバレンス営業部（旧名アクシブ）】
・本当はインセンスのバイトなのにダミー会社名でサクラバイトを募集していたのが【マイワーク】
・インセンス関連会社の経理業務を担っていたのが【プラクティス】
・出会いサイトをプログラミングしていたのが【インセンスシステム開発部】
・出会いサイトのドメイン取得やIP設定とサーバー設置をしていたのが【インセンスネットワーク管理部】
・出会いサイトをデザインして作成していたのが【インセンスモバイルメディア管理部】
・出会いサイトシステムをフランチャイズで販売していたのが【レバレンス営業部】
・フランチャイズサイト運営に使い方を研修していたのが【イーウェッジ】
・サクラバイトを管理画面を通して管理し、教育していたのが【イーウェッジ】
2007年12月21日現在も変わらず同じ場所で運営されていますが、インセンスの運営する出会いサイトは落合会長逮捕から数日後に全サイト閉鎖され、サクラバイトは全員解雇通知されました。インセンスそのものはまだ会社として存続していますが、2月末頃を以って解散となります。インセンスに限らず、所謂インセンスグループは年内で解散が決定しています。各社別法人ですが、出会いサイトで食べていることには変わりなく、インセンスという名前がついてまわる運営は事実上支障をきたすという判断です。
11月中旬から12月初旬にかけて各会社の社員とバイトに通知され、多くのスタッフは年末を待たずに退職しました。正社員と契約社員は社会保険に加入し、雇用保険もあるので会社都合での退職となり、1週間の待機期間を経て失業手当を受け取ることができます。
労働環境は労働基準法に違反しています。サクラバイトや、社員になる前の試用期間はバイト期間が２ヶ月あり、年齢に関係なく時給900円です。バイトは残業代が支払われますが、25％割増はなく何時間残業しても900円のままです。30分単位なので29分にタイムカードを押しても1円も貰えません。正社員になれるのは4月と10月だけなので、まずバイトから契約社員になりますが、残業代は一切つかなくなるので時給換算すると結局900円程度。レバレンスでは定時は9:00〜18:00ですが、クライアントに請求書を発行する期間があり、女性でも1週間は23:30〜24:30頃にならないと会社を出れません。終電に間に合うように帰りますが、船橋に住んでいる徒歩や自転車で通う人は遅くまで残ります。
インセンスとイーウェッジは、システムやプログラミングをしているので拘束時間は長いです。出会いサイトを運営するシステムそのものを販売しているので、そのクライアントからシステム障害ということで24時間電話が入ります。個人は携帯かPHSを持たされ、夜中２時、３時でも休日でも平気で電話がかかります。24時間365日拘束されながら、労働対価は貰っていません。それに対して「おかしい」「こんなのイヤだ」と言う人もいない真面目な人たちです。
上記のことを船橋労働基準監督署長宛に詳細に記して「改善指導」を依頼したようですが、完全無視されてしまったそうです。多くの人が語られているように、警察や労働基準監督署とも利権があったと想像してしまいます。今回逮捕されるに至りましたが、利権に絡んでいないところの警察によるものだったのか、上からのお達しで切り捨てたからでしょうか。
多くの出会いサイトがあり、それを運営している会社も多くあります。１つの会社で１サイトの運営ということはまずないので、軌道にのればサイトが増えていきます。出会いサイトシステムは多くなく、ほんの数社でシェアを分担しています。その中でインセンスが開発したシステムは、実際にサイト運営している中で、細かい部分を改良していった結果完成されたものであり、他とは使い勝手が異なり優秀であることから、運営したいと思っているクライアントにしてみると導入したいシステムのようです。
後払ができることや、出会いサイトを利用したことがあるメルアドを業者から購入し、それをインポートできることが最大の魅力とのことです。普通はサイトに登録した人からのメルアドしか入手できませんが、大量に手に入れたメルアドをインポートして、何十万通を一斉に送信できるそうで、他のシステムは一切これができないようです。
しかし、現在使われていないメルアドも大量にあるので、送信できずにシステムに障害をきたすこともあり、手作業で削除しているアナログ部分もあります。インポートはあくまでも１つの機能であって、自社サイトの会員メルアドをまとめる際に使用するものとし、業者から手に入れたものをインポートする為ではないとアナウンスはしていますが、業界ではこれが先行して人気があるようです。
マイワークはWebと紙媒体で求人を扱っていますが、一般会社も半分程度は扱っていました。あとの半分はインセンスが運営する出会いサイトのサクラバイトの募集や、関連会社の総務・経理・営業管理・システム開発・ネットワーク管理・サイトデザインを募集していました。
募集する際にはインセンスという会社名では決して掲載せず、株式会社や有限会社という名称がつかない架空会社名で掲載していました。会社所在地は全て船橋ですが、微妙に何丁目・何番地という部分が違っているだけです。ビル名は決して掲載しません。船橋市本町2-2-7 サンテックビ ルだったら、船橋市本町2-2までの掲載です。
架空会社名に使われるものでは、フロムマインド、デジタルソリューション、スカイウェブ、R&Gエンタープライス、メディアリンク、トップコミニュケーション、アットフューチャー、アドネットシステム、トラストネットワークなどがありました。
面接はサンテックビル６Ｆにある会議室。合同面接という形でこの部屋で面接をします。ここはサンテックビル全体で使用する共同会議室です。サンテックビルの全てがインセンスグループではなく、１Ｆはジーンズメイトですし、６Ｆの国際コミュニケーションセンターというのも名前からするとインセンスと思われますが、全く別会社で普通の仕事です。他にも関係ない会社がいくつか入っています。
最初からサクラバイトと求人媒体から読み取ってくる人もいますし、何も知らずにくる無知な学生や主婦も多くいました。酷いのは面接時に触りだけ本当のことを言うこともあれば、働く当日の朝に言われることもあります。真実を知らされて怒って帰る人、しぶしぶ働く人、割り切って働く人、いろいろいます。
ですが、多くの人が思うような酷い人はいなくて「普通の人」が殆どのようです。むしろ他の会社よりしっかりしたマナーの持ち主が多いような印象を受けたそうです。システム関連はオタクっぽい人ばかりかという印象ですが、まともで穏やかな常識人で、営業も朝礼などで大声で社訓を読み上げるようなことは一切なく、ゆったりしています。数名は茶髪でロン毛もいますが、多くの人はどこから見てもサラリーマン。
ベンチャー企業なのでどの会社も若く、全員が20代と30代です。インセンスには弁護士が常駐しています。マイワークは今後普通の会社を扱う求人会社として存続するようです。
レバレンスは広告代理店なので、あらゆる雑誌に出会いサイトの広告を掲載しています。インセンスからも多くの受注がありましたが、それ以外の出会いサイトを運営する会社からの依頼があり、広告代理店として独立している会社です。なので、この部門だけで独立し、来年から別会社として運営するらしいです。
また「恋探（こいたん）」という完全無料サイトを運営しています。インセンスのサクラバイトがいなくなった今は、完全に広告バナー収入だけのサイトになったので出会いがあるかもしれません。しかしそこに登録するのは本物もいるでしょうが、殆どは他の出会いサイトのサクラが登録し、何度かやりとりした後で自分のところに登録させるという手口です。サクラは1対1でやりとりすることもありますが、殆どは1対何万通という「同報メール」という機能を使い、同じメール内容を一度に何万通、何十万通送信するのが普通です。なのでやりとりが微妙に噛み合いません。
サイトで使用される女性の画像は、勿論加工したもので版権が発生していたり、そういう画像を作る専門部署から回ってくるものです。
レバレンスが営業窓口になり、インセンスとイーウェッジも一体となり、出会いサイトのシステムをフランチャイズ販売しています。600万程度で販売し、毎月ロイヤリティが別途入るそうです。ロイヤリティだけで会社が運営できるくらいの額だそうです。なので、この部門だけ別会社として別の場所で来年から営業が予定されているみたいです。ちなみに１サイトがどのくらい稼いでいるかというと、１ヶ月で1億5千万円程度とのこと。それが数十社あり、ロイヤリティが何％かまでは知りませんが、10％としても×販売数とすると凄い金額です。
各社間、出入りが自由にできるそうなので、全部一緒の会社な感覚とのことです。
インセンスの会長と、関連会社の社長などが逮捕され、出会いサイトがなくなるものではなく、ユビキタス銀河や新宿ソフトなどの大手の他にも、目立たずにやっている会社はいくらでもあり、決して無くならない出会いサイトです。求人サイトや紙媒体で堂々とそれとわかるように掲載していても、何の規制もお咎めもありません。見せしめの為だけに毎年１社、大きなところの社長を逮捕している警察ですが、本気で出会いサイト運営会社を取り締まる気はないのでしょう。どんなに被害者からの声が寄せられても、恐喝督促が行われても、未成年が被害にあう入口だとしても、所詮は警察と繋がっている「利権」が存在しているように思います。
それだけではなく風俗関連同様、このようなものを放置することで日本人を堕落させようとしている意図も感じられます。そもそも政治家も官僚も警察も役所の人たちも教師も、風俗に通いますし、出会いサイトを利用していますし、盗撮も痴漢もしていますから。
ちなみに出会いシステムを導入し、出会いサイトを運営している会社の会員情報やメール内容、売上管理も全て見れ、１日に登録される会員数、女性はどのサイトでも０人〜１人、多くても２人です。サイトに女性登録数何人と記載されているのを信じている男性諸君、サクラじゃない女性は本当に少ないんですよ！ そして登録したところで新宿ソフトのように恐喝督促メールや電話がくる会社は皆無で、利用したとしても支払わなくて何の問題もないようです。なぜなら支払わない人が50％もいるようなので、半分の人から回収できればいいという感覚で、それでも十分儲かるシステムとのこと。
12月25日、逮捕され留置されていた役員たちが全員出所しました。会社に出社したり電話連絡することは禁止されているようです。
その後・・
錦糸町で新しく会社を作ってやっているみたいですね。会社名はSGC？ インセンスのいくつかの部署を集めて会社にしました。ネットワーク管理、システム開発、モバイルメディア管理、営業。実際に出会いシステムを作っていたのはこの人たちです。インセンスが閉鎖されたといってもサクラを使っての自社サイト運営を止めたというだけであって、システムを作って販売するという商売を続けていくだけで儲かるのです。インセンス時代から実際に運営していたのはイーウェッジという会社のFUKUOKA社長と聞いています。その社長が独立して錦糸町に会社を作ったという流れです。彼に資金提供したのが、インセンスと取引関係にあった会社、つまり「出会いサイト」をインセンスが受注して数サイトを作っていた関係のです。資金提供した人物とは「SOMEYA」氏。１サイトで月1億から2億の売上があると聞いていますので、かなり儲けている会社です。SGCのSというのはたぶん会長の名前だと思います。いくつか違う名前の会社で出会いサイトを運営していて、グループのトップにいるようです。その彼が新会社の株主になって社長のFUKUOKA氏を全面的にバックアップしながら運営しているのが錦糸町の会社です。何をしているかというと、出会いサイトを運営したいと思っている人に、出会いサイトを作って、操作方法を教えて、ロイヤリティを毎月徴収し、軌道に乗ったら２サイト目、３サイト目と増殖していくようです。そのような会社が何社もあるみたいなので、出会いサイトは増殖し続け、これまで同様被害者は減らずに増えるのみ。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。